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チャーハン、食べたい。

なかなか勇気のある記事です。

中学生の時、大阪で3番目に強いと評判の男の子が学年にいました。たしかに見るからに悪そうで強そう。もちろん学校指定のお店の制服も着ておられません。
なるほど、3番目に強い……うなずける評価です。

家庭の事情で転校することになりました。すると、なんとその学校にも大阪で3番目に強い男ってのがいます。
こちらも負けず劣らず悪そうな男の子で、3番目に強い……やはり、うなずける評価です。

となると、大阪で4番目に強い男ってのはいなくて、次は5番目からになるということなのか?
いやいやそもそも1番と2番目に強い男ってのは、どこの学校にいるのでしょう。
答えられる人は誰もいません。

1番と名乗ったり、呼んだりするのは恐れ多くて3番目にしていたのかもしれません。見かけによらず謙虚な人たちだったようですね。

料理店やメニューのランキングも同じです。
こういうことは順不同でやんわりと「この店のチャーハンは僕の口に合うような合わないようなやっぱり合うような気がするな」とかなんとかオブラートに包んで、どこもかしこに角が立たないように発表するのが常套手段のはず。

ところがこの記事では見事にランキングされています。
SARAHの「大阪府のチャーハンの人気おすすめランキング」を元にしているそうです。

では、そのランキング。
第1位 総大醤(焼き飯)
第2位 フラン軒(焼きめし)
第3位 新福菜館 KiKi京橋店(やきめし)
第4位 中華そば 花京 天六店(半チャンセット)
第5位 中国料理 龍門(天津カレー炒飯)
第6位 濃厚中華そば よし田(濃厚やきめし)
第7位 十八番 本店(焼デラセット)
第8位 馬鹿坊(海老炒飯)
第9位 ラーメンニャン福(チャーハン)
第10位 中華そば ふじい(チャーハン)

ふむふむ。焼き飯、焼きめし、やきめし、炒飯、チャーハン、色々あるにはありますが、これらの店のどれも食べたことありません。
っていうか天津カレー炒飯って、ライト級とフェザー級を同じリングで闘わせていいのかよ。

大阪に住んでいる人にたずねます。
この中でどれか食べたことありますか?
このランキングは妥当な評価なんでしょうか?

でもまぁ、せっかく大阪に住んでいるのだから、どれかひとつは食べておきたいよなぁ。
狙うなら、やっぱり一番ですよね。

どれどれ、「総大醤」どこにあるのかな?

大阪市北区かぁ、うーん。
駅から400mくらい。570歩。
二本杖のぼくにはほんの少し遠い店ですなぁ……。

ここは第二位「フラン軒」で手を打ちましょう。
ちょっと前にメアリー・シェリーの小説「フランケンシュタイン」を読んだことですし。

うーん。店内写真の階段が気になるなぁ。
入口から降りてカウンターなのか、それともカウンターから二階席へ上がる階段なのか。

足に障がいがあるとなかなか面倒なんですよ。
「美味しい店ほどバリアフリーではない」
これが経験則です。

行くか行かないか、しばし考えることにします。

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