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スケラッコさんにインタビュー!

みなさまこんにちは、こまった課?プロジェクト室の藤井です。私は普段、デザイン制作会社デジタル・アド・サービスで、UXリサーチャーとして働いています。私たちは福祉の仕事に関わるうちに「障がいを楽しく知れる機会をつくりたい」と考えるようになり、社内で企画を立ち上げて「こまった課?」というゲーム・サービスを、社会福祉法人東京都手をつなぐ育成会 障害者支援施設 清瀬育成園 ひだまりの里きよせ様と一緒に開発しました。

これまでの取り組みについては、下記の記事にてご紹介しています。ぜひご覧ください!

No.1 自己紹介「こまった課?プロジェクト」って?
No.2 プロジェクトスタート!ふたり期
No.3 こまった課? 社内巻き込み期
No.4 こまった課?ついに共同プロジェクトへ
No.5 こまった課、ビジュアルを公開します!

今回は、こまった課?のゲーム上でキーとなる「個性豊かで愛らしい住人たち」のキャラクターデザイン・イラストを担当いただいたスケラッコさんに、制作を終えてインタビューをさせていただきました。制作の裏話や発想の仕方なども一緒にお伺いしましたので、ぜひご覧ください!

インタビューした人:スケラッコさん イラスト、漫画、京都在住。
2021年3月4日に新刊『にぬき・ビール・デマエ またきたよ!』 復刊『にぬき・ビール・デマエ おまちどう!』を発売予定。

こまった課を遊んでいただいて、いかがでしたでしょうか?

「説明書に『想像力が大事です」と書かれていたのですが、その通りのゲームだなと思いました。勝つことに楽しみがあるというよりは、(特性に)気づいてもらえた、気づくことができたという発見に楽しさがあると思いました。人によって遊び方は変わってくるかもしれません。』


ゲームづくりに関わっていただいて、いかがでしたか。

「カードゲームに携わらせていただくのは初めてでした。ゲームの目的がしっかりと決まっていたので、それに沿ってイラストを作るのはやりやすかったです。
特性を住人というキャラクターにする際に、不快に思われたり、ネガティブな印象を避けるために、いかに特性を愛嬌や可愛らしさにするかを考えていました。
結果的に、今のような人っぽすぎず、動物っぽい、曖昧な感じの住人たちになりました。」

こまったか_6s

気に入っているキャラクターはありますか?

「『ヒトリペラペーラ』が気に入っています。言葉通り、シンプルにペラペラさせてみました。(笑)あとは、『サッキノハナーイ』とか。動物っぽい住人が多くなりすぎないように調整した子ですね。
描くときに迷ったのは『コトバニナラナイ』と『ハナビンカーン』ですね。『コトバニナラナイ』は、言っていることと思っていることが違う子なのですが、中身と外が違う色だといいなと思って、それが見えるようなグラスで表現してみました。『ハナビンカーン』は、嗅覚が敏感という、特性が分かりやすいからこそ難しかったです。いやな印象にならないように、象でもブタでもないキャラクターに落ち着きました。」

こまったか_6s2

イラストを描くときは、どのようにイメージを膨らませていらっしゃいますか?

連想ゲームみたいな感じでしょうか。触る感触に夢中になってしまう『サワルトリコ』だったら、なんか触っている様子→いろいろ触ってる→手がたくさん→タコっぽい…みたいな感じです。」

スケラッコさんの作品では、多様な、いろんな存在が違和感なく世界に存在しているところが素敵だなと感じています。そういった世界観や発想はどういったものから来ているのでしょうか。

「もともと動物や、食べ物、おばけを描くことが好きで、作品には好きなものをモチーフにしています。今回住人を書くときも、連想ゲームをしていって、自分が好きなものに辿り着いたら、形にしていきました。作品をつくるときも、普段暮らしているなかで、描いてきたものをたくさんストックしておいて、そこからひっぱり出しているような感覚です。」

作品には、スケラッコさんの好きが詰まっているからこそ、キャラクターや世界に愛らしさが感じられるんだなと思いました。

お話いただきまして、また、愛らしい住人たちのデザインを誠にありがとうございました!

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