映画「顔」感想文(と言っても観たのは20年くらい前です)

来月後半に観劇予定だった「大阪松竹座 薫風喜劇公演おあきと春団治~お姉ちゃんにまかしとき~」が全日程中止になってしまいました。

久しぶりに藤山直美様のお芝居を観られる!思っていたので非常に残念です。5月21日開始ならコロナ考慮せずとも良くないかい?とか思うんですけど、もう決まっちゃったみたいですからね。どうしようもない。

大阪松竹座へいくのは初めてなので本当に残念!ああ、直美様補給をしようとしていたのに、この渇き!直美様不足!

ということで、久しぶりにこの映画を振り返ろうと思います。

藤山直美映画初出演作品。ヒロインである中年女性(藤山直美)は母親と二人暮らし。引きこもりではあるが得意の洋裁を仕事としている。母が亡くなり、一人ぼっちになったヒロインは、美人で派手な妹(牧瀬里穂)に生き方を馬鹿にされ思い余って殺害。途方に暮れるヒロインを阪神大震災が襲う。被災した家から抜け出したヒロインは逃亡の旅を始めるのだった。

ミシンを踏みながら「引っ越しのサカイ」のCM曲を歌う直美様。

母親以外と交流してこなかったため敬語が話せず、人とぶつかっても「ごーめーん」とぶっきらぼうにしか言えない直美様。

流れ着いた街でスナックに勤め、客のカラオケのために全力でタンバリンを叩きまくる直美様。

もうそこにいるだけで何か笑ってしまう直美様。

朝ドラ「おちょやん」の主題歌ではありませんが、「泣き笑いのエピソード」がいっぱい詰まっています。

ラストは圧巻。まさかの展開。もうどこまでも逃げてええんやで。

私は今でもあのヒロインが逃げ続けていると信じている。


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