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資本主義と脱成長を両立できるデジタル化


資本主義が地球温暖化とパンデミックの原因

日本政府が2020年10月に持続可能な社会の実現のため2050年までに温室効果ガスの排出量ゼロを目指すことを発表。
さらに2030年に向けた温室効果ガスの削減目標について、政府は2013年度に比べて46%削減することを目指すことを発表。

日本政府の実現不可能そうな目標を掲げるのは地球規模で気候変動が待ったなしだから。

長いサピエンスの歴史の中で人間の英知による欲望のあくなき追求が自然環境を破壊し地球温暖化による気候変動や新型コロナ感染症によるパンデミックをもたらした。

人工的希少性が資本主義の正体

そもそも資本主義経済の根っこにあるのが人間の利己的な利潤追求に基づく大量消費、大量生産。商品生産量のコントロールが困難で、売れる商品はとことん生産するし、余れば廃棄する。そこには資本主義経済社会の限界が垣間見えてくる。

資本主義の構造は、マーケティングやブランドイメージによる人工的希少性を生み出し消費マインドを駆り立てること。ブランドのロゴひとつで実質的な使用価値に魅力が上乗せられて人間の購買力が行き過ぎた商品の浪費をもたらす。
グッチやエルメスの洋服、フェラーリやポルシェといった高級車は、本来の使用価値にブランドという高付加価値が足し算されて消費、浪費と導く。

コロナがあぶり出した日本

モノがあふれて問題の解決がほとんど整った便利な社会でこれ以上の消費は必要がない日本だが、経済がまわる仕組みをやめるわけにはいかない。

世界的なパンデミックで、日本のデジタル化の遅れが判明した。国民へのコロナ支援金の配給は遅れ、学校教育のアナログ至上主義などあらゆる分野で日本の問題点は顕在化した。

我々は必要のない商品やサービスを売り続けてGDPなど数字の奴隷による成長を目指すことから脱却し、必要となるものを必要なだけ確保する適度な需給バランスがコントロールできるデジタル化社会を目指す。

指数関数的に進化するテクノロジーを使いこなせる人材育成が望まれるものの国会ではスマホもまともに使えないジジイがIT大臣になったりして、官僚は無駄な説明に時間とられる。

義務教育でも慌ててタブレットを配って先生たち自身がデジタル化に対応できずいろんな連絡も紙で処理するアナログ感。

デジタル化に対応できる人材があちこちで不足してる状況でこれから高齢者ばかりの社会が成り立つのか……

おわり

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