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中学校までの学力差は努力で巻き返せるよねって話

最近色んな人と話す機会があって,学力は才能なのか,のような話になることが多かったので,自分の所見を書き記そうと思います.
前提として,塾講師として中学生,小学生を教えた経験があり,小学校時代に塾に通っていた経験があります.
それで,私の結論は単純で,

学力は才能つまり得意不得意があるものであることは確か.しかし,少なくとも中学校卒業レベルまでは努力でその差を埋めることが可能.

と言うものです.そして,中学校での成績が良ければ高校もいいところに行ける可能性が高まり,良いスパイラルへと繋がっていき,その逆も然り,と言うことだと思います.

学力というものは分解すると,

理解する力
知識を記憶する力
知識を使う力

に分けられると思います.そして,この力は基本的には遺伝よりも成長してきた環境によって決定されることが知られています.つまり,中学校卒業までに学力を有することの意義を発見し,勉強することを学ぶ必要があります.逆に言えば,勉強することが学校の(クソつまんない)教材である必要はありません.自分がしたいことを発見し,本当にそれに一生を捧げていいと思えばそのことに対して,全力で勉強することは素敵だし,現実的なことだと思います.

最後に少しだけ学歴の話について
私は学歴社会が良くないみたいな話については懐疑的な立場です.先ほども言ったように,学力とは「理解」「知識」「使う」力の総称だからです.そして,学力を有しているということはそれらの力がある程度備わっていることを意味していると考えやすいためです.他にもいくつか理由がありますが,努力しない/しなかった言い訳のために学歴社会がよくないということを叫ぶ大人たちを見るとかわいそうに感じます.(実績がある上で学歴社会について論じている人の話も結構聞いて興味深いと思っています.)

そして,天才と呼ばれる人たちについて少し考えてみたのですが,大体の人はさっきの三つの才能のうち一つか二つがとてつもなくできるが,残りの力が備わっていない人のことを言っていることが多い気がします.だからある意味で天才は現象であるのかな,と思ったりします.

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