妬まれれば妬まれるほど、広報は成功する
大手マンションメーカー広報15年、地方の小さなPR会社経営16年のPRプランナーが中小企業の広報PRに役立つ情報を発信しています。
■勝者は常に妬まれるもの
「誰が何を言おうが関係ない。自分たちがナンバーワンだ。今からまた少し嫌われるだろう。でも大丈夫。勝者は常に妬まれるものだとわかってるよ」
サッカースペインリーグの優勝インタビューで、バルセロナのD・アウベスが答えたコメントです。
企業も、マスメディアに登場したり、業績が著しく伸びたりすると、妬みや嫉みの声が聞こえてきます。嫌がらせや誹謗中傷を受ける可能性も増えていきます。
伸びている企業は、事業を通じて社会が幸せになってほしいと頑張っている。それでも一部の人からは嫌われ、妬まれ続けることもあるわけです。
■ユングの「集合意識体の法則」
妬むというのは、「自分が持っていないものを相手が手にしている」ことに対して嫌悪感を抱くもの。「お客さんがたくさん来ていてうらやましい」「有名になってうらやましい」の裏返しです。
妬まれ、嫌がらせをされるのは気持ちの良いものではありません。でも、事業においては「妬まれれば妬まれるほど成功してしまう」という法則があります。
野球でいえばジャイアンツは他チームのファンの妬みの対象です。妬む人が多ければ多いほど、お金や良い選手がそこに集まって来る、というのは、心理学者のユングが提唱した「妬まれれば妬まれるほど、妬みの対象になったものがそこに集まる」という「集合意識体の法則」が働くからだそうです。
■事業するからには成功して従業員を幸せにしよう
妬むという「負の感情」を持つ者には、何の恩恵も生まれてきません。
妬まれたくないから目立ちたくない、ひっそりとこっそりと目立たぬように生きていけば妬まれることはありません。
しかし、事業をするからには、もっと売上や利益を上げて、全従業員に物心両面から幸せになってもらわなければなりません。知名度を上げ、社会から認められ、成功し、賞賛を集めていかなくてはならないのです。
■平常心を保っていれば何も怖いものはない
「妬まれて困る」という人は、どこかで誰かを妬んでいるのです。
「あの人が持っているものが自分にはない」という欠乏感と、妬ましいという負の感情は、相手を幸せにするだけで、自分には何の得もありません。
あなた自身やあなたの会社がテレビや新聞にたびたび登場するようになると、賞賛と嫉妬の声が聞こえてきます。実際は応援したり好きになってくれる人のほうが、妬んだり恨んだりする人の何倍も多く生まれてくるんです。
テレビに出ても有名になっても、平常心さえ保っていれば何も怖いものはありません。
■躊躇なく、他人からの嫉妬を集めよう
社会に役立つ商品やサービスを作って、お客様の支持をもらっているなら、妬まれることなど怖くはありません。プラスの報道でなら、いくら目立っても、プラスの方がマイナスよりはるかに大きい。
誰からも妬まれないというのは「誰からも関心を持たれない」のと同じ。事業や商売をしていくうえでは、いくらかの嫉妬を集めるほうが成功するのです。
有名になることを躊躇せず、人からの嫉妬を集めて成功していきましょう。
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