見出し画像

自粛とは習慣を改める事

オリンピックが延期となり、首都圏を中心に自粛要請が強くなったりと依然恐々とした雰囲気は続いているという事もあって、『自粛疲れ』なんて言葉が出てくるようにもなりました。

身近な話で言えば、春休みに入り月曜から部活解禁で長男が喜んだのも束の間、土曜以降の部活も再び休止となりました。

よく言われている事としては、『自粛であって、禁止ではないので、強制力は無い』ということです。確かにその通りです。

あくまでも、「個人の判断にゆだねる」という状況が続いているという事なのですが、そうした中において、『自粛疲れ』という言葉が出てくるほどに精神的に疲れてきているのも事実としてあります。

しかし、ここでキチンと押さえておかなければならないのは、

自粛の本当の意味は何か
自粛の意味を明確に理解しているか

という事です。

自粛という言葉について、何となくフワ~っと捉えている人もいれば、全く違う意味として捉えている人もいれば、正しく理解している人もいます。

この捉え方の違いが『疲れ』になったり、あるいは『そんなの関係ねぇ』となったり、『よし!ここをしっかり乗り越えよう!』となったりしているわけです。

では、【自粛】の意味とは何かというと、

自ら進んで、行いや態度を改めて慎むこと

です。加えて、【慎む】という言葉の意味も書いておくと

振る舞いの上の過ちをしないように気を付ける
乱れないように控える

という事です。これらを合わせた上で再度読み直すと、

自分から進んで、行いや態度を改め、振る舞いに過ちの無いように気を付けたり、乱れないように控えたりする事

という事です。

行いや態度、振る舞いを簡単に表現するなら【習慣】です。

という事は、

自分から進んで、習慣を改め、善い習慣を心がけ、乱れないように控える

ということです。

『習慣』というのは『自分にとっての常識』とか、『何気なくしている行動』の事です。つまり、意識無意識に関係なく行っている事の全てです。

それを『改める』という事は、それらを疑うということです。

『善い習慣を心がける』には、『善い習慣とは何か』を知る事です。
つまり、情報を正しく得るという事です。

その為には、『コロナウイルスとは何か』という事だけを追っていてはダメなんです。

コロナウイルスとは何か?=風邪の一種
風邪とは何か?=上気道の炎症
風邪を予防するには?⇓
・30秒手洗い ⇒ 15秒とどう違うのか?
・うがい ※ただし、本当の効果は20分おきと言われています
・水分補給 ⇒ どのようなモノをどのくらい?
・栄養バランス ⇒ 健康的な食習慣とは何か?どうしたら良いか?
・睡眠 ⇒ 良質な睡眠とは何か?どうしたら良いか?
・保温
・保湿
・リラックス

といったように、どんどん理解を深めていく事が大事なんです。上記はザっとまとめたものですが、これを機に練習がてら、ご自身でも掘り下げてみてください。それもまた、習慣を変える事に繋がります。

そうやって、『善い習慣』を理解し増やしていくと、自分の習慣が間違っていたと認めたり、自分に足りない習慣を知ったりすることで、習慣を改める(=変える)事ができるようになります。

あとはそれらをするか、しないかただそれだけです。

そもそも、派手に乱れるような生活は、健康面に限らず『善い習慣』とは言えないと僕は思います。

こうして、【自粛】の本来の意味を正しく理解すると、日頃から習慣化できている人にしてみれば、「いつも通り」なのですが、できていない人からすると、「制限される」という事が起こります。

「制限される」と捉えるか、「習慣を変える良い機会だ」と捉えるかではその後の生活にも大きく影響します。

「制限される」と捉えている人は、自粛の緩和、あるいは収束された後に簡単に元の生活に戻ります。つまり、いつも通り、今まで通りで何の変りもない生活です。

「習慣を変える」と捉えている人は、自粛が緩和されようと、収束されようと、「習慣」にしようと努力しているので、生き方が変わり、生活が変わります。

さらに「習慣を変える」という事は、魅力を上げていく上でも非常に重要な事です。

繰り返しますが、「習慣」というのは、自分が何気なくとっている行動のこです。つまり、無意識に行っている行動です。

それを変えるわけですから、初めはぎこちないかもしれません。意識的に行うので、何か違和感はあると思います。

しかし、人は相手の無意識にしている行動にも、無意識に魅力を感じ取るものなので、ここを無視する事はできないのです。

言い換えると、成功者たちは皆、ここを理解し、実践できているという事です。常に最善の習慣(情報)を探し、自らの行い(習慣)を改め、新しい自分の習慣として上書きしていく事をしているから成功できるという事です。

そもそも、「自粛なんてやってらんねぇよ」と言っているようでは半人前以下だと僕は思っています。自分は大丈夫、若いから軽症で済むなんていうのは、あまりにも自己中過ぎてどうでもよい発想です。

たとえ、自分は軽症だろうと、それがすれ違った高齢者にうつったら?家族にうつったら?それによって、相手が亡くなったら?

つまり、「自粛なんてやってらんねぇよ」という人は、そういう人によって殺害される命があるという事を全く理解していないのです。

そのような人に本当の意味で高い魅力など備わろうはずもありません。魅力とはあくまでも相手が感じるものだからです。

今は、習慣を見直し、習慣を変え、そして、乱れるような暮らしぶりを控える事こそが、自分だけではなく、自分と自分の周りの人々の命と生活を守る一番の対策になるのだという事です。

そして、これが落ち着いた頃に、キチンと習慣化できている人は新たな魅力となって1ランク上がった自分に成長できるはずです。


よろしければサポートをお願いします あなたから頂いたサポートは今後のより善い記事の取材のために有効に活用させて頂きます