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こころを引出す

人には幸せな記憶と不幸な記憶がある。
不幸な記憶に触れると人は悲しさや怒りを思い出し、幸せな記憶を感じさせると人は幸せな思いを呼び起こし、笑みまで浮かべることがある。

この話をする前に幾つかの質問ではじめて行きます。

あなたの好きな趣味はなんですか?
(思い浮かべるだけでいいです)

それでは好きな食べ物は何ですか?

甘いもの辛いものどちらが好きですか?

では。
あなたは梅干しを食べたことがありますか?
もちろん。ありますよね。

では、その形や大きさはどんなでしょうか?
(指を輪っかにして大きさを示してみてください)

その梅干しはどんな色をしてますか?

最後に、その味はどんな味でしたか。

もし。今の自分にツバが湧いていたり、唇をペロっとなめてたり、ほっぺがキュぅーとなっていたら、それはぽち☆の催眠術にかかってます。

と、いうのは冗談でこれは単なる暗示です。
ツバが出ることはなくても、それなり食べてもない梅干しを思い出していれば十分です。

このタネ明かしは、ぽち☆は皆さまと会ったことがありません。それでも皆さまが日本人か日本にゆかりのある方と判ります。だから、最後の質問は梅干しの話しをしました。それは、皆さんが梅干しを食べた経験がほとんどの方があると知ってるからです。

これは皆さんも知人に試してみると判りますが、容易にできる催眠術で。。もとい、暗示です。

これを心のカタチでは心を病(やま)した人、辛く迷っていいる人のこころから本音を引出す術としております。

梅干しの話しはココまでで、常日頃、自分たちは知らず知らずにこの暗示をしております。

それは、人はいろんな出来事(今回は質問)でこころ揺さぶられると理性がゆるみます。そんな状態で記憶を引出す話しをすれば、何人かは記憶を表情に現します。

”こころを引出す”とは、本人が意図せずとも知らず知らずに記憶を引き出せば相手の心は反応してしまいます。それが良い記憶なら良いのですが、悪い記憶に触れれば相手を傷つけることにもなるのです。

”人は独りでは活きられない”には、人の心を触れ合いながら活きる自覚が大切で、こころの触れ方しだいで相手のためにも、傷つけることも出来てしまうのです。

例えば、夫婦が互いの幸せを想い浮かべ想い出を引き出し合えば「愛」という幸せな感情が湧きます。しかし、一旦喧嘩がはじまれば相手の不幸な記憶を引出し感情のぶつけ合いになります。

それでは、不幸な記憶ばかりを心から引き出し、収まるものも収まらなくなり、別れることにも成りかねません。

人は”独りでは活きられない”が人を感じ共に活きることにあり、相手のこころを傷つけるため心を使ってはイケないのです。

自分のこころは自分のものです。そのこころをどう扱うかは自由ですが、悪く扱わないためにも”こころを引出す”のは幸せにさせるためだけに使いましょう。

本来、人は"幸せになりたい"と思ってます。それは相手も同じ。ならば、相手を知れば知るほど相手の記憶を知ることとなる。その記憶をこころから引出すのは自分であり、大切な人ならなおさら互いの幸せを"こころを引出す”暗示が役に立ちます。

それが”人を感じる”です。

(心のカタチより)

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