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親心③~結婚相手がやばいやつだったらどうする?~「親の経験」

前回、前々回の更に続きで、

もし、娘の連れてきた結婚相手が、
「親にとって、気に入らない相手だったら?」問題。
の続き。
 
って、勝手に問題にしているのですが・・・。

その理由の中でも、
今日は、
「親の経験」
について。
 
これにて、娘がどんな男を連れてきても、大賛成シリーズ完結です(‘ω’)ノ
 
あ、もっと、詳しく、という方は、前回、前々回の「親心シリーズ」を参照してみてください。

 
娘が連れてきた結婚相手が、親として、不満のある相手であった場合。
親の経験から、娘の幸せのために、軌道修正してあげるべきだ。
という意見ありますよね。
 
 
でも、でもですよ(‘ω’)ノ
そもそもの話、親の経験って?
それ、優れているの?間違いない?
という疑問。(^▽^;)
 
これ、西洋文明の話なのですが、
西洋文明では、
過去よりも現在、現在よりも未来の方が、
進化している。知っている。理解している。
という考え方が根底にあります。
 
進化とは、後退しないこと、
過去よりも未来の方が
優れているという考え方です。
 
・・・???
何言ってるの?
そんなのあたりまえじゃん(‘ω’)ノ
 
ってなりますよね。(^▽^;)
 
いや、それがね。
ちょっと待ってください。と言った人がいました。
 
歴史を遡ると、
縄文時代→弥生時代→平安→江戸→近代
という形で、現在に至っているじゃないですか?
 
だから、もちろん、進化しているし、
縄文時代の人から比べれば、現代は全てにおいて上回っている。
 
勝ち負けで言ったら、
(勝ち)現代 > (負け)縄文時代
で、明らかに現代社会が勝ちますよ。
みたいな感覚。
 
過去よりも現在の方がいいにきまってるじゃない。
という感覚、確かに納得ですよね。
 
でも、でもですよ。
それはなぜ?なんで、縄文時代よりも、現代社会の方が勝ってるの?
それは明らかなの?その考え方自体が間違っていない?
と言い始めたのがレヴィ=ストロースさんという人。(構造主義の人です)
 
確かに、情報量だけで言ったら、過去よりも現在は明らかに増えています。
でも、幸せの総量で言ったらどうでしょうか?
増えているんですかね?

その法則が成り立つとしたら・・・。

誰もが、「今、最高。(*’▽’)」
って思ってないとおかしいですよね。
 
「あの頃は良かったね。」とか、
「あの頃に戻りたいね。」なんて。
思わないはず。
 
「幸せの総量。感覚。って?」
????
 
結局は、個人の感じ方次第になってしまうので、
測りようがない。
 
日本では、西洋文化に影響を受けることが多かったので、
比較的、そういった
「過去よりも未来の方が優れている。」
という感覚が身に付いていて。
 
それは、子供よりも大人の方が優れている。という感覚に変わります。
 
経験の少ない子供よりも、経験の多い大人の方が優れている。
という感覚は、そういったところからきているものでもあります。
 
でも、
大人の方が優れている。という感覚は、あくまでも思い込みでしかないということ。
 
もし、その思い込みを取っ払ってしまったら。
 
その感覚は、本当に正しいのか?
大人は、確かにたくさんの経験をしているけれど、
その経験は正しいと言える?子供にも当てはまる?
個人の欲求に左右された意見になっていない?
 
そういった、疑問がたくさんできます。
 
僕が感じるのは、
「親の経験も大したことはない。」
ということ。
 
縄文時代の生活をしていないし。
弥生時代も、平安時代も。
経験したことはない。
 
なのに、現代社会の人が、弥生時代に行って、
「こうするべきだ。」みたいな話をしているようなもの。
 
その時の最適解は。
その時点、その人、その本人しか持っていません。
 
人生を、歴史に例えると。
子供のころは、縄文時代なのかもしれません。
 
それから、だんだん大人になって、
結婚するくらいには江戸時代くらいになる。
 
親は現代社会を生きているつもりですから、
江戸時代にいる、子供に対して、
それは間違ってるでしょ。とか、こうするべきだ。とか話をする。
 
でも、江戸時代には、江戸時代の考え方、その時の幸せの感じ方がある。
現代社会の人は、江戸時代に行って、あれがやだとか、これが不満とか。
おそらく言う事になると思う。
じゃあ、どちらが幸せなの?ということ。
 
今回の、親の経験についてですが。
 
僕の感覚では、現代社会にいる親が、
子供が生活している、江戸時代にタイムスリップして、
「こんな不便な生活しているの?」
「疲れるじゃん、もうやだよ。汚いよ。」
「そんなのおかしいよ。間違っているよ。」
みたいな、不満を話しているように感じてしまうのです。
 
もちろん、親の経験は、確かに存在する。
その経験を伝えることは良いこと。
 
でも、必要なのは、
江戸時代に合った形にして、伝えること。
江戸時代にいる子供に対して、こういう機械を作ったら、
こんなに便利になるよ。と言って、
言うだけでなく、自ら機械を作ってあげるという事です。
 
先ほど記載したように、
現代社会は、過去よりも現在、現在よりも未来の方が優れているという常識が出来上がっていますから。
 
親の経験という武器は、結構な威力を持っているんです。
ただ、その武器を使う事が、幸せを作ることにはならない。
 
江戸時代には江戸時代の選択がある。ということ。
江戸時代には江戸時代の幸せがある。
 
言い換えれば、子供には子供の選択がある。ということ。
子供には子供の幸せがある。
 
僕たちの世界は、生まれた瞬間から、これまでの経験で出来上がっています。
だから、親が見ている世界と、子供が見ている世界は違う。
 
もちろん、幸せの感じ方も違う。
え?そんなことが幸せなの?ということが相手にとって幸せになることだってある。
 
親が出来ることは、無理矢理自分の世界に連れてくることでもなく。
どうやって自分の世界を作っていくか。
幸せを感じられる世界を作っていくか。
そういう事なのかなと思います。
 
だから、親の経験。なんて、大したものではない。
 
その時、その子供が一番だと思ったものが、一番になるということ。
なのかなと思います。
 
「今」という一瞬一瞬が、
未来を作っています。
 
ならば、
子供が、どんな結婚相手を連れてきたとしても、
親は、その子の一瞬一瞬を輝かせるために、全力を尽くす。
 
それが、未来に繋がるのかなと・・・。
勝手に思っています。(^▽^;)
あくまでも、勝手にね。(*’▽’)


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