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井戸川射子さん『共に明るい』(講談社)の書評が、群像WEBにて公開されました
井戸川射子さん『共に明るい』(講談社)の書評が、群像WEBにて公開されました。 https://gendai.media/articles/-/120049 群像WEBには、先日の長嶋有さん『トゥデイズ』…
『本の雑誌』6月号に「柴崎友香の10冊」を書きました
発売中の『本の雑誌』6月号に、
「物語と一体化した目」と題して、柴崎友香さんの作品を10冊紹介しています。
年明けに読んだ『続きと始まり』がとんでもなく素晴らしくて、柴崎友香の10冊なんて書いてみたいなあ、と軽くつぶやいたところ、ありがたいことにご依頼をいただきました。
選んだ10冊はスタンダードだと思います。
個人的な好みから言えば、あれもこれも入れたかったのですが、柴崎作品への入口となるべ
生きる演技、死なれちゃったあとで、ひとが詩人になるとき
4/24(水)の毎日新聞夕刊文芸時評欄にて、3冊書評が掲載されております。
次の3冊をあげました。
①町屋良平『生きる演技』(河出書房新社)
②前田隆弘『死なれちゃったあとで』(中央公論新社)
③平川克美『ひとが詩人になるとき』(ミツイパブリッシング)
こんな小説を書いていたら、常人なら狂う。
かつて、大江健三郎『万延元年のフットボール』を読んだときにそう思ったのですが、それ以来でした。
この
方舟を燃やす、散歩者の言葉、あなたの迷宮のなかへ
3/27(水)の毎日新聞夕刊文芸時評欄にて、3冊書評が掲載されております。
次の3冊をあげました。
①角田光代『方舟を燃やす』(新潮社)
②新居格著・荻原魚雷編『新居格随筆集 散歩者の言葉』(虹霓社)
(3)マリ=フィリップ・ジョンシュレー/村松潔訳『あなたの迷宮のなかへ カフカへの失われた愛の手紙』(新潮社)
①を読んで、橋本治『草薙の剣』を読んだときのことを思い出しました。
時代も登場人
『文學界』4月号に書評が掲載されています
告知が遅くなりましたが、現在発売している『文學界』4月号に書評が掲載されています。
先月の毎日新聞文芸時評欄でも書いた、沼田真佑さんの『幻日/木山の話』(講談社)の書評です。
文芸時評欄の文字数では書き足りなかった、というのは事実ですし、そのように記しもしましたが、まさか『文學界』からご依頼をいただけるとは…!
『文學界』への掲載ははじめてです。
デビュー作であり、芥川賞受賞作でもある『影
『みどりいせき』、『ともしい日の記念』、『白い箱』
告知が遅くなりましたが、2/28(水)の毎日新聞夕刊文芸時評欄にて、3冊書評が掲載されました。
次の3冊をあげました。
①大田ステファニー歓人『みどりいせき』(集英社)
②片山廣子/早川茉莉編『片山廣子随筆集 ともしい日の記念』(筑摩書房)
③正岡豊『白い箱』(現代短歌社)
①は初出の『すばる』で目にしたとき、読めるかなあ、と、はじめは正直思いました。
読んでみたら、とくに季節や風景の描写がと
永瀬清子「彗星的な愛人」
港の人連載「まばたきする余白 卓上の詩とわたし」の最新回が公開されています。
12回目にしてはじめて、「荒地」以外の詩人、永瀬清子の「彗星的な愛人」をとりあげております。
永瀬清子の詩には個人的な思い出がいろいろあって、以前に「何を読んでも何かを思い出す」にも書きました。
生活者であることと芸術を志すこととは、相反しないものだとわたしは思っています。
日常や暮らしときれいにむきあうかたちで
カーブする駅のホームと銀色の車
朝日出版社WEBマガジン「あさひてらす」で連載中の、「何を読んでも何かを思い出す」、第19回目が更新されました。
タイトルは「カーブする駅のホームと銀色の車」です。
高校生のころを思い出したのは、間違いなく柴崎友香『続きと始まり』がきっかけでした。
※3/22追記
柴崎友香さんがX(旧twitter)で、紹介してくださっていました。
https://twitter.com/Shibasaki
1/31(水)毎日新聞夕刊に書評が掲載されています
1/31(水)の毎日新聞夕刊文芸時評欄にて、2ヶ月ぶりの3冊書評が掲載されております。
次の3冊をあげました。
①柴崎友香『続きと始まり』(集英社)
②沼田真佑『幻日/木山の話』(講談社)
③城水めぐみ『甘藍の芽 城水めぐみ川柳句集』(港の人)
①柴崎友香さんという作家は不思議だな、といつも思います。
ベテランの域なのに、どの作品にも新人のような新鮮さがあり、
『きょうのできごと』から、印象は
ブレイディみかこさん『私労働小説 ザ・シット・ジョブ』の書評を書きました
「週刊読書人」1月19日号に、ブレイディみかこさん『私労働小説 ザ・シット・ジョブ』(KADOKAWA)の書評を書きました。
ブレイディさんの「小説」です。
6つの作品が収録されています。
推測できると思いますが、タイトルは「私小説」と「労働小説」をかけ合わせた、ブレイディさんの造語になっています。
「お仕事小説」というどこか軽い表現に対するアンチテーゼの意味が含まれていることも、すでにブレイ
乗代雄介さん『旅する練習』帯コメント
【告知】
乗代雄介さん『旅する練習』(講談社文庫)の帯に、コメントが使用されております。
単行本刊行時にも使用されたコメントの、改訂バージョンとなります。
「泣いた」ということを、書籍の宣伝に利用することはある種の思考停止であると、別の場で申しあげたことがあります。
何言ってんだよ、これ、もろ「泣いた」コメントじゃねーか!と思う方は、たぶんたくさんいらっしゃるのではないかと思います。
そもそも
井戸川射子さん『共に明るい』(講談社)の書評が、群像WEBにて公開されました
井戸川射子さん『共に明るい』(講談社)の書評が、群像WEBにて公開されました。
https://gendai.media/articles/-/120049
群像WEBには、先日の長嶋有さん『トゥデイズ』に続けて、2回目の掲載となります。
芥川賞受賞作『この世の喜びよ』を初出時に読んで、あまりのすばらしさに、編集ご担当者さまに個人的な感想メールをお送りしました。
受賞が決まり、本当にうれしか
長嶋有さん『トゥデイズ』の書評を書きました
長嶋有さん『トゥデイズ』(講談社)の書評を書きました。
今年の春から開始した「群像WEB」への、はじめての掲載です。
長嶋作品については数えきれないほど書いているうえに、WEB書評の勝手がわからず一回書き直すなど、かなり苦心しましたが、
『トゥデイズ』本書とともに、書評も読んでいただけたらうれしいです。
また、ちょうど同時期に電子書籍化された長嶋有さん『愛のようだ』(中公文庫)の解説も書い
『本の雑誌』12月号「出版と文房具」特集に寄稿しました
発売中の『本の雑誌』12月号、
特集「出版と文房具」に寄稿しました。
タイトルは「書評とココフセン」です。
絲山秋子さん『夢も見ずに眠った。』の文庫解説を書くときに、単行本に貼った付箋の写真が、白黒ですが出てきます。
これまでのココフセン最多枚数です。
あわせてご覧くださいませ。
『神保町 本の雑誌』に寄稿しました
先月末の神保町ブックフェスティバルで先行販売され、発売前重版!もされたという、
別冊本の雑誌22『神保町 本の雑誌』に寄稿しています!
タイトルは「大人による大人のための領分」、「思い出・神保町」の章の166ページです。
こちらに、祖母の本屋と、祖母がかよっていた神保町の問屋「松島書店」について書きました。
もちろん自分のページのみならず、
変わりゆく神保町の景色をたびたび特集し、
見守り