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自己肯定感 高い低い の呪縛を解く

ご覧いただきありがとうございます。

「自己肯定感」が注目されて
自己肯定感を高めよう
自己肯定感が低い人の特徴
自己肯定感を高めるには
といった情報を多く見るようになりました。

しかし、ちっとも自己肯定感が高まらない、自己肯定感がよくわからないままの人も少なくないでしょう。
実は、自己肯定感を高めるには2つの入り口があるのです。
自己啓発を学ぶグループに入ったとします。

みんなすごいな
周りからこんな自分はどう思われるだろうか
みんなと同じように振る舞えないな

と思えば余計に自信を失うこともあるでしょう。
スタートは同じなのに、高まる人高まらない人の違いは
○×クイズで、飛び込む先を誤っているようなものです。

泥んこクイズ

入口を間違えたら先に進めなくなります。
まずは土台となる2つの違いを知って、自分の状態や今感じていることをわかるようになるところからはじめましょう。

自己肯定感とは

自己肯定感とは、「自分には価値がある」と思える感覚のこと。
文献によって定義がさまざまですが、自己の全体に対する肯定的な感情や態度のことで、おおむね自尊感情と同じような意味合いです。
社会生活やグループの中で課される「優秀な人」とか「いい人」とかいう
役割や絆に縛られない、独立して存在している自分であるということ。

私たちは、様々な側面を持っています。自分って優秀なのか劣っているのかなど、自分なりに自分への見方や判断をしています。
それは「自己評価」といいますね。

「特性」と「状態」

自分には価値があると思える安定した側面は「特性」で
その時々で変化する自己評価なんかは「状態」と言えますね。
自尊感情の高さの個人差は、特性と状態で区別して考えた方がよさそうです。これを泥んこクイズ、入り口は2つだよと表現しました。
自己評価するときって、わりと自分と類似性のある周囲の人と比べていることが多いですよね。年齢・性別・国籍などがそうです。みんな何使ってるのかなーと思って「40代の美白コスメ」と検索してみたり。
けど、オシャレしたい人が、いきなりスーパーモデルを参考にしても、自分を知るための手がかりにはなりにくいのではないでしょうか。

適切に比較ができないと、自己評価もあいまいになってしまい
自尊感情も不安定になってしまいます。

「高い」「低い」の呪縛

正しく自己評価できるためには、他者の存在が不可欠なのだとわかりました。

しかし!人と自分を比べて自己肯定感の高い低いを測るのは、良いとは言えません。

オシャレの例でいうと、オシャレの基準は人それぞれだからです。
今年の流行ものがいい人も、ベーシックなデザインがいい人もいます。
「それ流行ってるね」か「それ似合ってるね」か
自分にとって「大切な価値観」のものであるとき
評価は自己肯定感に影響するのです。

安定性に注目

自己肯定感は、その安定性に注目すべきです。
自己評価が明確であれば、自尊感情は安定したものとなり、いわゆる自己肯定感が高い人となります。
潜在的に自己肯定感が低い人もいます。例えば、過酷な生育環境で過ごした経験がある人は、自分の存在価値が見出せていない可能性があります。
逆に自己肯定感が高すぎる場合、難しい問題に執着してしまい、失敗を経験して自己評価が崩壊してしまうかもしれません。
傲慢に振る舞うと、周囲と衝突が生じるでしょう。
そう、自己肯定感は高けりゃいいってワケじゃない。

自分にもっと関心を

人には所属欲求があり、周囲からの自分への評価を上げてグループに受け入れられることで自己肯定感を高めようとする働きがあります。
自分が社会のつながりの中でどのくらい価値があるのかをモニターしているのです。
繊細な人は、集団から仲間はずれにされないかサインを外の世界から広く察知して
すばやく処理していると考えられます。

だから、まずはきちんと自分を理解してあげることから、なんです。

☑︎自分には価値がある? ○/×
☑︎自分は△△な人間である。
△△に入る言葉は、なぜ、そう思うことに決めたのでしょう。誰から影響を受けていると思いますか?
幼い頃、お母さんや先生から言われたことが
あなたの部屋の壁に残ってこびりついていませんか。


自分を知る→自分について説明する言葉を持つ→人に伝える
こんな感じのステップを踏んでいくといいです。

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