恵比寿まさひろ

病気の後遺症で自由に歩けなくなって、仕事も辞めて、しばらく「こもりびと」になりました。…

恵比寿まさひろ

病気の後遺症で自由に歩けなくなって、仕事も辞めて、しばらく「こもりびと」になりました。 呑気なもので落ち込んでいてもおなかはへるもんです。気分を変えるため、おなかを満たすため、部屋で料理を作りはじめました。 YouTubeチャンネル「こもりびとのランチ」で動画投稿もしています。

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お部屋ランチ、はじめました。

YouTubeを見ると料理の動画ってたくさんありますよね。 「タンタンタン、シュッシュッシュッ、ジジジジ、コッコココン」それはそれはテキパキとスマートに料理をされていてとても勉強になるし、とてもおいしそうです。 ぼくも料理が好きです。病気の後遺症で足を悪くして部屋にこもりがちになってしまい、在宅ワークの気晴らしに部屋でランチを作りはじめました。 YouTubeに「こもりびとのランチ」というチャンネルで動画を投稿したりしています。  とはいっても、ほとんど調理はしないでミニ

    • トラバーチンの星、紡ぐ。

      入院して2週間ベッドで寝たきりだったことがあります。 病気の後遺症で下半身に麻ひが残っていて寝返ることもできません。まさに寝たきりでした。 寝ながら天井ばかり見ていました。 天井は石膏ボードの天井で、虫食いみたいな模様があります。 いったいぜんたいこの気持ち悪い模様は何のためにあるんだろうと思いました。今まで何百回も見てきたどこにでもある天井の模様なのに、この時初めてその模様の存在理由を考えたのです。 病院のベッドは患者を哲学者にするようです。 「上ばかり見るんじゃなくて

      • 地図が読めない、男。

        ぼくは左利きなのですが下戸です。 お酒を多く飲める人を「左利き」「左党」「上戸」などと呼び。飲めない人を「右党」や「下戸」と呼びます。 人間は普通、お酒が飲めるものだそうです。 ところがある日、お酒をはじめとするアルコールを分解する酵素を持っていない、特異体質の原人がアジア地域に生まれ、その人(人か?)を祖先に持つ人は、お酒が飲めないと聞いたことがあります。 お酒が飲めない人はアジア人に多いのだとか。 もしもあなたも下戸なら、あなたとぼくは遠い親戚なのです。 こういった

        • タキメシ、つくる。

          お部屋ランチ、今日のメニューは「タキメシ」 ヤキメシではありません。タキメシです。 中国では高級店や日本人向けの料理店以外では、それほど焼き飯(炒飯)は人気がある料理とは言えないと思います。 天津飯や中華丼と違って、焼き飯はメニューにちゃんとあるにはあるんですが。 中国でローカルの人がよく行くお店で、焼き飯を注文したことがあります。 メニューの中で読めたのが「坦坦面」と「なんちゃら炒飯」、ラーメン・チャーハンセットの感覚で、この二つを交互に指差しながら注文しました。店員が

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        お部屋ランチ、はじめました。

          ツクツクボウシ、鳴く。

          たまごと牛乳を買うために家を出ました。 いつも出かける時は二本杖で頼りなく歩いています。 駅から500歩(350mくらい)までで行くことができるお店を紹介する「500歩ランチ」の企画を実行するために、公園のベンチや駅の待合室で休憩を取りながら、リハビリをかねてできるだけ毎日歩くようにしています。 セミの鳴き声がきこえています。「ツクツクボウシ」の鳴き声です。 夏もそろそろ終わりのようです。 気温と蝉の活動期間は関係しているように思いますので大阪だけかもしれませんが、ぼく

          ツクツクボウシ、鳴く。

          チャーハン、食べたい。

          なかなか勇気のある記事です。 中学生の時、大阪で3番目に強いと評判の男の子が学年にいました。たしかに見るからに悪そうで強そう。もちろん学校指定のお店の制服も着ておられません。 なるほど、3番目に強い……うなずける評価です。 家庭の事情で転校することになりました。すると、なんとその学校にも大阪で3番目に強い男ってのがいます。 こちらも負けず劣らず悪そうな男の子で、3番目に強い……やはり、うなずける評価です。 となると、大阪で4番目に強い男ってのはいなくて、次は5番目からに

          チャーハン、食べたい。

          フレンチぜんざい、つくる。

          「ぜんざい」を「オニオングラタンスープ」に見立てて、「フレンチぜんざい」を作ってみました。 芥川龍之介はお酒が飲めませんでした。そのかわり大の甘党だったそうです。 芥川の随筆に「しるこ」という作品があります。 その中で、関東大震災で多くの「しるこ」屋が跡を絶ち、カフェだらけになったことを憂いています。 特に広小路にあった「常盤」というお店の「おきな」がお気に入りだったようです。 さぞかし美味しかったんでしょうね。 芥川は帝国ホテルや精養軒のマネージャーに西洋人に「しるこ

          フレンチぜんざい、つくる。

          ナポリ炊ン、つくる。

          ミニクッカーで作るお部屋ランチ。 今日のメニューは「ナポリ炊ン」 気がついたら、スパゲティと呼んでいたものが、いつのまにかパスタと呼ばれることが多くなりました。 「イタ飯ブーム」がおきたのは1980年代後半から1990年代初頭。今ならコンビニでも売っているティラミスを行列に並ばないと食べれない時代でした。そもそも「イタ飯」がすでに死語のようです。 スパゲッティ、スパゲティー、スパゲッティー、スパゲティ。ぼくはスパゲティと呼ぶ派です。 「spaghetti」という語は、イタ

          ナポリ炊ン、つくる。