マガジンのカバー画像

歯科衛生士より、セルフケアメッセージ

54
大人の歯科メンテナンスに関わりながら、これからの子どもたち、まだお口の廟にがひどくなる前の世代に向けて発信中!育児中のパパ・ママに届いて欲しいです。
運営しているクリエイター

#私の仕事

【クライマックス離乳食〜前歯を使おう】

【クライマックス離乳食〜前歯を使おう】

離乳期の本番は、やはり「手つかみ食べ」でしょう。

この段階に来ると、
食事介助の仕方も、

「いかに、あらゆる食べ方を経験させるか?」

がメインのなります。

そのためにも、
前歯を使って
「かじる」動作は、

歯の周りにある「歯根膜」という歯のクッション的存在の機能が
食感を感じる役割をし
脳に情報を伝えて
その後の
手や口、頭や首の角度への学習を経験させることに
つながっていきます。

もっとみる
【離乳完了期、手つかみ食べチエック!】

【離乳完了期、手つかみ食べチエック!】

離乳期も終わり頃になると、
大人と
同じメニューが食べられるように
なりますね。

手つかみ食べは
続行していますか?

よく噛むことで
唾液が沢山出て
むし歯予防にもなることから

噛む習慣は体に覚え込ませたいスキルです。

そこで、
よく噛む食事を習慣にするために

離乳完了期に、手つかみ食べがどれくらい上手になったかチェックしましょう。

1、自分に合った一口の食べものの量を、かじりとること

もっとみる
【歯科衛生士の子どもがむし歯になった時の話 】

【歯科衛生士の子どもがむし歯になった時の話 】

小学生も、いよいよお楽しみどきの

3、4年生の頃、

我が子の乳歯が初めてむし歯になりました。

その理由も、はっきりしています。

「チューインガムで、風船を作りたい」願望が
MAXになった頃に、
毎日、せっせとガム噛み練習に励んだ結果、

見事
ガム風船ができるようになると同時に

見た目、さっぱり分かりにくい
歯と歯の間のむし歯ができてしまったのです。

気づいたきっかけは、
「歯が、なん

もっとみる
赤ちゃん喜ぶ、スヤスヤ眠育。

赤ちゃん喜ぶ、スヤスヤ眠育。

よく遊んでよく寝る

育児は、生活の基盤を作り上げる時期ですね
食事
睡眠
排泄
適度な運動

これらを共にする施設が
全国あちこちにあります。

今年から月に一度
赤ちゃん相談日に
うかがうチャンスをいただけた施設で
歯磨きや離乳食の食べさせ方の
ミニ講座と、
個別相談をしながら
和気藹々と
楽しく時間を過ごしています。

そんな中、
よく遊び、よく寝る
基本的な生活習慣を大事にしている
保育の

もっとみる
【そんなことしたらダメですよ!両腕押さえつけ仕上げ磨き】

【そんなことしたらダメですよ!両腕押さえつけ仕上げ磨き】

子どもの歯磨きを習う時に

「仕上げ磨きのコツ」とかで、
子どもの両腕を大人の脚の下に挟んで、動けなくして磨きましょう。

と、聞いた事がある親御さんはいらっしゃいますか?

歯磨きしてむし歯を回避したい親の気持ちと、
そんな、辛くて
我慢の時間はゴメンだと、逃げ回る子ども。

それに対して、
むし歯になってからでは遅いから
そうなる前に
押さえつけてでも
磨いてしまおうと、
子どもの手足を押さえ

もっとみる
【自分では磨くんですけどね〜2歳の歯磨き】

【自分では磨くんですけどね〜2歳の歯磨き】

「歯磨きさせてほしいのに〜、むし歯にさせたら大変」と、焦るお母さん。

自分では、歯磨きするけれど、
大人の仕上げみがきに応じてくれないお子さんに
どうすれば、歯磨きをさせてくれるでしょうか?

自分以外の人が口を触る感覚は、
例えるなら、あなたが目隠しをして、
道路標識を知らない人に横から道案内をしてもらうようなものです。

危なくて、怖い話です。

歯磨きも同じで、
自分の視界に入らない歯磨き

もっとみる
【10ヶ月になりました、
    まだ歯磨きしたことがありません
              、どうすればいいですか?】

【10ヶ月になりました、 まだ歯磨きしたことがありません 、どうすればいいですか?】

赤ちゃん相談で、歯磨きの練習のお話をすると、

「うちの子、まだ歯磨きしていないんですがどうすればいいんですか!」と

心配になったお母さんが、相談に来られます。

10ヶ月のお子さん。
上下前歯が6本生えています。

もう歯が生えているので、
今すぐにでも歯ブラシをかけたいところですが、

いかんいかん
それは、私の感覚でした。

お母さんはお子さんの
お口のお手入れは
初めてですから
やはり、

もっとみる
【歯磨きのプロが話す磨き方よりも大事なこと】

【歯磨きのプロが話す磨き方よりも大事なこと】

小さい子どもの歯磨きで大事なのは、
将来的に自分の口を管理できる子になれるかを、
練習・育てることです。

管理ができない子は
歯磨きをめんどくさかったり、気が進まないと習慣にできません。いつまでも適当で、口の中のトラブルが起きても、気にもしません。

親の管理ができる幼少期はともかく、その後自分の寿命が終わるまで、お口のお手入れは続きます。

毎日数分しか関わらない歯磨きの時間は「当たり前」に継

もっとみる

【おうちでできる、小学生むし歯対策〜中・高学年編】

むし歯になって歯に穴が空いてしまったら、治療するしかないむし歯。

歯に穴が空く前は、
まず食事の仕方に気をつけるアドバイスを家族でしましょう。

わざわざ歯医者さんに行かないと、できないことはありません。

例えば、
おやつ好きのお子さんには、
甘いものを制限するよりもまず、
食事が始まったら
30分で食べ終え、
次の食事までに最低2時間は空けることを教えましょう。

しかし、間食習慣がある子に

もっとみる
【戦わなくてもできる仕上げ磨き】

【戦わなくてもできる仕上げ磨き】


子どもの歯が生えて
歯磨きを始めると
なぜか子どもと戦い始める
お父さん
お母さん

かなり
体力消耗します


人は学習する生き物です
お子さんは
今
何を学習しているでしょう?

歯磨きの方法を
どこかで聞いた時、

多くは
そのやり方に焦点が当たっています。

覚えた知識を
そのまま実行すればするほど

子どもは拒否します。

大人はやる

もっとみる
【おやつむし歯;怪文書作戦 小学校4年生の例】

【おやつむし歯;怪文書作戦 小学校4年生の例】

「なんでこんなにむし歯になっちゃうのー!?」            家族の歯磨き応援力の出番です。

季節が変わるごとに歯医者さんへせっせと連れて行くお母さん。
毎度毎度、小さなむし歯が
あちこちにできているのを
指をくわえてみているつもりじゃないけれど・・・

「どうにかこの状況を変えたい」という
歯医者さんはもうこりごりのお母さんから、お悩みです。

小学4年生の男の子。

興味あることに没頭

もっとみる
【口周り筋肉を育てる、幼児おもちゃ】

【口周り筋肉を育てる、幼児おもちゃ】

幼児期の遊びの中には
口周りの筋肉を育てるのに適した
「ふくおもちゃ」遊びを
お勧めします。


シャボン玉
風車
笛をふく
など、

いろんなシーンで遊べますが、
家にあるもので
簡単におもちゃ作りすることもできます。

子どもが夢中になって遊べるふくおもちゃの紹介です。

材料
細いストロー1本
太いストロー1本
紙粘土 適量
キラキラリボンや、セロハ

もっとみる
【ぶくぶくうがいの教え方】

【ぶくぶくうがいの教え方】

真似っこが得意な
2歳頃になったら、
「うがい」の仕方も
教えてあげましょう。 

うがいの種類は
「ガラガラうがい」と「ブクブクうがい」


「ガラガラうがい」は
喉の奥を洗って、風邪方法

「ぶくぶくうがい」は
口の中に歯磨きで浮いた食べカスや歯垢を外に
吐き出します。


どちらも細菌の量を減らすけれど
目的が違います。

大人が、ゆっくり
やり方を

もっとみる
赤ちゃんにコップの飲み方を教える方法

赤ちゃんにコップの飲み方を教える方法

赤ちゃんの水分の取り方練習方法 その1  中期になったら

水分補給はおさじを使います。喉が渇いたタイミングで良いのでおさじを使って水分を飲ませてみましょう。おさじは、離乳食を食べさせる向きとは違い、唇に対しておさじを横に当てます。

おさじの中に入った水分は、常に赤ちゃんの上唇に当たるように介助します。すると、水分を「すするような動き」を引き出すことができますので、根気よく試してみましょう。

もっとみる