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ビジュアルデザインのポイント聞いてみた

みなさまこんにちは、こまった課?プロジェクト室の藤井です。私は普段、デザイン制作会社デジタル・アド・サービスで、UXリサーチャーとして働いています。私たちは福祉の仕事に関わるうちに「障がいを楽しく知れる機会をつくりたい」と考えるようになり、社内で企画を立ち上げて「こまった課?」というゲーム・サービスを、社会福祉法人東京都手をつなぐ育成会 障害者支援施設 清瀬育成園 ひだまりの里きよせ様と一緒に開発しました

これまでの取り組みについては、下記の記事にてご紹介しています。ぜひご覧ください!

No.1 自己紹介「こまった課?プロジェクト」って?
No.2 プロジェクトスタート!ふたり期
No.3 こまった課? 社内巻き込み期
No.4 こまった課?ついに共同プロジェクトへ
No.5 こまった課、ビジュアルを公開します!
No.6 スケラッコさんにインタビュー!

今回は、こまった課?のビジュアルデザインを担当されたデジタル・アド・サービスの上山さんにお話をお伺いし、デザインのポイントを皆様にお届けします!


こまった課は、楽しそうなカラーリングが印象的ですよね。
カラー選定のポイントを教えてください!

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こまった課?は対話によって進行していくゲームなので「楽しくおしゃべりなカラーリング」をテーマにしました。スケラッコさんにカラフルで元気な色を使ってイラストを描いていただいたので、そのトーンにも合わせて、パッケージを見た人が「このゲーム楽しそうだな」と感じてもらえるようにしています。
また、こまった課?の舞台である役所は、ちょっとレトロな雰囲気なところも多い印象だったので、ビビッドだけど、レトロっぽい雰囲気にして。昔のおはじきとかサイコロが入っているような、お道具箱のような雰囲気でデザインしてみました。

イラストについて、スケラッコさんのインタビューはこちらから!


確かに、ロゴもレトロな雰囲気ですよね。
ロゴのポイントはありますか?

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そうですね。ロゴもレトロな雰囲気に合わせてあります。あと、ロゴの文字は、それぞれ6文字とも違うフォントを元にして構成しているんです。こまった課?は、様々な個性を持つ住人たちが共存している世界なので、それがロゴでも表現できるといいなと思ったので、形状が微妙に違うけれど、しっくりくるような、そんな印象を目指しました。


迷ったところや難しかったところを教えてください。

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楽しい雰囲気や様々な個性が共存している状態を表現するためにカラーをたくさん使っても、使いにくさや読みづらさを感じないようなバランスでしょうか。このプロジェクトに参加するにあたって、世の中にあるゲームのデザインを勉強したのですが、様々の人への配慮がありつつ印象的なデザインを見つけるのにはとても苦労しました。


取扱説明書もとっても可愛くて素敵だなと思うのですが、
気にされたポイントはありますか?

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普段自分が取扱説明書を全く読まない派なんですけど、ゲームはやっぱりちゃんと読まないと遊べないじゃないですか。なので、文章をちゃんと読まなくてもなんとなく理解できることを大切にしました。私みたいにものぐさな人でも、図だけ見てもらえばざっくりは遊べるように、概要と詳細に分けてレイアウトしています。


最後にこまった課?で遊んでみたい方へメッセージをお願いします!

一回遊ぶことでおもしろさが分かるゲームだと思うので、まずは一度手に取ってもらうことから始めて、だんだんといろんな方々への理解を深めるきっかけになっていただけたらなと思います。

上山さん、ありがとうございました!

現在、こまった課?はサービス化に向けて、さまざまな準備を重ねております。引き続きレポートをしていく予定ですので、これからの動きもぜひご期待ください!
こまった課?の一般発売は2021年初夏頃を予定しております。

商品やサービスに関するお問い合わせ先
株式会社デジタル・アド・サービス
代表電話03-5832-5588

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