悟りとは? 後編
前回の悟りとは?前編の続きになります、
さらに Deep Max な世界なので、
興味のある方は、ご覧いただければ、嬉しいです
仏教の悟りの段階
ちょっとマニアックですが、仏教的な段階があるようなので、確認しておきます
仏教的には、悟りの段階に名前があるようです
釈尊は悟りを四段階で語っていた。
四沙門果と呼ばれ、パーリ語聖典や漢訳阿含経に見られる。四向四果 と言うようです
四向四果(しこうしか)とは、原始仏教や部派仏教における修行の階位のことであり、
小乗の聖者の4段階(預流・一来・不還・阿羅漢)の第1段階。聖者の流れに初めて入ったもの。
・預流(よる) - 聖者の流れに入ることで、欲界の人と天の間を最大7回生まれかわれば悟りを開く位、
・一来(いちらい) 人と天の間を1回往来して悟りに至る位
・不還(ふげん) 欲界には再び還らず色界に上って悟りに至る位
・阿羅漢(アラカン) 仏教において最高の悟りを得た、尊敬や施しを受けるに相応しい聖者のこと。 この境地に達すると迷いの輪廻から脱して涅槃に至ることができるという。
こちらは、かなり修行が進んだ、聖者レベルですね、
「聖者の流れに入る」って、カッコいいですね(笑)
そして、小乗の悟りから、大乗の悟りへと、また進みます
悟りの種類、小乗と大乗の違い
・声聞(しょうもん)
仏陀の教えを聞く者、教えを聞く修行僧、すなわち仏弟子を指す
仏の教説に従って修行しても自己の解脱のみを目的とする出家の聖者のこと
・独覚(どっかく)[縁覚]
仏の教えによらずに独力で十二因縁を悟り、それを他人に説かない聖者。階位としては菩薩の下、声聞とされる。縁覚は寂静な孤独を好むために、説法教化をしないとされる。師匠なしで独自にさとりを開いた人を指し、色々な縁によって悟るので縁覚と言う
・菩薩(ボサツ)
サンスクリット語のボディサットバ(bodhi-sattva)悟りを求めると共に、衆生を救うために多くの修行を重ねる者。仏道を成就させようとする行者。
菩薩にも、色々な菩薩達、文殊菩薩、普賢菩薩、観音菩薩、妙音菩薩、薬王菩薩、などがいらして
そして52の段階があるようです、、
上には上がある、果てしない世界ですね、、
五十二位とは。菩薩(ぼさつ)が仏に至るまでの修行の段階を52に分けたもの。
詳細は、また次回にしたいと思います
ブッダからみれば、違いが、わかるのでしょうが、空手の黒帯、茶帯、一段、二段のようになっていれば、分かりやすいですが、見た目では、一般人にはわかりません・・
自分の位置、己を知るための、目安にはなるかも、しれません
本物を見極める目を養いたいと思います
これは、仏道修行中の方、悟りを得ている方の、段階です、
小乗は自己の解脱だけを目的とする、教えを説かない、聖者、修行者を、声聞、独覚、[縁覚]と呼ばれているようです、
悟りを求め、衆生を苦しみ、迷いから、仏道に導く、自利利他の道を行くのが菩薩、
自利利他の心があるかないかが、小乗と大乗の違いになるようです
当時の上座仏教(小乗仏教)では、阿羅漢(アラカン)になるのが修行の最終目的であるのですが
自利利他が大乗仏教の精神であり、
仏教の精神ではないかと思います
一般の方が仏道に入る、前の段階としては、
この世の、世俗的な快楽、欲望生活は、
常に移ろいゆく、一時的で、苦であると知ること、
諸行無常、苦を理解する→
この苦しみから、解放される道(四諦)があることを知る→
仏の教えを信頼する、素晴らしさを理解する→
最高の菩提(悟り)に発心する→
発心とは、悟りを得ようとする心を起こすこと。菩提心 (ぼだいしん) を起こすこと。仏門に入ること。
菩提心が生まれる→
菩提心とは、菩提を求める心=さとりを得たいと願う心
仏道修行の道を歩む→悟りへ
この流れに入ることで、菩薩へ、
悟りへの流れに入るのでは、ないかと思います
皆さんは、菩提心が生まれたでしょうか?
この道は果てしなく続く道なので、
あわてないで、一歩、一歩、確実に、歩んでいきましょう♪
仏教は科学的
ここでいきなり、物理学の世界が現れますが、
お釈迦様は科学が、発展していない時代に教えを説かれていますが、
現代の物理学、量子力学、宇宙論が仏教の世界を説明していて、色々繋がってきます
体と心、宇宙論、物理学、量子力学、心理学も
全て真理は繋がっているので
このような、科学的アプローチも、必要だと思います
悟りの4段階、4つの空とは
ここからは、YouTubeの「人間を超えた人のための、チャンネル」、小宮さんの説明を参考にしています
自然界は4つの力とは
物理学の説明では、この自然界は4つの力で、できているようです
その、自然界の4つの力(素粒子間に働く力) とは
「重力」 「弱い相互作用」
「電磁気力」 「強い相互作用」
上の4つの相互作用が、宇宙に、はたらいている力のすべてで、これを「自然界の4つの力」と呼びます
この4種類の力を統一するのが、
超大統一場理論であり、最高の悟りです
物理学では、このうちの重力を除いた3つの力を統一した理論のことを万物の理論(統一場理論)と呼び、物理学が目指す究極の理論とも言われている
統一場理論(とういつばりろん)とは、場の理論において種々の相互作用力を一種類に統一する理論である。
最終的には重力も含めた全ての力を統一的に記述する理論が考えられ、これを万物の理論または超大統一理論と言う
物理学では、自然界の四つの力を全て統一することが到達点とされていますが、物理学では、未だ解き明かされていないようです
物理学のことは、詳しく説明できませんが、、
なぜ、この4つの力が生まれたのか、
その答えは、法華経に書いてあるようです
この4つの力のことを「悟りの4段階」
「4つの空」と呼んでいます
悟りには4段階あると言われていて
4つの「空」について
1つ目の空「三千世界」三千世界が無限に集まって、仏国土、無限の三千世界
2つ目の空「仏国土、一三千億土」 仏国土が無限に集まって無限億土
3つ目の空「無限億土」無限億土が無限に集まって全創造世界
4つ目の空「全創造世界」
この4段階の無限が集まったものが、
「何もない、全てがある状態」=「真空」
「無生法認=真空 」
これは、億土、と言う考え方で、
8次元から、11次元までを、表しています
この4つの力を一つにまとめて、
如来になることが、全てを悟ったことになります
無限が無限に集まったもの、、
何もない、、??
言葉で説明できることもすごいことですが
人間の想像を超えているので、いきなり理解できるものでは、ありませんね、、(笑)
いきなり、この世界感を、聞いても、
んっ???、、、なので、
今回は、こう言う世界もあると言う認識をして頂き
また詳しく説明したいと思います、
「悟りの4段階」8~11次元
「真空 」無生法認
11次元 、重力、 全創造世界
10次元 、弱い相互作用 、無限億土
9次元 、電磁気力、 1 三千億土(一仏国土)
8次元 、強い相互作用 、三千世界
「人間を超えた人のための、チャンネル」、小宮さんの解説より
詳しくは、"統一場理論の『場』について考えよう!これがわかることが悟りが開けたこと!釈迦の語る空とはホーキングの語る場と同じもの!このひとつの場、真空に何が統一されているのか理解することが悟り!" を YouTube で見る
YouTubeの「人間を超えた人のための、チャンネル」法華経大講和!悟りの四段階!をご覧下さい
お釈迦様の悟りの解説
ウィキペディアにあった、説明
釈迦(しゃか)の辿った道筋から見てみると、
釈迦は出家前にすでに阿羅漢果を得ていたとされるが、
出家後も含めて多くの哲学者や宗教家の教えを受け、
苦行にも専念したが悟りを得られなかった。
そこで今までの修行法をすてて、河で沐浴し身を清め、
村娘スジャータから乳粥の供養を受けて河を渡り、
対岸の菩提樹の下で、釈迦が悟りを開く
釈尊が悟りを開いた後、その悟りを広めることをためらったが、その悟りを広めるよう勧めたのが梵天と帝釈天とされ、この伝説は梵天勧請(ぼんてんかんじょう)と称される。梵天勧請を受けて鹿野苑(ろくやおん)で初転法輪を巡らしたとする。
ブッダは当初、自身の悟りは他人には理解できないと考え、
自分でその境地を味わうのみに留めようとしたが、
梵天勧請を受けて教えを説くようになったと伝えられることから、
ブッダの説法の根本は、その悟りの体験を言語化して伝え、
人々をその境地に導くことにあったとされる。
この悟りに到達することが、後代に至るまで仏教の根本目的であるとされる。
ではこの悟りをもう少し具体的に掘り下げてみると、
釈迦は説法の中で自身の過去世を語っている。
様々な過去の輪廻の遍歴を披露しているのである。
これは常人にはあり得ないことである。
素直に釈迦が過去を思い出したことを認めるならば、
悟りの一つの側面とは、正に一切の過去の記憶を思い出すことであると言える。
永遠という表現に近い時間をさかのぼり、一切の記憶を思い出し、
それと共に、釈迦が現じた神通力と呼ばれる本来持つ能力も取り戻したと考えられる。
悟りとは、真の自己の覚醒、というより、本来の自分に帰ることだといえよう。
私たちは、悟りを得るため、仏に南無する。南無とは、意味として帰命と訳される。
つまり悟りとは、言葉どおり本来の穢れなき命に帰ることと考えられる。
ウィキペディアより引用
このお話を、素直に信じるのであれば、輪廻転生があり、
お釈迦様は、一切の過去の記憶を思い出して、
ビッグバンが起きる前、宇宙が生まれる前の姿を知って
過去生の自分は、真空であったことを、思い出し、
この宇宙の起源
なぜビッグバンが生まれたのか?
人間が生まれてきた問いを
存在の仕組みを、「悟られた」、と、言うことになると考えました
これが、法華経のお話の中にある、
妙音菩薩が、自らの過去生から、如来になった一生と繋がった、と解説されている事と、繋がります
悟りについてのまとめ
法華経で示されている、
悟りとは?
『自らの真空への認識』=「悟り」
「完全な、空の真理を悟る」
と言うことになります
真空である自分が、自らを、真空だと、理解する仕組み
存在の本質は、「何もない」真空であった!と認識する(思い出す)仕組み
と言うことになります
理由、
法華経を読んで、過去、現在、未来の自分と繋がり、
自分は何ものなのか?
なぜ人間として生まれてきたのか?
自分がなぜビックバンを起こす、
真空であったのかを理解することで、
原因-結果の連鎖を見抜き
「縁起の理」を理解して
宇宙の真理、存在の仕組みが理解されて
実は、「自らが真空であった!」
「全ては何もない空であり、全てである」
ことを「悟る」
さらに、これを教え広めることが菩薩行、
そして、生きとし生けるものが真空を理解して、思い出せるように、
真理と仏法を衆生に伝え、広めていきます
これが、この存在の仕組みであり、
宇宙のプロセスであり、
真空と3次元世界と人間の関係性が解き明かされています
この仕組みを教えているのが「法華経」です
この仕組み、真理を伝えてくれたのが、
お釈迦様です
この仕組みを教えてあげるのが菩薩行です、
この教えを伝えるかどうかは、自分次第です!
法華経とは?
法華経は、お釈迦様が晩年に説いたとされる、法(=ダルマ)の仏教経典の一つで
「諸経の王」として広く信仰されています
そして、簡潔に説明すると、
※『無生法認』を理解するための仕組みが書かれている
これが法華経です !
言葉を通して、「空」、「宇宙」、「仏」「存在の仕組み」
無限性を理解していくのが「法華経」です
詳細は別のページにまとめたいと思います
法華経からしか最高の悟りは生まれない!?
お釈迦様はこう断言しました、
「法華経から入り何度も「虚空界」に参加して、
[虚空とは、 何もない空間、空。 何も妨げるものがなく、すべてのものの存在する場所]
[虚空界とは、虚空のように一切を包括し擁する、色もなく形もない本源的な真如の世界]
そこから三千世界、1 三千億度、無限億土、無生法認(真空)を
これらの仕組みと全体像(無限)を理解することが悟り」
この仕組みを解き明かしているのが法華経。
真空が真空になったプロセスを(思い出す)理解していく、
「自らが真空(仏)であることを、理解していく。仕組み」
その性質が存在。
無生法認とは
※『無生法認』とは、
ものは本来、何も生ずることがない、から全てなんだ、と、容認する知。
と解説されています
何もない無から生まれる法を認める
『無生法認を言葉で理解、認識していく』のが、「法華経」
この真空の構造と仕組みを使い、
真空は自らは、「何もないを認識」、理解します。
何もないところから無限に現れる現象の世界
「何もないことが全てあること」
一切衆生を、不生不滅、何ものも生ぜず、また滅びない
「空」であると認めること、
真実をありのままに悟ること。
僕らは、みんな同じ、真空(無生法認)が持つ無限の視点の1つなんだよ(^^)
つまり、僕もあなたも存在そのものなんです!
もし法華経に興味を持った方、気になった方、ビビっときた人は、是非とも、法華経を読んでみてください!
本は、漢字や専門的な言葉が多く、難解なので、
正直言って、最初、法華経を読んでも、深い意味は分かりませんでした(笑)
ただ、これは、すごい!と、ビビっと感じるものはありました
何回も読むことで、理解は深まります
最初は、動画の解説がおすすめです、
ビッグバンが起きた原因、存在の仕組みが、説明されています
何度も聞いていくと、話が繋がってきます。
おすすめ動画&書籍
おすすめ書籍
大乗仏典〈4〉法華経I (1) (中公文庫)
大乗仏典〈5〉法華経II (2) (中公文庫)
おすすめ動画
これが悟りだよ!無限であると同時に真空でもある状態を理解する!【人間を越えた人のためのチャンネル】
悟りの検索でこちらも、参考になりましたので。
さとり - WikiDharma
感想
今回は、個人的に、悟りについての探究と、考えをまとめてみました
僕の感想としては、
悟りとは、言葉だけで定義できるものではなく、
言葉だけの理解ではなく、
言葉だけにとらわれては本末転倒です
知的理解も大切ですが、
大切なのは、理屈ではなく
身体で体験、体感、体得することだと思いました
そのために、この身体、感覚、
この3次元の、物質世界があると思います
悟りの段階は様々あるにせよ、肉体がある以上は、
その「悟り」の体験を伴った「智慧」を深めていく、ことが、仏教の醍醐味だと思います
山の頂上の景色のことを聞いても、そこに登った経験や智恵はなく、
山を登る体験、登り方は、自ら、実際に登らなければ、わかりません、
その先に、頂上があると信じて、登って行く、
そこには、どんな景色が待っているのか、、
何もない、、かもしれません、、、(゜゜;)
悟りも、実際に体感してみるしかありません
その道の歩み方は、お釈迦様が示してくれています
僕自身は「私」たちの心、精神には「仏」がいて
「空」は、いつでも、どこにでも
「今、ここ」にある、と感じます
悟っていても、いなくても、
今日も、善いことをして悪いことは止めましょう
そして心を浄めましょう
やるべきことは、シンプルに
心、穏やかに、安らかに、過ごしていきましょう♪
自分には、悟りは関係ないは、と思わないでください
誰にでも悟りに至る道は開けていて、
それに向かっての修行が
(【注】苦行じゃないよ(笑))
生きがいに、なってくると思います
僕も「悟り」の喜びを、
自ら体験するべく、精進して生きたいと思います!
最後に、ブッダの最期の言葉もお伝えします
「怠ることなく修行を完成せよ。
私の教えと、規律をしっかり守れば、輪廻は終わり、苦しみは、消え去るであろう」
今回、悟りと言う、僕の人生最大のテーマなので、
とても長くなってしまいましたが、
読んでいただいて、ありがとうございます!
皆さまにも、本当の悟りが訪れますように☆
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