見出し画像

エンジョイお墓参り

6月の思い出のひとつ。


……お墓参りが楽しかったんですよねえ。

いいのかそれ、って感じなんですけど。
休日出勤した日があったので、翌週に振休を取りました。平日で、まだ梅雨入り前で、母も仕事がない日で、月命日が近かったので、じゃあお墓参り行こうか~と、ゆるっと出かけた。

車で30分ほどの行きやすい場所にあるとはいえ、土日の2日間しか休みがないと意外と毎月律儀に行くというのも難しいなと思っている今日この頃です。うん、疲れ切ってるし、大体土曜日はぐだーっとしてしまって、日曜にいろいろ用事をこなして……ってやっていると2日間があっという間。
さらに、母は土日関係なくシフト入れば仕事になるので、まあ別に一人で行ってもいいんだけど、せっかくなら二人そろって顔出そうかなって傾向なので、予定も合いにくい。


そう考えると、2ヶ月に1回くらい、母の仕事の都合に合わせて平日に休みとって、のんびりお墓参りできたらそれが理想だなあ。だけど、そうそう定期的に休みとれるかというのはその時の仕事の状況次第なので、確約できない。


お墓参り、楽しかったけど、何も特別なことはしていません。

父はコーヒー好き

母「お供えに缶コーヒー買ったわ!」

母「でもお供えしたものは置いてこられないから、あとでお母さんが飲む!」

母「だからお母さんが好きな味にしたの、カフェオレ」

私「いやお父さんブラック派じゃん!しかもアイスコーヒー飲まないじゃん!」

母「え~だって熱いのやだ、飲むのお母さんだし」


それでいいのか……?でも結局お供えは我々が頂くというのは事実だし、だったら母が好きな味でもいいのか……?でも一応お父さんへのお供えでは……?
正しいかどうかで言えばちょっと悩むけど、うちの家族らしいなあ、と思った一幕。


あともうひとつ、プレート葬でちょっと奥まった位置にうちの墓石?があるので、けっこう手を伸ばさないと届かないんですね。
母「ねえ~うちのプレート汚れてない?あの名字を掘ってる所、黒っぽくなってない?」

私「本当だね、雨風で土が入っちゃったんだろうね」

母「きれいにしたい!」

私「いや、でも、さすがに手伸ばしてもぎりぎりだし、あんな窪まった所をきれいに拭きとるなんて無理だし……」

母「木の枝とかでできない?」(枝、拾ってくるも、だめだった)

私「木の枝にハンカチひっかけてみる?」(届いたけど、ピンポイントに拭けるわけもなく、惨敗)

私「……お母さん!おそうじ用の柄の長いブラシが借りられる!これ使ってみようよ!」

チャレンジ

私・母『きれいになったー!』

など。
ドタバタしてんなあ……(笑)。平日で他にほとんど人がいなかったからよかったけど、誰かが見ていたら「やかましい親子だな…」と思ったことでしょう。


お墓参りって、どんな気持ちでするものなんだろうって、あんまり想像できてなかったけど、我が家はこういう感じなのかもしれない。
父は亡くなる前1年半くらいの間、老健だったり特養だったりにお世話になっていて、月に数回「お父さん来たよ~」みたいなノリで顔を出す日々が続いていたから、あれの延長のような気がする。

好きなもの持って行って、「食べるー?」「これいるー?」みたいな会話して、面会時間はそう長くとれないから10~15分程度で、「じゃあまた来るね」って。ああ、こうして書いてみると本当にあの頃とよく似ているんだってことがよく分かる。


今でも不思議な気持ちがする。父はこの世にいないんじゃなくて、まだどこかの病院にお世話になっているんじゃないかって、家にはいないけど、足を伸ばせば会いに行けるんじゃないかって気持ちになる。
お墓参りに何度も行くうちに、ここ(墓石)に眠ってるんだってことを感じられるようになるのかなあ……


そんなこんなだけど、もうそろそろ新盆だとか一周忌のことを考え始める時期が近づいてきています。早いな、いろいろ心が追いついて行かないな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?