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【必読10選】スタートアップが採用に取り組む際の参考情報まとめ

こんにちは!瀬田です!

「個人的にスタートアップの成否に関わる重要ポイントだと思っているトピックについて10選でまとめてみる」というコンセプトで過去3回に引き続き今回も書いています!

前回は、スタートアップにとって重要なマイルストーンの1つである「IPOについての振り返り記事」を、前々回は、「成功した/失敗したスタートアップが自身の経験を振り返って何が重要な要因、転換点だったと語っているか」、そして前々々回は、「スタートアップ創業時に気をつけるべきこと」という観点で10選を選びました。
(そちらの内容が気になる方は是非過去の記事をご参照ください!)

そして4回目となる今回は、スタートアップの成否を決める重要要素の1つである採用について、スタートアップが採用について本気で考え出す際に是非読んでおいた方がよいと思う記事や書籍を10個だけに厳選してみました!

それでは早速見ていきましょう!

まずは個社の事例関連から挙げていきます。

1.急成長中のラクスルが、人材不足に直面して取り組んだ「2つの採用施策」を徹底解説!(ラクスル)

「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる。」というビジョンで印刷・物流・広告事業に取り組まれているラクスル代表の松本氏へのインタビュー記事。

フェーズとしては創業期というわけではなく、「売上高が27億円から51億円に伸びていた時期」とのことですので、もう少しあとの会社をスケールさせていくフェーズに該当します。

人材不足に直面した際にトップの視点で見えていた課題、そのなかで取り組んだ施策は、まさに今同様の課題に直面している企業やこれから同様の課題に直面するかもしれない企業のトップやHR担当の方にとって特に参考になると思います。

2.メルカリ激動の5年間は挑戦の連続だった(メルカリ)

https://mercan.mercari.com/articles/2018-10-15-114111/

メルカリ小泉氏へのインタビュー記事。記事自体は採用のみに絞ったものではなく、「メルカリのミッション達成への道筋」というテーマでミッション・バリューの話から新規事業の話等など、幅広いトピックでのインタビューとなっています。

後半部分に、リファラル採用や新卒採用について言及されていて、戦略というよりは具体的なアクションとして参考になる内容だと思います。

(メルカリの人事や採用関連の話は、検索するとかなりの記事が出てくるので、もう少しメルカリについて調べたい場合はそれらも見てみるとよいかと思います。採用ページ等も含めて)

3.社内報から給与テーブルまで、徹底的な企業情報のオープン化で共感を狙うSmartHRの採用戦略(SmartHR)

人事労務効率化クラウドサービスのSmartHRさんの採用戦略関連のインタビュー記事。

執行役員人事責任者薮田氏へのインタビューということと、記事タイトルにも「採用戦略」と入っているくらいですので、かなりSmartHRがどう考えて採用に取り組んでいるかがわかる記事になっていると思います。

4.プレイドが自律・分散型チームをつくる上で大切にしたコト(プレイド)

CX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE(カルテ)」を開発・運営されているプレイドさんの、Co-Founder, CPO柴山氏へのインタビュー記事。

こちらは上記3つとは少し違って、インタビュイーもCPO(参画時はCTOも務められていました)ですし、内容もエンジニア採用、エンジニア組織作りに関連したものです。

エンジニア採用に悩まれているスタートアップは非常に多いので是非一読するとよいのでは、というところと、記事の最後には「シード期、アーリー期の技術責任者にお勧めする情報源」ということで柴山氏のオススメ書籍も載っていますので、あわせて見てみるとよいと思います。

5.スタートアップ企業の「1人目人事」として私が行ったこと(ビビッドガーデン)

産直ECサイト「食べチョク」を運営されているビビッドガーデンのHR佐藤氏へのインタビュー記事。

こちらは創業期のスタートアップの採用関連の参考情報としておすすめするものです。

タイトルにもある「1人目人事」として何をやったかという話が当時の企業の状況と合わせて話されている部分はこれから1人目人事を採用しようとしている企業の経営者の方等参考になると思いますし、目次の1つ目にある「入社当時の役目は「採用課題の可視化」だった」とある点も1人目人事あるあるで、1人目人事としてスタートアップに入社しようとしている方、したばかりの方にとっても参考になるんじゃないかと思います。

6.Wantedlyを使いこなす企業から学ぶ、企業理念に共感する社員を採用する方法(freee、マイベスト、ランサーズ)

こちらはfreee、マイベスト、ランサーズという3社の採用関連情報が載っている記事です。
※記事自体は、Wantedlyさんが主催されているオンラインカンファレンス『FUZE 2020 』の一部分で、Wantedly Best Teams 2020総合部門賞にノミネートされた3社のプレゼンという位置づけです

企業の目指す方向性に合う社員を採用するのはスタートアップにとってもそれ以外の企業にとっても非常に難しいことですが、タイトルにもある通り、企業理念に共感する社員を採用するためにはどうすればよいのか、各社の企業理念はどのようなもので、それに合う社員を採用するために社内の体制構築や社外向けの発信をどのように行ったかというあたり、人事担当者やチームの動き方として参考になるところが多いんじゃないかと思います。


ここから趣向を変えて、個社の事例ではなく、HowTo系の記事を挙げます。

7.最高の採用を叶える「社員面談」のスキル

エージェントとしても6年あまりの経歴をもつALL STAR SAAS FUND楠田氏の、社員面談のスキルに関する内容です。

採用に課題を抱えているスタートアップは多いですが、一因として、面談のマニュアル等がまったく未整備で、候補者が面接を通過できるか否かが属人的になってしまっている(面談にアサインされた社員によって聞く内容も評価もばらばら)という問題を抱えている企業は多く見受けます。

そのような状況にある企業など、面談の基本フローを3ステップにまとめてくれている本記事の内容は参考になるんじゃないかと思います。

8.ベンチャー採用/スタートアップ採用戦略のバイブル「採用力」のある企業は何が違うのか?

こちらは採用エージェントをやられているKeyPlayersさんの記事です。

①母集団形成・②面接段階・③内定段階という3段階にわけて解説してくれています。

スタートアップの採用への取組み方としても参考にできるんじゃないかなというところと、人材エージェント目線での見え方や人材エージェントの有効な活用方法という意味でも参考になるんじゃなかと思って挙げています。


さいごにまた少し趣向を変えて、イケてる企業がどのようにHRに取り組んでいるのかという観点でオススメの書籍を2つだけ挙げます。

9.NETFLIXの最強人事戦略

「自由と責任の文化」が浸透しているNetflixの人事戦略に関する書籍。

Netflixが優秀な社員が最大限創造性を発揮して仕事ができるようにするためにどのように取り組んでいるのかが読み取れる本です。

採用中心の話、というわけではありませんが、採用がうまくいく(優秀な社員が新たに入社してくれる、優秀な社員が長く在籍してくれる)ためにも、社内の組織や人事制度を整えることは欠かせません。そんな観点でトップや人事担当者は必読の本だと思っています。

10.How Google Works

こちらは、Googleという企業がイノベーションし続けているその理由を、働き方に焦点を当てて書かれた書籍です。

Googleの働き方の本質を、Googleの会長自身の手で、具体的で明日にでも実践できる内容に落とし込んでくれている内容になっています。

ビジネスパーソン必読の本として挙げられることの多い本ですが、個人の働き方というだけでなく、個人がこの本に書かれているような働き方を実現できるようにするために、トップや人事担当者が何をすべきか、という視点でも非常に学ぶことの多い本だと思っています。

上のNetflixの本同様、直接的に採用関連というわけではありませんが、採るべき社員を採る、採った社員がすぐ辞めたりせず、創造性を発揮して働いてくれるようにするためにどうすべきか、という観点で挙げています。


以上です。

上記10選以外で「これもオススメ!」等あれば是非教えて頂ければ幸いです!

一旦はオススメ情報をまとめているだけですが、興味ある方が多そうだったら内容をまとめてみることもやっていこうかと思っています。(そんなリクエストもありましたら是非ご連絡ください!)

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