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Yahoo!ニュースに掲載されるには

マンションメーカー広報担当15年、PR会社経営15年のPRプランナーが、地方の中小企業に特化した広報PRのヒントを発信しています。

1.「フジサンケイビジネスアイ」を重視する理由

私のクライアント企業は、産経新聞社が発行するビジネスマン向けのタブロイド紙「フジサンケイビジネスアイ」にこれまで度々掲載されています。

産経新聞は5大全国紙の中では最も発行部数が少なく、ましてフジサンケイビジネスアイは大都市圏以外では一般的にあまり購読されていません。でも、私はこのメディアをとても重要視しているんです。

なぜなら、産経新聞社は「Yahoo!ニュース」をはじめ「グノシー」、「MSNニュース」、「LINEニュース」、「Exciteニュース」など数々のニュースサイトの記事提供元となっていて、これらのサイトに記事が高い確率で転載されていくからです。もはや産経新聞の紙媒体の読者の数十倍もの読者がネット上にいるというわけですね。

中でもYahoo!ニュースは、日本人の80%が何らかの形で接していると言われ、トピックスだけで月間150億PVにもなるという国内最大のニュースサイト。

トップページに1日100本ほど示される「Yahoo!トピックス」に自社のニュースが掲載されたら、スマホやパソコンを通じてタイムリーに数百万人もの人が記事を読んでくれ、会社の運命が一日にしてガラリと変わる可能性が高い、それほど大きな影響力を持つメディアとなっています。

 今、パブリシティの世界では、従来の新聞やテレビの報道だけでなく、検索の受け皿としてYahoo!を含めたネット上のニュースサイトにいかに記事を載せてもらうかが大きなテーマとなっているんです。

2.Yahoo!ニュースにいかに掲載されるか

Yahoo!ニュースには1日4,000本以上の記事が掲載されますが、Yahoo!自身は報道機関ではありませんから、独自に取材して信頼性の高い一次情報をユーザーに届けることはできません。提携しているニュースの提供社(約200社300媒体以上)から記事データを集め、それを取捨選択してサイトに掲載するのです。

ですから、これら提供社となるメディア(日経を除く全国紙、共同・時事通信社、地方紙、スポーツ紙、専門紙、業界紙など)に記事を掲載してもらうことがYahoo!ニュースへの近道となるのです。

Yahoo!ニュースへの記事提供社は次の通りです。
http://headlines.yahoo.co.jp/docs/copyright.html

企業のパブリシティとしては、記事提供しているそれらのメディアに一定以上の大きさで取り上げてもらえば、高い確率でYahooニュースに転載されるため、より幅広く自社の情報を行き渡らせることができます。Yahoo!ニュースへの掲載を増やしていくには、記事提供している各メディアを狙って積極的にアプローチしていくべきなんです。

Yahoo!が優先的に取り上げる経済ニュースは、「だれもが共通して認識しているテーマ」(普遍性)であること、あるいは「そのニュースを起点に論争が起きそうなテーマ」(社会性)とのこと。

単なる新製品発売やイベントの案内ではまずYahooニュースには到達しません。ニュースバリューが高く、大きなスペースで詳しく報じられる記事であることが必須です。もっとも、これは普通の新聞やテレビでも同じことが言えるでしょう。

3.ローカルニュース専門Webメディアの活用も

主要なマスメディアのほかに、推奨するアプローチ先としては、
「みんなの経済新聞ネットワーク」(花形商品研究所ほかhttps://minkei.net/ )
「Jタウンネット」(ジェイ・キャストhttp://www.j-cast.co.jp/services/media/jtown.html)
「Webマガジン コロカル」(マガジンハウス https://colocal.jp/)
などのデジタルメディアがあります。

みんなの経済新聞ネットワークは全国の地域の経済ニュースを集めており、全国に100以上の編集拠点があります。J-CASTのJタウンネットは独自で取材し編集・発行している数少ないWebニュース専門メディア。コロカルは、マガジンハウスが発行する日本の地域をテーマにしたWebマガジンです。

これらデジタルメディアの編集部にも直接プレスリリースを配信してみましょう。取り上げてもらえれば、Yahoo!ニュースへの波及も期待できますので、ぜひアプローチしてみてくださいね。

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