【必読10選】スタートアップの海外進出に関する記事まとめ
こんにちは!瀬田です!
「個人的にスタートアップの成否に関わる重要ポイントだと思っているトピックについて10選でまとめてみる」というコンセプトで過去5回に引き続き今回も書いてみました!
(ちなみに過去5回の概要は本記事の一番下にも掲載していますので、ご興味あればそちらも是非のぞいて頂ければ嬉しいです!)
さて、第6回目となる今回は、スタートアップの海外進出について10選選んでみました。
高いところを目指すスタートアップほど、海外進出もより早期から検討し始めることと思いますが、「いつ頃から検討すべきか」、「進出するうえで気をつけるべきことは何か」等悩みも多いと思います。
今回は、それらの点を検討するうえで、読んでおくべきと勝手に思ったものを10個だけ挙げています。
始める前に、今回のNoteのスコープについて、2点だけ注意事項を挙げておきます。
[注意事項]
A.「中国」等特定の国への進出の話題は除外しています。
今回の主旨であるGeneralな「海外進出において気をつけること」等というよりは、その国特有の環境や市場の分析が重要になってくる部分も大きいためです。
B.事例については、「海外スタートアップの成功事例に学ぶ」というよりは、「日本のスタートアップの海外進出事例に学ぶ」という観点で参考になる情報を優先して挙げています。
こちらも自国マーケットのサイズや母国語が英語か、文化等、出身国がどこかによって「海外進出」の際の難易度や論点が異なる部分も大きいためです。
さて、それでは早速見ていきましょう!
最初は個別事例というよりも、全体や多数の事例を俯瞰して見ているVCのものをいくつか挙げます。
※VC = Venture Capital
1.海外へ進出するタイミングと大切なポイント!(グローバル・ブレイン)
こちらはグローバル・ブレイン池田さんが語られているYoutubeです。
グローバル・ブレインさんという海外でも活躍されているVCの方の海外進出における大事なポイントや成功例の話が参考になります。
2.世界で勝てるベンチャーを育てるためにVCがすべきこと
こちらは複数の銀行家、Venture Capitalistの方が聞けるパネルディスカッション形式のYoutubeです。
[登壇者]
三井住友銀行・北澤氏
ジェネシアベンチャーズ・田島氏
ユーグレナ・永田氏
YJキャピタル・堀氏
グロービス・キャピタル・パートナーズ・今野(モデレーター)
海外進出におけるHot toというよりも、日本の優位性を活かしつつ海外でも勝てそうな領域等の話が特に創業間もない方には参考になるかと思いますし、それ以外の会社であっても、そのままの領域で自信をもって海外展開していくか、それとも少し入口を変えて入るか等を検討するうえで参考になるかと思います。
3.スタートアップが海外で事業展開するハードルの高さ
こちらはシニフィアンの記事です。
タイトルもなかなかインパクトがありますが、内容も負けず、「海外展開自体が目的になってしまっていた」等過去の日本企業の事例も出しながらの説明には耳が痛いところがあります。
さて、次に個別スタートアップの事例系のものを挙げていきます。
4.ソラコムが挑む日本発スタートアップのグローバル展開
こちらはソラコムへのインタビューYoutubeです。
ソラコムですので現在進行系ですが、彼らが2019年断面でどのように考えていたかが知れる良コンテンツだと思います。
5.スマートニュースの米国進出は国内リリースから「わずか半年」で決まった(SmartNews)
こちらはスマートニュースの海外進出に関するインタビュー記事です。
検討し始めた時期や、海外進出の意向をどのタイミングで投資家に伝えたか等がうかがえます。
6.スタートアップ、グローバル展開のリアル。私たちはこうして、世界に漕ぎ出した(SmartNews, DFree)
こちらは上記No5に続いてスマートニュースと、もう一社排泄予測デバイス「DFree」を開発されているトリプル・ダブリュー・ジャパンの記事です。
両社とも起業した当初からの想いや、海外進出しない(を遅くする)リスク等に言及されていて参考になります。
7.日本のベンチャーがアメリカで勝つための戦い方とは
こちらはまたまたスマートニュースと、メルカリへのパネルディスカッション形式でのYoutubeです。
[登壇者]
小泉 文明氏(株式会社メルカリ 取締役会長)
鈴木 健氏(スマートニュース株式会社 代表取締役会長兼社長 CEO)
高宮 慎一(グロービス・キャピタル・パートナーズ 代表パートナー)
こちらのYoutubeは2021年のもので、同じメンバーで2年前に同様のセッションも行われていたので2019年からの経過についても語ってくれている点等非常に参考になります。
8.DeNAのアメリカ撤退に関するドキュメント
こちらはDeNAのアメリカ撤退関する記事です。
NewsPicksの有料記事なので「読めない方は申し訳ありません…。」という感じなのですが、成功事例ばかりでなく失敗(に近い?と捉えられている?)事例も少しは見ておいた方がよいよね、という観点で入れています。読める方は海外展開を考える際には是非参考にしてください。
最後に、今回「海外スタートアップの海外展開」よりも「国内スタートアップの海外展開」を優先しているというのは注意事項として冒頭にお伝えした通りですが、2つだけ前者(海外スタートアップの観点)関連も挙げておきたいと思います。
9.スタートアップのグローバル展開で重要な5つのこと
こちらは2018年のY Combinatorの記事です。(正確には、それをFoundXが日本語訳したものです)
海外進出する際には海外のVCから資金調達をするスタートアップも多いかと思いますが、そういった点でも、海外のVCがどのようにアドバイスしているのかは一読の価値ありだと思います。
10.デンマーク発・起業家が世界トップに上り詰められた理由(Zendesk)
こちらはカスタマーサービスソフトウェアを提供しているZendeskへのインタビュー記事です。
Zendeskのことを知らない方のために記事から一部引用しておきます。
2014年5月にニューヨーク市場に上場を果たし、ヘルプデスクサービスの分野でグローバルトップをひた走るZendesk(ゼンデスク)。同社のサービスZendeskは、世界140ヵ国、4万5,000社に利用されており、Adobe、Disney、IKEA、サイボウズなどそうそうたる顧客企業の名が並ぶ。
Zendeskは「デンマークはマーケットが小さい」ために当初からグローバルを見据えていたとのことで、やはりその領域で自国のマーケットが十分に大きいかは創業者が世界を見るか否かに大きな影響を及ぼしそうだなということがうかがい知れる一方で、結局は創業者がどこを目指して起業するかであり、記事の最後の起業を目指す若者へのメッセージもメモしておきたいものばかりです。
以上です。いかがだったでしょうか。
上記10選以外で「これもオススメ!」等あれば是非教えて頂ければ幸いです!
一旦はオススメ情報をまとめているだけですが、興味ある方が多そうだったら内容をまとめてみることもやっていこうかと思っています。(そんなリクエストもありましたら是非ご連絡ください!)
ちなみに過去5回でまとめたNoteは以下の通りです!興味があればこちらもご一読ください!
↓↓過去にまとめた10選↓↓
■第5回:【必読10選】ストック・オプションに関してスタートアップの経営者・従業員はどのように理解し考えておくべきか
→リンク
■第4回:【必読10選】スタートアップが採用に取り組む際の参考情報まとめ
→リンク
■第3回:【必読10選】スタートアップのIPO振り返り系記事まとめ
→リンク
■第2回:【必読10選】成功した/失敗した起業家は何がその要因と振り返っているのか
→リンク
■第1回:【必読10選】スタートアップを創業する際に気をつけておくべきことは何か、どう気をつけるべきか
→リンク
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