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群像Webに『地図とその分身たち』の書評を書きました
長嶋有さんの『トゥデイズ』、
井戸川射子さんの『共に明るい』につづき、
群像Webにて3つ目の書評が公開されております。
先月の毎日新聞書評でも一冊目にとりあげた、
東辻賢治郎さん『地図とその分身たち』の書評を書きました。
新聞書評でも、この本の魅力を伝えるのには苦心したので、わたしよりもっと人文系の書き手の方に書いてもらったほうがいいのでは…とも思いましたが、せっかくのご依頼なので書いてみ
書店員の仕事はシット・ジョブなのか?
【近刊告知】
発売までは少しだけ先ですが、前もって告知しておきたいので、書くことにしました。
長くて申し訳ありませんが、こちらに関してはかいつまんででもいいので、読んでいただけるとうれしいです。
9/18取次搬入の、月曜社の不定期刊行誌『多様体』6号に原稿を書きました。
タイトルは「書店員の仕事はシット・ジョブなのか?」です。
店舗の形態も会社もさまざまですが、書店の仕事を、アルバイトも含め
地図とその分身たち、バリ山行、この世の道づれ
8/28(水)の毎日新聞夕刊文芸時評欄にて、3冊書評が掲載されました。
次の3冊をあげました。
①東辻賢治郎『地図とその分身たち』講談社
②松永K三蔵『バリ山行』講談社
③高橋順子『この世の道づれ』新書館
東辻さんのお名前を知ったのは、レベッカ・ソルニットがきっかけだったと思います。
①を読むのには、とても時間がかかりました。書かれている内容がとても広汎で、自分のもっている知識では、すぐには
スイマーズ、その猫の名前は長い、月日のおとなひ
お知らせが遅くなりましたが、
7/31(水)の毎日新聞夕刊文芸時評欄にて、3冊書評が掲載されております。
次の3冊をあげました。
①ジュリー・オオツカ『スイマーズ』(新潮社クレストブックス)
②イ・ジュへ『その猫の名前は長い』(早川書房)
③大木志門・徳田秋聲随筆集編輯部編『月日のおとなひ 徳田秋聲随筆集』(手のひらの金魚)
日系移民を描いた前作『屋根裏の仏さま』も話題となった著者の新作である
別れを告げない、若い男/もうひとりの娘、なめらかな人
すっかり投稿を忘れていました…
6/26(水)の毎日新聞夕刊文芸時評欄にて、3冊書評が掲載されております。
次の3冊をあげました。
①ハン・ガン『別れを告げない』(白水社)
②アニー・エルノー『若い男/もうひとりの娘』(早川書房)
③百瀬文『なめらかな人』(講談社)
あまりに知らなさすぎたので、「四・三事件」についても、参考文献をいくつか読みましたが、仮に出来事に詳しくなかったとしても、斎藤真
私の身体を生きる、長い読書、わからない
5/29(水)の毎日新聞夕刊文芸時評欄にて、3冊書評が掲載されております。
次の3冊をあげました。
①西加奈子他『私の身体を生きる』(文藝春秋)
②島田潤一郎『長い読書』(みすず書房)
③岸本佐知子『わからない』(白水社)
小説や詩歌でとりあげたいと思うものが3冊そろわず、今回はあえてエッセイで3冊あげてみました。
17名の「私」が自らの身体と向き合うリレーエッセーとうたわれた①について、一
白水社「エクス・リブリス」小冊子に寄稿しました
白水社「エクス・リブリス」15周年を記念した小冊子に寄稿しました。
パク・ソルメさんのインタビュー、
翻訳家である木下眞穂さん、
木原善彦さんの寄稿とともに、
大塚の文章が掲載されているという…
なんと、なんと、畏れ多い…
実物が届き手にとって見て、あらためて青ざめた次第です…
「エクス・リブリス」には、特別な思い入れがあり、
アレハンドロ・サンブラ『盆栽/木々の私生活』に関する記憶が、
そ
『本の雑誌』6月号に「柴崎友香の10冊」を書きました
発売中の『本の雑誌』6月号に、
「物語と一体化した目」と題して、柴崎友香さんの作品を10冊紹介しています。
年明けに読んだ『続きと始まり』がとんでもなく素晴らしくて、柴崎友香の10冊なんて書いてみたいなあ、と軽くつぶやいたところ、ありがたいことにご依頼をいただきました。
選んだ10冊はスタンダードだと思います。
個人的な好みから言えば、あれもこれも入れたかったのですが、柴崎作品への入口となるべ
生きる演技、死なれちゃったあとで、ひとが詩人になるとき
4/24(水)の毎日新聞夕刊文芸時評欄にて、3冊書評が掲載されております。
次の3冊をあげました。
①町屋良平『生きる演技』(河出書房新社)
②前田隆弘『死なれちゃったあとで』(中央公論新社)
③平川克美『ひとが詩人になるとき』(ミツイパブリッシング)
こんな小説を書いていたら、常人なら狂う。
かつて、大江健三郎『万延元年のフットボール』を読んだときにそう思ったのですが、それ以来でした。
この
方舟を燃やす、散歩者の言葉、あなたの迷宮のなかへ
3/27(水)の毎日新聞夕刊文芸時評欄にて、3冊書評が掲載されております。
次の3冊をあげました。
①角田光代『方舟を燃やす』(新潮社)
②新居格著・荻原魚雷編『新居格随筆集 散歩者の言葉』(虹霓社)
(3)マリ=フィリップ・ジョンシュレー/村松潔訳『あなたの迷宮のなかへ カフカへの失われた愛の手紙』(新潮社)
①を読んで、橋本治『草薙の剣』を読んだときのことを思い出しました。
時代も登場人
『文學界』4月号に書評が掲載されています
告知が遅くなりましたが、現在発売している『文學界』4月号に書評が掲載されています。
先月の毎日新聞文芸時評欄でも書いた、沼田真佑さんの『幻日/木山の話』(講談社)の書評です。
文芸時評欄の文字数では書き足りなかった、というのは事実ですし、そのように記しもしましたが、まさか『文學界』からご依頼をいただけるとは…!
『文學界』への掲載ははじめてです。
デビュー作であり、芥川賞受賞作でもある『影
みどりいせき、ともしい日の記念、白い箱
告知が遅くなりましたが、2/28(水)の毎日新聞夕刊文芸時評欄にて、3冊書評が掲載されました。
次の3冊をあげました。
①大田ステファニー歓人『みどりいせき』(集英社)
②片山廣子/早川茉莉編『片山廣子随筆集 ともしい日の記念』(筑摩書房)
③正岡豊『白い箱』(現代短歌社)
①は初出の『すばる』で目にしたとき、読めるかなあ、と、はじめは正直思いました。
読んでみたら、とくに季節や風景の描写がと
永瀬清子「彗星的な愛人」
港の人連載「まばたきする余白 卓上の詩とわたし」の最新回が公開されています。
12回目にしてはじめて、「荒地」以外の詩人、永瀬清子の「彗星的な愛人」をとりあげております。
永瀬清子の詩には個人的な思い出がいろいろあって、以前に「何を読んでも何かを思い出す」にも書きました。
生活者であることと芸術を志すこととは、相反しないものだとわたしは思っています。
日常や暮らしときれいにむきあうかたちで
カーブする駅のホームと銀色の車
朝日出版社WEBマガジン「あさひてらす」で連載中の、「何を読んでも何かを思い出す」、第19回目が更新されました。
タイトルは「カーブする駅のホームと銀色の車」です。
高校生のころを思い出したのは、間違いなく柴崎友香『続きと始まり』がきっかけでした。
※3/22追記
柴崎友香さんがX(旧twitter)で、紹介してくださっていました。
https://twitter.com/Shibasaki