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うっかりさんがコンプライアンスの厳しい組織にいたら元気がなくなる。

先日、息子の小学校の担任の先生が、
教員用のiPadを息子の車椅子ポケットに入れて、そのことを忘れてしまう、
ということがありました。

小学校ではなく、ふつーの日常だったら、
「息子の車椅子ポケットに、自分のiPadを入れたまま忘れてしまうなんて、うっかりさんですね〜」
という笑い話になると思うのですが、そこは小学校というコンプライアンスの厳しい組織。

教員用のiPad紛失事件、となり、めちゃくちゃ大問題になったようです。

そのため、担任の先生はいろんなところに怒られたのか、元気がなくなってました。

小学生の息子は、脊髄の病気で生まれたので、歩くことができず、
車椅子で生活しています。

で、先日、息子が通う小学校の担任の先生が、
息子の移動を手伝うために、先生の教員用のiPadを息子の車椅子ポケットに入れたようなんですが、
先生はiPadを車椅子に入れたこと自体を忘れてしまった、
ということがありました。

なので息子は、先生の教員用のiPadを車椅子に積んだまま下校。

で、先生は子供たちが下校したあとで、先生が自分のiPadがなくなっていることに気が付き、
「教員用のiPadが1台なーい!でもどこにもなーい!」と大騒ぎになったようです。

そりゃそうです。先生のiPadは、息子の車椅子ポケットに入れたまま、息子は下校したので。

で、息子が家に帰ってから、私が息子の車椅子ポケットに、先生の名前が書かれたiPadが入っているのを発見。
すぐさま学校に電話したのですが。

先生から「いまから自宅へiPadを取りに行きます!」と言われたので家で待っていたら、
iPadを取りに来たのは担任の先生だけでなくて、校長先生と教頭先生まで来ました。

校長先生と教頭先生に挟まれて、めちゃくちゃ小さくなっている担任の先生。

たぶん、校長先生やら教頭先生からめちゃくちゃ怒られたんだろうな。
お気の毒すぎて胸が痛む。

ふつーの日常だったら、
「息子の車椅子ポケットに、自分のiPadを入れたまま忘れてしまうなんて、先生はうっかりさんですね〜」と笑い話になるのに。

iPadを紛失したことが大大大問題になるくらいコンプライアンスの厳しい組織に、うっかりさんがいると元気がなくなりそうです。

(追伸)
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