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クルマと書くか、車と書くかみたいな二択【文章術】

文章を書くときに同じものでも、言い方が違うものというのは無数にある。この前、Twitterでやりとりをしたことなのですが、ズボンと書くかパンツと書くかの違いについて話しました。

音声で聞くとパンツと言えば、下着のパンツかズボンのパンツかは発音でわかる。でも、文章だと前後の文脈がなければ正確には判断できないのでズボンの方がわかりやすいのでは?もしくはパンツゥって書いて発音自体を文字にするという案もありました(笑)

■今回はこの2択でしたが、同じような言葉もあるし言い方が違うだけで同じものを指す言葉も無数にあります。

クルマだと自動車と言い換えることもできる。自動車と書くと的確にわかりますが、公的な文章のような感じが増して説明文だといいけどエッセイ的なものや軽い文章を書くときは重々しく感じてしまう。

俺、クルマ買ったんだ〜と、俺、自動車買ったんだ〜では全く雰囲気が違ってくる。後者の分では、自動車の部分が浮きすぎていて不自然に思える。

他にバイクも色々と呼び方があって同じものでも、呼び方でその人の人間性が出たりする。普通の人はバイクと呼ぶ、やんちゃな人は単車と呼ぶ、おじいちゃんはオートバイと呼ぶ、免許証には二輪車と書かれている。

同じものでも、ちょっとしたニュアンスが変わってくるのが日本語的なおもしろさかなと思います。面倒なところかもしれませんが(笑)

文章を書くということは、こういった小さな違いを突き詰めていくことなのだろうなと感じました。これまで普通に使っていた言葉にストップをかけて、この表現で適切?こう書くよりも、違う言葉を使った方が面白いかな?っと迷えることから初めていこうと思いました。

<おわり>
表現の自由度高いよ日本語

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