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狛犬
2021年2月26日 19:55
5月の嘘のアカシアと弱くはためくそよ風と死にも勝った愛なんて掲げる気持ちはないけれど私が優しく在ることは貴方にとっては毒だから嘘に沈んで溶けぬよう恋は逃がしてあげないと心に刺さった重い針身体諸共引き抜くの過ぎ来し方にさようなら最期は綺麗に飾れずにもう貴方には会えないね光の無い目が突き刺さるこころ知らずの淡雲と脆く残った抜け殻と余った私は強がりで熱に晒さず隠
2020年12月31日 21:59
今年もあと数時間。なんだか想像以上に詰まった1年だったなあとしみじみ思いながら、久方ぶりの暇な年末を過ごしています。皆さまいかがお過ごしでしょうか。さて、今年からこのnoteを始めたことをキッカケに、下半期にかけてとても楽しい活動に関わることが出来ました。その活動に関して、少しここに書き記せたらと思います。全てはこの一遍の詩から始まりました。この記事をアップした翌朝、Twitte
2020年12月30日 02:21
漂う光を 狭間 (はざま) に覗く多くの耳に 塞ぎ込む微かに望む 数多の声と上んだ影に 失せ馳つる漂う涙を 空間 (そらま) に覗く傾く声を 捧げ合う影すら消えた 見果てぬ明日と仄かな夢に 縋り込むどうしてかなうどうしてかなう祈る言葉もかけられぬ どうしてかなえどうしてかなえ贈る言葉もかけられぬ揺蕩う水辺の 茂みで零れ星垂 (ほした) る空を 駆け抜ける澄みゆ
2020年10月23日 22:17
まだ朧げな 足どりでやっと出逢えた 一つの手とびこんだその 温もりに深く息を つきながら細雪 (ささめゆき)空から眺める 賑やかさが愛おしくて 愛おしくて白く濁った 空の下ふと立ち止まり 思い出す雫を見せた あとでつがれた「ここにおくには 可哀想ね」と細雪 (ささめゆき)空から眺める 賑やかさが愛おしくて 愛おしくて焦がれては追われた雲から 温もりに息を深く