河出書房新社/アントニオ・タブッキ/和田忠彦=訳『とるにたらないちいさないきちがい』話。映画的展開を意識した手法で織りなされる短編集。回想的な内容、巧妙な場面転換、緊張感ある独白。語り口は違うのに各物語に共通性が見えて面白い。この感覚は示唆的な11編目『映画』を読むことで深まる。

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