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【必読10選】スタートアップを創業する際に気をつけておくべきことは何か、どう気をつけるべきか

あくまで自分用という側面が大きいですが、起業準備を進めるうえで、「これは見ておくべき!」という情報をまとめておこうと思ってNoteを書いてみました。

スタートアップ関連の情報は近年かなり増えてきて、ひと昔前に比べるとだいぶよい環境になってきたなと思いますが、情報が増えるとそれはそれでどれを参考にしたらいいのかわからないという贅沢な問題が発生するのと、「教科書のようにスタートアップに関わる知識をすべてインプットしてから起業しよう!」というよりは、「◯◯についてはどうすればいいんだろう…?」というように、トピックごとに関連情報を見やすく整理したいというモチベーションでまとめています。

「個人的にスタートアップの成否に関わる重要ポイントだと思っているトピックについて10選でまとめてみる」というコンセプトです。

今後も様々なトピックでまとめていきたいと思いますが、今回は、「創業する際に気をつけておくべきことは何か、どう気をつけるべきか」を検討するうえで見ておくべきと思った書籍やウェブサイトを10個挙げています!

スタートアップ向け法人設立のベストプラクティス (Coral Capital)

https://coralcap.co/seed-finance-insights/

「個人事業主向けの法人設立の手順書はたくさん出てくるが、スタートアップ向けの情報はほとんどありませんよね」ということで、著名VC(ベンチャーキャピタル)であるCoral Capitalがトピック別に注意点や論点を整理してくれた記事。

唯一の正解はないけど、会社設立というウキウキした状況で何も考えずに「えいやっ」で決めてしまうとあとから後悔が多発するトピックに対して、注意点や論点を知っておくだけでも結果は全然異なります。非常に有り難いまとめ記事です。

会社設立と資金調達に関するヒント (Y Combinator)

https://review.foundx.jp/entry/5C-tips-on-company-formation-and-fundraising

以下のトピックに対するY Combinatorパートナーのコメント(をFoundXが日本語訳・編集したもの)。
◯ 見通しを立てる
◯ 綺麗にスタートを切る
◯ 法人化する(シンプルに保ちながら)
◯ エクイティの分配は公平に
◯ 守るために権利確定を
◯ LLC 対 Sコーポレーション 対 Cコーポレーション
◯ 資本政策表の管理

インタビューの文字起こし的な記事。アメリカと日本での環境の違い等もあるのでそのまますべてを採用すれば成功できるというわけではありませんが、世界で最も有名と言っても過言ではないアクセラレータ、Y Combinatorのパートナーの考え方を知ることができる良記事です。

起業 1 ~ 2 年後のスタートアップへのアドバイス (Startup School - Y Combinator)

https://review.foundx.jp/entry/later-stage-advice

こちらもY CombinatorのStartup Schoolより。以下のトピックについての、創業後12-24ヶ月のスタートアップに対するアドバイス。
◯ マネジメント
◯ HR
◯ 会社の生産性
◯ 法務、財務、会計、税務
◯ 起業家の心理
◯ マーケティングとPR
◯ 取引

創業後1年-2年のスタートアップに対するものなので創業のタイミングで必要なものではないが、「1年後にはそんなことを考える必要がある」という意味でも、「創業後1年くらいはそれらのトピックではなく別のことにフォーカスしてよい」と腹を括る意味でも参考になる記事だと思います。

共同創業者を見つける方法 (Startup School - Y Combinator)

https://review.foundx.jp/entry/how-to-find-the-right-co-founder

少し趣向が変わるが、創業するにあたって最重要とも言える、共同創業者関連の記事。
◯ 共同創業者が重要な理由
◯ 共同創業者に求めるモノ
◯ 共同創業者の探し方
等に関する、Y CombinatorパートナーのStartup Schoolでの話。

記事中にも「一人創業者でもよい場合」とある通り、必ずしも共同創業者が必要というわけではなく、一人創業での成功事例もあるため個別のケースについては、「最終的に創業者本人がどうしたいか」が重要ですが、一人創業に決めるうえでも、本記事中で「共同創業者が重要な理由」として挙げられている理由については考慮しておくことが後悔の少ない起業に繋がるでしょう。

共同創業者の口説き方 (FoundX)

https://review.foundx.jp/entry/how-to-convince-cofounders

1つ上と同様、共同創業者に関する記事。「なぜ共同創業者が必要なのか」というような考え方を紹介してくれているというよりは、より実践的な「探し方」に関する記事。

How toなので自分が気に入ったものだけ採用すればよいですが、一番重要なのは、共同創業者を見つけるのには思っている以上に長い時間がかかるというメッセージでしょう。

起業のファイナンス

https://www.amazon.co.jp/dp/B011HON7B6/

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目次は以下の通り。会社の始め方、事業計画の作り方、ストックオプションの活用、資本政策の作り方、投資契約と投資家との交渉、等、目次を見るだけでも読んでおいた方がよいとわかる書籍。
目次
序章 なぜ今「ベンチャー」なのか?
第1章 ベンチャーファイナンスの全体像
第2章 会社の始め方
第3章 事業計画の作り方
第4章 企業価値とは何か?
第5章 ストックオプションを活用する
第6章 資本政策の作り方
第7章 投資契約と投資家との交渉
第8章 優先株式のすすめ
第9章 ベンチャーのコーポレートガバナンス

もはや起業家のバイブルと言っても過言ではないと思うのですでに読んでいる方が大多数でしょうが、まだ読んでいない方は、「ファイナンス」と付いているがCFOでなくCEOやCOO、というかCxO以外のスタートアップに関わるすべての人が読んでおいた方がよいレベルの本だと思います。
これに続く『起業のエクイティ・ファイナンス』も興味がある方は是非。

スタートアップを始めるための一つの手順 (Y Combinator)

https://review.foundx.jp/entry/one_order_of_operations_for_starting_a_startup

またまたY Combinatorの記事。創業フェーズだけでなく、スタートアップは常にFake Workを避け、やるべきことをやるべき順序でやっていく必要がありますが、それに対する1つの考え方として参考になります。トピックは以下の通りです。
◯ やるべきことの実施順
◯ 2つの間違った実施順
 1) アイデアを考え付いた後、すぐに投資家に売り込む
 2) アイデアはあるものの、自分も共同創業者たちもコードが書けない
◯ 反対例

31人の起業家からの、初回起業家へのアドバイス (Y Combinator)

https://review.foundx.jp/entry/advice-for-first-time-founders

タイトルの通り、31人の起業家からのアドバイスをまとめた記事。以下の3つの質問に対する各起業家の答えを知ることができます。
1. 起業初心者が知っておくべきことで、当時自分が知らなかったことは何ですか?
2. どのようにしてそれを学びましたか?
3. どのように役立ちましたか?

「それはそうだね」、「すでに気をつけています!」というものもあるでしょうが、知らなかった、なるほどと思うモノがあれば是非今日から積極的に取り入れるとよいでしょう。

事業家Q&A (FastGrow)

https://www.fastgrow.jp/questions/209

1つ上のY Combinatorのもの同様ですが、日本の起業家の考え方を知れるものとしては、FastGrowというメディアの事業化Q&Aというコンテンツに、「起業するときに気をつけるべきことはなんですか?」等の質問に対する日本の起業家・経営者の回答がまとまっています。

こちらも「なるほど!」と思うものがあれば取り入れていくとよいでしょう。

起業・創業に役立つ情報 (J-Net 21)

https://j-net21.smrj.go.jp/startup/index.html

独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営するJ-Net 21というPageのなかの「起業・創業に役立つ情報」という項目には、都道府県別の補助金・給付金関連情報が一覧で掲載されている「創業者向け補助金・給付金(都道府県別)」という項目があるので、これから創業を考えている方は是非一読してみるとよさそうです。

一旦10選にこだわって10個に限定しましたが、このトピックなら他にも参考になる情報は結構ありますね!
ニーズがありそうであればどこかで10選をまとめた記事も書いてみたいと思います!
「この書籍・ウェブサイトも役に立つよ!」等あれば是非教えて頂けると幸いです!

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