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【5G学級経営シリーズ第8話】  思いやりにあふれているクラス

いよいよ、本シリーズもこれが最終話になります。
8日間連続で更新してみて、自分自身の整理にもなりました。
反響があれば、今後も続けていきたいなあと思っています。

さて、最後に大切にしていることは、『思いやりのあるクラス』です。

ひょっとすると、ほとんどの先生方のクラスで取り入れている考え方の一つではないでしょうか?

しかし、意外にも思いやりを大切にしよう!と掲げているわりにアプローチしてない先生は多いような気がします。形だけのスローガンでは意味がなく、しっかり価値づけをしないといけません。

そこで、わたしが子どもたちと思いやりを考えさせるために私が大切にしている教材があります。

『かさ』という道徳教材です。

このかさは、思いやりのバトンがつながっていくような授業を展開できます。
この思いやりのバトンというのが、あちこちで汎用できるので、わたしは1学期の序盤で必ず扱います。

詳しい指導案や板書については、有料コンテンツとしておいておきます。(もし見たい方がおられましたら、コメントください)


例えば、トイレのスリッパ。
相手を思いやるから、揃えて並べます。
トイレのスリッパを反対にしたままの子どもにどう声をかけますか?
『きれいにそろえましょう』というのではなく、
『次に使う人が気持ちがいいよね』と声をかけます。これだけで、全然違います。

例えば、給食の牛乳パックの片付け方。
次の人が片付けやすいように、箱の中で詰めて入れるように指導しています。
次の人が入れやすくしてくれてありがとう。

例えば、短縮授業で簡単掃除のとき。
簡単掃除が終わった後に、みんなの分のランドセルまで配ってくれて、みんなが助かったよ!

このように、日々の生活場面のほんの少しの声かけの中に『思いやりがあることを価値づけておく』ようにすることが大切です。

恩着せがましい言い方ではなく、自然とありがとうというのも大切です。あまり言いすぎると、心からの行動ではなく、形式的な行動になるからです。
そこのバランス感覚は経験のある先生は上手なのでみて盗みましょう。

そして、私は、思いやりをもった子に育てたいという思いをもって指導されている先生ほど、実は思いやりのない発言や行動があることが許せません。

先生自身の行動や立ち振る舞いに子どもはすごく敏感で、似ます。
つまり、日頃から先生の立ち回りが思いやりのあるものであれば、自然と子どもは思いやりのある子に育ちます。
これが1番の方法かもしれません。

例えば、先生が子どもの困っていることに寄り添って話を聞く。授業でわからない子にわかるまで向き合う。一緒に給食を運ぶ。一緒に掃除をする。
そんな一生懸命な姿にきっと子どもたちも気づいています。

日々の忙しさのあまり、抜けてしまいがちですが、わたしは抜かしてはならない優先順位の中に『子どもに思いやりがあることを伝えること』は意識しています。しんどい時ほどここを大切にすれば持ち堪えます。

思いやりを育てるための立ち振る舞いや声かけの仕方の工夫について今日は紹介しました。

また先生方のご意見、お家の方々のご意見お待ちしていす!


OZAKEN


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