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あれっ? 日本人観光客がいない?! - ヨーロッパ旅行記③

航空会社
今回のヨーロッパ旅行の一番の目的は、行ったことのないベルギーとオランダに行くことと、久しぶりにドイツのデュッセルドルフに行くことでした。行きはANAでブリュッセルへの直行便が取れたのですが、帰らなければならない日にどうしても直行便が取れず、フランクフルト発の比較的時間の少なくて済む同じスターアライアンスの中国国際航空(エアチャイナ)を選びました。北京が経由地になります。紛らわしいのですが、台湾の中華航空(チャイナエアライン)ではなく、中華人民共和国の航空会社です。

日本人観光客がいない?!
今回10日間の日程の中で、現地で日本人に会ったのは1日目にブリュッセルの国際空港でブリュッセル中央駅行きののチケットの買い方を教えてあげた5人と、8日目にリューデスハイムに来ていた15人の海外ツアー組で、ほんとにまったくどこへ行っても日本人に遭遇しませんでした。日本人の沢山住んでいるデュッセルドルフでも、観光客の多いところしか行かなかったとは言え、日本人を一人も見かけなかったのは意外でした。

いくらゴールデンウィークの直後だとか超円安だからといっても、世界中から観光客のウジャウジャと集まっているところで1人の日本人にも出会わなかったのはとても不思議でした。こんな経験は初めてです。ブリュッセルで一番人の集まるグラン・プラス(広場)やおびただしい数の観光客の集まる古都ブルージュでも本当に一人の日本人も見かけなかったのです。

日本からの海外渡航者が大幅に減って、インバウンドのお客が沢山来日しているのであれば日本の貿易収支にはとてもいいことなのかもしれませんが、今回日本人がいなかった理由についてはどなたかの分析結果を待ちたいと思いますが、他の国ではどうだったんでしょうね。

日本人どころか外国人もほとんど行かないEU本部(地下鉄シューマン駅の真ん前)

北京経由にしてみたら
帰りのフライトで習近平さんの国の飛行機に乗るのはとても不安でしたが、結果オーライでした。旅行最終日の13:55にフランクフルト国際空港を出てからずうっと目の前のディスプレイで地図に描かれる飛行ルートを見ていたのですが、不思議なことに北にも南にも向かわず、ひたすら東に向かっていくのです。一瞬ひょっとしてと思ったら案の定、ロシア上空を飛ぶではありませんか。そうなんです。中国はロシアと友好関係があることをあらためて思い知った次第です。エストニアを通過してそのままロシアに入った時には感慨深いものがありました。

エストニアからロシア領域に入る

北京には翌朝の5:15に着きました。中国の飛行機なので、食事やサービスやいざという時の対応とかを心配していましたが、ロシア上空を飛べたお蔭で無駄に迂回はしていないので、北京経由とはいえ時間的に随分とアドバンテージがあってよかったと思いました。行き先によっては暫くこの航空会社も利用価値があるかもしれませんね。燃料サーチャージもANAより安かったですから。ただし、乗っている中国人の多少マナーの悪いところには目をつぶりましょう。

フランクフルトから北京までロシア上空を通った飛行ルートの全容

(写真はブリュッセルのグラン・プラスに面したレストランのテラス席)
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