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「第2図書係補佐」又吉直樹

「人間にとって明るすぎるものとか前向きにいこうというものって、必ずしも救いにはならへんくて」
「それは”パーティに行けば楽しいじゃないか”という発想に近いんですけど、そうじゃなくて。暗い小説を読むというか、それがなかったら生きていけない人もいますからね。」

又吉直樹の「第2図書係補佐」という書評集の巻末に収録された作家・中村文則との対談とても印象に残っています。

明るく楽しく前向きに笑っていられる日々は大事、だと、私も思ってはいるけれど、

それだけじゃない何かを必要とする人はいて、必要な瞬間はあって、

そうか、本というのはそれをもたらしてくれるものなんだな、と、これを読んで、すとんと腹落ちしました。







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