韓国映画 ハウスメイド 感想文


中年女性ウニは食堂の厨房係から家政婦に転職する。
家政婦として働く裕福な家庭には、自信に満ちた主人、双子を妊娠している若い妻、幼く優しい長女ナミがいた。
先輩家政婦に指導され、粛々と仕事をこなすウニ。
ある日、ウニは主人から誘惑され、あっさりひっかかってしまう。
やがて妊娠したウニはその事実が周囲にばれ、代償を払わされることになるのだが。

1960年の映画「下女」のリメイク。
主演はかつてカンヌ国際映画祭女優賞を獲得したチョン・ドヨン。
チョン・ドヨン演じるウニは「おばさん」と呼ばれる存在だが、まるでものを知らない15、6の少女のように無邪気で浅はかで愚か。
それを効果的にしているのは、チョン・ドヨンの薄化粧にあると思う。
以前、チョン・ドヨンが育てにくい子供を抱える母親を演じた「男と女」という映画を観たことがある。
韓国映画「男と女」|こみこ みこ #note #とは https://note.com/komiko2018/n/n49b7241b9212

その時も子育てに疲れ行きずりの恋に翻弄される女性の心情を薄化粧で露わにしていた。
個人的に出演作品すべてを観てみたい女優の一人である。

先月、私は「ハウスメイド」のもとになっている「下女」を観た。

韓国映画「下女」感想文|こみこ みこ #note #コンテンツ会議 https://note.com/komiko2018/n/nddd0357f0958

「下女」と比べると、舞台となる家庭の富や主人の人柄、家政婦の年齢などにかなり差があるものの、格差が生みだす悲劇という点においては根底に変わりはあまりなかったかのように思う。
「バーニング」に続きグロいの続いてちょっとしんどいなー。
お口直しといってはなんだが、久しぶりに爽やか韓国ドラマ「宮」が観たくなった。


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