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新作スイートフローラルに込めた想い

BELLE MACARON代表・24hブラのプロデューサーをしているこじみくです。いよいよ明日、24hブラの春の新作「スイートフローラル」が発売になります。
今回の新作は自分の中でも色々な想いや開発までのストーリーがあったので、noteでその気持ちをお伝えしたいと思い久しぶりに投稿をしました。

コロナ禍だからこそ生まれた新作

24hブラは一日中快適なつけ心地をコンセプトに、働く女性や育児中の方、ヨガやスポーツをする方にご愛用を頂いています。現在13色の展開をしていますが、トレンドやお客様のお声、そして「普段使いのしやすさ」を考えて全てオリジナルでカラーの開発を行ってきました。

日常を快適に…というのをコンセプトにしているブランドなので、肌馴染みや可愛さの中にも落ち着いたトーンを大事にしています。
こうすることで普段着る洋服とも色味が合いやすく、幅広い年齢の方に喜んで頂けるカラー展開が実現しやすくなります。

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ただ、コロナによって日常生活は少しずつ変化し、ブラジャーとの向き合い方や下着に求められることが変わり始めてると感じることがありました。実際、24hブラは「在宅勤務に最高」と多くのお声を頂き、コロナ以前よりも売り上げを伸ばすことができ、ラクだけど可愛いという商品の魅力を実感頂く機会が増えているように思います。

そんな中で考えたのが、これまで大事にしてきた「日常にとけ込むカラー」という展開は果たしてどこまで必要なのだろうかと疑問です。
コロナによって訪れた日常は人に会えない、旅行に行けない、洋服を楽しめない…という閉塞感。これにどこまで合わせるべきなのだろうか…

何日も何週間も何ヶ月も悩んで「閉塞感がある毎日でも気分を上げるきっかけになるカラー」を作りたいと思うようになりました。
いつものカラー展開よりも少し彩度を上げ、明るさを出し、パァーッと気分を楽しい方向に運んでくれる…そんなカラーに挑戦してみたいと考えてこの新色の企画が始まりました。

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実際に完成した商品を見ると「なんて可愛いんだ…」という感動と同時に、「普段使いには可愛すぎる??」という気持ちも少しあったのですが、見ているだけでも気分が明るくなり、落ち着かない毎日の中のお守りのようなカラーに仕上がったと感じています。

ノンワイヤーブラの可能性を広げる

さらに今回初めて挑戦したのが、リボンとストラップ、裏地をメインレースと異なるカラーで合わせた「バイカラー」のデザイン。これまでは単色使いを続けてきましたが、着心地とデザイン性を追求する下着ブランドとしてデザインの軸を大きく変えた商品を生み出したいと考えていました。

現在でもブラジャーの主流はワイヤーブラで、デザインの幅も多くありますがノンワイヤーブラやブラトップは、シンプルなデザインが多くデザインの種類もそれほど多くありません。0Lでワイヤーブラの痛みに悩んでた私が「可愛いノンワイヤーブラが欲しい」と思い、4年前に生まれたこのブランドでノンワイヤーブラのさらなる可能性を広げ、新しいデザインにも挑戦したいと思い、バイカラーを使ったスイートフローラルという新作にたどり着きました。

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開発ではレース・ストラップ・裏地など、それぞれサンプルが上がるタイミングが異なるため、頭の中で色味を組み合わせて調整するのがとても難しく、完成するまではこれまでにない不安な日々を過ごしてました(挑戦したことを後悔したぐらい…笑)

結果的に花束をイメージした春らしい新作が誕生して、想像を超える完成度にホッとしましたのを今でも覚えています。

最後に

今回の新作はお伝えしたようにこれまでと異なる取り組みや挑戦をしてきて、正直不安も多かったのが事実です。新色のお客様アンケートにも出していないカラーなので、「本当に喜んで頂けるのか」と開発を進めながらも考え込んでしまう瞬間がよくありました…そんな時に思ったのが「一度ぐらい自分の挑戦してみたいカラーを開発してみよう」という想いです。

下着ブランドのプロデューサーであれば、何でも自分の好きなデザインを作れると思われることもありますが、トレンドやお客様のお声に寄り添い、数字やデータと向き合うことを大事にしてきたので、なるべく私自身の趣向や感情は入れ込まないようにこれまでカラー展開を進めてきました。

ですが、おかげ様でもうすぐブランド5年目を迎え、24hブラも本当に多くの方にご愛用頂く中で「プロデューサーの私が作ってみたかったカラー」が一つだけ存在していてもいいのではないか…と考えるようになりました。好き勝手に開発するのはよくないですが、結果的にカラーの幅やブランドの輪郭が広がることに繋がれば、喜んで頂けるお客様もいらっしゃるのではと前向きに考え、初めて自分の気持ちと向き合いながら開発したカラーになります。
そうした経緯もあったのでツイッターでの告知、そしてインスタライブでの告知を通して「可愛い!!!」とのお声を頂いたときは涙がでるほど嬉しかったです。

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(緊張しながら迎えたインスタライブ…見に来てくださった方、本当にありがとうございました)

次はお届けするまでのドキドキもありますが、皆様の元に感動と少し早い春が届くことを心から願っております。

これからもどうぞよろしくお願いします。





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