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1日に10回火星へ!SpaceXの最新計画とStarshipの止まらない進化

以前に、SpaceXの次世代宇宙船Starshipの3回目のテストについて紹介しました。

4/7(米国現地時間4/6)に、CEOのイーロン・マスクが従業員向けに多惑星を目指した最新の計画発表を行い、Xで公開されています。

以下は、その冒頭部の要約です。

SpaceXはStarlinkやFalcon 9などの注目プロジェクトを進め、多惑星に生命を広げることを目指しています。
イーロン・マスクはフェルミのパラドックスと観測可能なエイリアンの不在について議論し、人類が地球を超えて拡大する必要性を示唆しました。
主な目標は、宇宙居住と探査を進めるために、永続的な月面基地「ムーンベースアルファ」を設立することです。
SpaceXのスターシップ3は宇宙技術において大きな飛躍を表し、現在のコストの一部で大幅に増加したペイロード容量を提供し、宇宙旅行の費用を1回あたり200万〜300万ドルに削減することを目指しています。
マスクはかつて不毛だった場所を大規模な宇宙船生産工場に変えるビジョンを描いており、特に火星をターゲットとした人類の惑星間植民地化へのコミットメントを強調しています。

by ChatGPT

冒頭に、エイリアンの話から始まります。(アイスブレイク?)
「フェルミのパラドックス」という言葉を引用しており、これは科学者フェルミが1950年ごろにつぶやいた有名な言葉です。
ようは、「(こんなに探しているのに)どこにいるの?」という皮肉のような表現です。

これについては、存在しないという説明以外に、「危険なので隠れている」という見方もできます。

今Netflixで映像化されて再注目されている「三体」の原作でも、その設定で話が進みます。

話がそれたので戻します。

改めてイーロンから、SpaceXが目指すGoalが明示されました。

冒頭動画のキャプチャー

元々は火星に絞っていましたが、もう少し俯瞰的かつ使命を帯びた表現に変えています。

ただ、もちろん直近の目標が(月を経て)火星であることには変わりありません。

他のSpaceXの最新成果も発表されていたので合わせて載せておきます。

同上

ついにStarlinkは6千台を超え、地上ユーザが270万人に突破したようです。

次に、ロケットの歴史を長さでと積載重量で比較しています。

そしてこの史上最長かつ最大積載能力を備えたStarshipの4回目のテストが、早ければ5月に行われます。

度肝を抜かれたのが、そのStarshipの長さです。

「150m」とさらに伸びています。そして積載能力も格段にUP。

さらに続くのが、輸送イメージ。火星には相当な給油が必要なため、宇宙空間での給油や現地でのエンジン燃料(メタン)調達も視野にいれています。

こちらについては、過去にも紹介したので載せておきます。

そしていずれは、下記の数値目標を目指すそうです。(1日10回の打ち上げ!)

上記のキャプチャーだけでもSFにみえますが、これを事業計画として遂行しようとしています。

火星に住むのはまだまだクリアすべき課題が山積していますが、時代の節目に来ている感覚だけはヒシヒシと感じます。


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