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#43 事業計画が計画通りに実行されない理由

事業部門ごとに、年間事業計画、3ヶ年中期計画をとても丁寧に策定される会社多くありませんか。9月ごろから今年度のレビューを行い、課題を洗い出し、解決方向性を導き出し、10月ごろから予算と併せたプレゼンを立案。恐らく2月ごろまでには、次年度の計画や予算が確定されるのでは無いでしょうか。さらに、丁寧な会社は、3月ごろに、全従業員向けの次年度計画説明会が行われたり。

なぜ、計画したことが予定通り実行されないのか?

素晴らしい計画を立て、綿密なプランをつくったからといって、それがそのまま実行されるわけではありません。計画やプランと、実行することの間には、大きな溝があるように感じます。これは、個人にも言えることですが、組織でも大きな課題と捉えるべきと。

この課題を改善させられる方法の一つに、コミュニケーションでは。プランを実行に移すためには、量と質のコミュニケーションが必要であります。

リーダーは、そのプランを自組織のレベルに合った翻訳をして伝え、メンバーの行動につなげて、行動を修正し、目標に向かわせ続ける努力が求められます。

我が社では、こんな思い込みをしているリーダーを見かけますので、各リーダーには、個別に以下のようなバイアス防止を伝えたりしてます。

✔️しっかり議論ができて、盛り上がったので、現場も変わったはずである  ✔️素晴らしい計画を立てることができた、実行されるのは当たり前だと思う ✔️よく発言をするしスマートに話す社員は、会社への貢献度も高い社員である ✔️会議室で問題を解決できたので、これで問題は解決したであろう      ✔️メンバー全員に「イエス」という回答をもらったので、実行されるであろう ✔️目からウロコが落ちたと言っているので、これで実行されるであろう

プランと実行の間には溝があるので、理解して実行に移していくためには、仕事の開始時、途中、終了時など、1日のあらゆる場面で、メンバーと対話していくことが大事です。頭では理解しても、行動に移せるとは限らない。何か行動に移せない理由が、人それぞれ存在しますので、その根本原因を聞き出していきます。

また、メンバーとは信頼関係を創っていく行くことも大事です。メンバーと対話をし続けることで、信頼関係が生まれ、感情での理解を得られれば、恐らく人は動き出すはずです。

コミュニケーションの質と量を上げて、プランと実行との溝に、架け橋を造っていきたいと、常に考えております。皆様もご参考までに。

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