型紙ニット komi

ついうっかりnoteのアカウントを作ってしまったので、編み物の覚え書きを書くことにしま…

型紙ニット komi

ついうっかりnoteのアカウントを作ってしまったので、編み物の覚え書きを書くことにしました🧶 *編物製図専科(日本手芸普及協会) *手編み凖師範(日本手芸普及協会) *毛糸編物技能検定1級(日本編物検定協会)

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最近の記事

やってみた!

昨年私が買って良かったものNo.1だった『パティさんの編み物知恵袋』を、少しずつ読み進めています。 ウェアとか靴下とか編みたいものが一段落したので、この本でやってみたかったことを実際に試してみました。 まずは〈ワンムーブSSK〉 ワンムーブとは“ひとつの動作で編める”という意味。 SSKはslip slip knitの略で、日本式でいうところの右上2目一度のことです。 パティさんはこの〈ワンムーブSSK〉を「私の大好物」と言っています。 そんなに⁉︎と思ったのですが、

    • 糸を染める

      去年自分で糸を染めて〈レモンの気持ち〉というオリジナル靴下を編んだのですが、 そのときにもう一色買っておいた染料がありました。 こちら↓ もう一足靴下を編んでみようと思っていたのです。 糸は染色用として販売されていたソックヤーン。 7号針で、2本どりのメリヤス編みにしました。 靴下を編む予定なのになぜ平面に編んだかというと、ダブルソックブランクという方法で編んでみようと思ったからです。 ダブルソックブランクとは、まず糸を2本どりで編んでから染料で染め、次にそれを解

      • 春待ち靴下②

        『毛糸だま』2024春号から編んでいた西村知子先生の〈春待ち靴下〉完成しました。 可愛いけど甘すぎない模様がとても好みです。 この模様は交差が多くて、マチもないデザインなので、私のような厚みの無い足の人に向いているかも。 編むのが楽しくてサクサク編んでいたら、かかとの途中経過写真を撮り忘れました😅 水通しして、ソックブロッカーでブロッキング。 履き口の縁編みはゴム編みではなかったので、編みながら止める伸縮性のある止め方にしました。 ディクリース・バインド・オフとい

        • 春待ち靴下①

          靴下を編み始めました。 『毛糸だま』春号(最新号です)掲載、西村知子先生の春待ち靴下。 オリジナルはカフダウン(履き口から編む)ですが、それだと最後につま先を裏メリヤスはぎにしなければならなくて、私はそれがとても苦手です。 なので、トゥアップ(つま先から編む)に変更。 この模様は上下がほとんどないので、オリジナルに似た感じに仕上がるはずです。 使っている糸はこちら↓ keitoさんのオリジナル糸〈うるり〉の山吹 『毛糸だま』掲載の指定糸ではないので、一応試し編み。

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        • 手編み靴下
          10本
        • ウェア2024
          3本
        • 某社の既製品を紐解く
          4本
        • ウェア2023
          10本
        • まきもの
          5本

        記事

          某社の既製品を紐解く④

          お気に入りの既製品セーターを再現しています。 今回が最終回です。 まずは前回からの続き、袖を仕上げます。 対の物、袖やカーディガンの前身頃、手袋や靴下などはできるだけ同じ大きさにしたいので、少しずつ交互に編み進めます。 時間がかかるような気がするけかもしれませんが、実際にかかる時間は一枚ずつ仕上げても交互編みしても合計時間は変わらないはずです。 左右を同時進行することで前身頃を右だけ2枚編んでしまうというミスを防ぐこともできます。 「右だけ2枚なんてあるかいっ!!」

          某社の既製品を紐解く④

          某社の既製品を紐解く③

          某社の既製品を再現しようとしています。 前回はパターンを起こして編み図にするところまでを書きましたので、今回は実際に編んでいきます。 編み地はすべてメリヤス編みですが、前身頃の衿ぐりにちょっとデザインがあります。 一般的には編み地の端で減目をするのですが、このセーターは端から3〜4目入ったところで〈2目一度〉で減目をしています。 この減目は1目ずつしか減らせないので、どうやればこのカーブが出せるか自分のゲージで試してみなければわかりません。 実物大のゲージ方眼を作れ

          某社の既製品を紐解く③

          某社の既製品を紐解く②

          お気に入りの既製品セーターを再現しています。 今回は、再現するためにどのようにパターンを起こしたかというお話です。 前回はセーターの各パーツを採寸して大まかな図にしました。 これを元に、自分サイズの原型に合わせて編み図の元を作ります。 こういうセーターを編む場合、前後の身頃を別々に製図するのが一般的ですが、 (こんなふうに↓) 今回のデザインは身頃のアームホールの部分に少し斜線があって、前後を別々に製図すると斜線の角度が変わって編み方が複雑になってしまうので、シンプ

          某社の既製品を紐解く②

          某社の既製品を紐解く①

          新しくセーターを編みはじめました。 長年着てヨレヨレになってしまったお気に入りのセーターを、手編みで再現してみることにしたのです。 元にするのはこれ↓ 多分6〜7年着たのでちょっと伸びてしまっています。 新製品や現行品は公開で紐解いたらまずいかもですが、製造が終了してこれだけ時間が経っていれば大丈夫でしょう。 今も販売していればもう一度購入したいくらいです。 このセーターが発売された頃、海外のニッターさんたちにこういうTシャツ型のセーターがとても流行っていて、日本の

          某社の既製品を紐解く①

          手編み靴下備忘録

          今回は、今まで編んできた靴下の備忘録です。 このnoteを始める前から編み物の記録をブログに書いていたのですが、最近広告の頻度が増えてきて、ブログの内容がとても読みづらくなりました。 広告のおかげで無料で利用できているのだから仕方がないかなと思っていましたが、あまりにも多すぎる回数と汚い画像にとうとう耐えられなくなって、今月でブログを卒業することにしました。 そこで、自分でも時々読み返す靴下の投稿をこちらにまとめておくことにしました。 “あの糸なんだったかな” “あの編

          手編み靴下備忘録

          交差模様のセーター〈連綿〉

          先月から編んでいた交差模様のセーター、完成しました。 名前は〈連綿〉にしました。 交わり重なり、途切れてもまた繰り返し連なる模様。 3年くらい前にこの模様のスワッチを編んで壁に貼っていましたが、相性の良い糸がなかなか無くて、今年やっとこの糸に出会えました。 ごしょう産業さんのLa Provenceというアルパカ100%の糸で、335g使いました。 タートルネックは一度編んだバランスがどうも気に入らなくて編み直しました。 まあまあの出来かな。 次にタートルネックを編

          交差模様のセーター〈連綿〉

          袖 編めました

          袖は模様無しのメリヤス編み。 身頃とのバランスも良さそうでホッとしました。 ミニチュアでイメージはしていても、実物大になるとなんか違うということはよくあるので。 あとは襟を残すのみ。 割り出ししたけど上手くいくかな? 編み始める前に毛糸玉に結び目がないかチェック。 タートルネックの途中で結び目が出てくると泣きたくなりますからね!

          袖 編めました

          交差模様プル進捗

          前後の身頃が完成しました。 裾のゴム編みは身頃から真っ直ぐ伸びるようにしたかったので、ゴム編みのスワッチから伸びゲージで割り出ししました。 この状態でゴム編みのゲージを取りました。 まあまあ上手くできたかな。 次は袖です。 実物大製図からゲージ用の方眼紙に製図を写して割り出ししました。 袖山は階段上に形をとり、袖下の斜線は計算で出しました。 編み図にするとこんな感じ。 左右を同時進行で編み始めました。 袖はメリヤス編みなので、増減さえ間違えなければさくさく進む、

          交差模様プル進捗

          編み物グッズ 私の実状

          今編んでいる交差模様のセーターには、模様と模様の間をわかりやすくするために目数リングをたくさん使っています。 そこで、編み物グッズについて書いてみることにしました。 世の中にはたくさんの可愛い目数リングがあります。 素敵なビーズや可愛いチャームが付いたものが商品としてとしても販売されているし、個人で作っている方もいらっしゃったり。 私もいろいろ使っていたのですが、いつの間にかコットン糸を結んだだけのリングに戻りました。 滑りの良いコットン糸を結んで輪を作ります。 こ

          編み物グッズ 私の実状

          後身頃完成

          前回からの続きです。 編み地が安定してきたので、ゲージを再確認しました。 この模様は交差が多いので、面積が広くなるほどに編み地が縮んできます。 やはりスワッチのときとはゲージが変わってきました。 この時点で新しいゲージで割り出しを微調整。 思いの外糸の消費量が多くて不安になってきたので、面積と重さから必要な糸量も確認してみました。 30gの毛糸玉が15個あるので、編める面積が推測できます。 あああ、ギリギリかも。 チキンレースの予感がします、、、 なんとか後身

          新しいセーター始めました

          とても好きな色の毛糸を見つけたので、セーターを編むことにしました。 ごしょう産業さんの〈ぷろばんす〉というアルパカ100%の糸です。 新しい糸を編み始めるときはまず試し編み。 これにしようかな。 タートルネックで袖はメリヤス編み。いいかも。 デザインを決めたら縮図で製図してみます。 このままだと数字の誤差が大きいので、実物大の製図を起こします。 着丈はお気に入りのセーターを参考に決めました。 実寸がわかったら、ゲージから割り出しして編み図を作ります。 この模

          新しいセーター始めました

          グラデーションマフラー編みました

          ウールボンボンという糸でマフラーを編みました。 グレーの濃淡のロングピッチの糸です。 買ったのは多分6〜7年前。 ドイツの糸ですが、この糸を作っていた方は体調を崩されてショップを辞めてしまわれたので、新しい糸はもう手に入りません。 550mしかないので何を編むか決められないまま毛糸棚に置きっ放しだったのですが、今月の編み物サロンで先生が紹介してくださったパターンがこの糸に合いそうだったので試してみました。 ravelyのフリーパターンです。 こちらを参考にアレンジしま

          グラデーションマフラー編みました