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50歳からの転職は辞めた方いい理由3選

※この記事はYoutube動画の要約です。動画で見たい方は下記のURLをチェック!

今日は、50歳からの転職について考えます。
年齢を重ねることで経験は豊富になりますが、50歳からの転職にはどんな課題があるのでしょうか?50歳からの転職に関する議論はさまざまですが、新しいキャリアチャンスを模索することも可能です。


50歳からの転職の難しさ

一般的に、50歳からの転職は条件が厳しいと感じる人が多いです。
私自身も以前、会社員時代に採用活動に関与した経験がありますが、50歳以上の候補者の採用には企業にとってもリスクがあるのです。
若い世代の採用であれば、多少粗削りだったり、経験が不足していたりしたとしても、これから時間をかけて自分たちで育てていこう、と考え、採用しやすいです。一方、50歳以上の人材を採用するとなると、彼らが組織に適しているか、高い給与をもらっている場合、適切な役職で貢献できるか、などの検討が必要になるため、慎重にならざるを得ません。
ここからは、50歳からの転職が難しい理由3つを詳しく解説します。

①求人数が少ない

そもそも求人数が限られているため、条件に合う転職先を見つけるのは難しいかもしれません。少し探してみると「年収3000万円」なんてものもよく見ますが、そういった求人はほとんどが煽りではないでしょうか。一般的には年収1000万円前後の求人が主流です。
外資系企業でバリバリ働いていて実績があるような方はさらなるジャンプアップも期待できますが、これは珍しいケースですよね。一般的な年収1000万円前後の50歳以上の方が転職しようと思っても、現状より好条件の求人を見つけるのは難しいと言えます。多くの方は、現状の環境をよりよくしたいと思って転職を考えるはずですから、年収が下がってしまう転職先は選べないはずです。

②条件が厳しい

求人の数に限りがあることに加え、条件も厳しくなっています。給与が7割、8割になってしまう可能性も大いにあります。転職エージェントにも「なかなか良い条件はない」と言われる方も多いようですね。
また、仕事の内容としても厳しい条件がつく可能性があります。50歳以上の方の採用では、通常、部長やマネージャーのポジションが求められます。そのため、初めから高い数値目標を設定されることもあるのです。転職後すぐに新しい環境で成果を出すのは、いくら経験が豊富とは言え、至難の業ですよね。
給料が下がったうえで、さらに大きなプレッシャーと闘わなくてはいけないということになるかもしれません。これが、50歳からの転職をおすすめしない二つ目の理由です。

③新しい環境への適応が難しい

新しい人間関係を0から築かなくてはいけないことも、50歳以上の転職における課題です。
もしも給与が下がっても人間関係が非常に良好な職場に転職することができたら、それはそれで幸せなのかもしれません。
しかし人間関係とは、会社に入ってみないと分からないもの。万が一、給与が下がる条件を飲んだうえで、大きなプレッシャーを抱えて仕事をしながら、人間関係を0から築くこともストレスになったとしたら…?それって、転職した意味はあったのでしょうか。
転職を真剣に考えるなら、慎重な準備が必要です。

役職定年とは

最近、役職定年という言葉をよく聞きます。そもそも役職定年とは、55歳前後に、これまでついていた役職がなくなるという会社の制度です。役職がなくなるのと同時に役職手当がなくなりますので、給与ががくっと下がってしまいます。
役職定年は日本の企業文化に特有のもので、大企業が中心です。役職をなくし、新しいキャリアを探すタイミングがやってきたら、新しい道を模索することが重要です。

セカンドキャリアは転職だけではない

そして、新しい道を考えるときに、転職が唯一の選択肢であるという考えを捨ててほしいと思います。私は顧問型コンサルタントという道をおすすめしています。

顧問型コンサルタントとしてセカンドキャリアを築いていく準備を始める時には、自分が持っている能力を活かす方法を知る必要があります。
顧問の学校では、50代の方々を対象にしたセカンドキャリアとしてのプログラムが提供されています。このプログラムは、独立したい方や副業を検討している方、将来に対する不安を感じている方に適しています。自身の経験、スキル、成功体験、失敗体験を企業顧問としての新しいキャリアに変え、中小企業に支援を提供するプロセスです。
役職定年に直面した際、新たなキャリアを築く準備として、自分の経験、スキル、成功体験、失敗体験などを整理することが必要です。この作業にぴったりのワークシートがあります。

ワークシートでスキルの棚卸し

これは目標管理シートと呼ばれ、自分の経験、スキル、成功体験、失敗体験などをマンダラチャートに記入していくのです。これを通じて、自身の強みを発見できます。そして、他の人にはない、自分だけのユニークな強みを見つけ出すことができるのです。
このワークを行うことで、自分の強みが中小企業とどのようにマッチするか、を考えることが重要です。需要のない強みを持っていても意味がありません。このワークを通じて、市場価値のある強みを見つけ出すことが重要です。
また、自分の強みや可能性に気付かなかったスキルもあるかもしれません。例えば、「早起き」といった日常の習慣も、実は強みになり得ます。特に、中小企業で早朝から会議が行われる場合、早起きは非常に魅力的なスキルとなります。自身の強みや特技を見つけるのは難しいかもしれませんが、マンダラチャートを使うことでそれが可能になります。
このワークでは、問題解決能力、プロジェクトマネジメント能力、コーチング能力、人間的な魅力など、さまざまなスキルや特性を詳細に分析します。このプロセスを通じて、自信をつけることができ、自身のスキルや強みを実感できます。

最後に

企業顧問として独立することで、新しいライフスタイルを実現し、自分の強みを活かした新たなキャリアを築けます。自分で仕事を作り出し、自由な時間と場所で活動できる魅力的なライフスタイルを実現する機会です。顧問の学校のプログラムを通じて、自分自身を再発見し、新しい道を探求しましょう。これまで会社から給与を受けていた方々にとって、自分で仕事を築くという新たな視点を持つことが大切です。新たな自己発見とキャリアへの第一歩を踏み出すため、このプログラムへの参加をお勧めします。
 



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