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「第2図書係補佐」又吉直樹
「人間にとって明るすぎるものとか前向きにいこうというものって、必ずしも救いにはならへんくて」
「それは”パーティに行けば楽しいじゃないか”という発想に近いんですけど、そうじゃなくて。暗い小説を読むというか、それがなかったら生きていけない人もいますからね。」
又吉直樹の「第2図書係補佐」という書評集の巻末に収録された作家・中村文則との対談とても印象に残っています。
明るく楽しく前向きに笑ってい
『蜷川実花になるまで』蜷川実花
自分をいちばん褒めてあげられるのは自分しかいないから、まずは自分を信じきって、超自身満々な気持ちを持つ。何があっても私は天才だと信じ込めるくらいの。
それと同時に、ものすごく細かいところまで、自分の嫌なところまでチェックする。誰よりも謙虚に、自分の能力をミニマムにミニマムに見ることも絶対に必要なんです。
みんながどんなにちやほやしてくれても勘違いしない、バカじゃないのと常に否定するような
となりの妖怪 其の1「まうん天狗」
いつからでしょう。
「マウンティング」という単語を耳にするようになったのは。
あまり良い意味では聞かれない。
「なんか嫌な感じ」な人のことを指して「マウンティングする人」と言ったりする。
Webで検索してみました。(広辞苑)
https://sakura-paris.org/dict/
「サルがほかのサルの尻に乗り,交尾の姿勢をとること。霊長類に見られ,雌雄に関係なく行われる。
動物社会に
『となりの現代妖怪ずかん』編さんに寄せて
妖怪、とは------、いったい、何なのでしょう。
ぬりかべ? いったんもめん? はたまた天狗や河童?
ぱっと思いつくそういった存在だけではなく。
姿かたちが見えなくても。
不思議なコト、怪しいコト・・・・
昔の人々はそれらを総じて「妖怪」と呼んでいたようです。
山に海に、人里に。
それらは、あちこちに現れて、
人間(と、呼ばれる存在)は妖怪たちと共存してきました。
科学が発達し、自然現
『愛すべき娘たち』よしながふみ
「若いうちだって 自分の間違い 認める事は 難しいことなのに
ましてや年を取ると人間はますます頑固になる
今まで築いてきた自分の立場や面子もある
それでもやっぱり自分が間違っていたと 認めることができるなんて
そういう人間は 偉い」
「分かってるのと 許せるのと 愛せるのとは みんな違うよ
それに親を好きになれなかったのは 不運なことだけど
でもそれだけの事でしょ」
『キッチン』吉本ばなな
『この世にはーーーきっと、悲しいことなんか、なんにもありはしない。なにひとつないに違いない。』
子どもの頃から読み返し過ぎて、半分くらいは暗記してるんじゃないか・・・小説。
何回目かに読み返した時に、ふと、この一文が目にとまってからは、しんどい状況になった時によくこの言葉が浮かぶようになりました。
”ほじょー(せん)文庫”
「補助線」って、そういえば、あったなあ・・・。
算数とか数学の問題を解くときに使う概念。
辞書を見ると「与えられた図形にないが、問題解決の助けとするために新たに描く直線、または円のこと」と書いてあった。
本を読む理由は人それぞれで、自分も「ただ楽しいから。面白いから。知らないことを知れるから。」そういうシンプルな動機なのですけど。
そこに書かれた言葉に救われたり、背中を押されたりすることは