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あきる

飽きっぽい私であるが

舞台創作活動だけは

26年続けて来られた。

一度も途切れることも、辞めることもなく

続けて来れたのは、何故だろう?

大学で演劇と出会い

この道しかないと思い

ずっとやって来た。

同じ志を持った仲間もいたが

ほとんどが今は辞めてしまっている。

舞台の面白さは、なんと言っても

LIVEで行われることだ。

お客様の反応は毎回違うし

俳優のその日のコンディションによって

舞台は変化する。

生き物のように。

大袈裟かもしれないが

舞台に飽きるということは

人生に飽きると言っても良い。

初めて俳優を交えて台本を読むときは

未だに緊張する。

想像と違っていることが、良い場合も悪い場合もある。

もちろん、台本が出来ただけでは舞台は完成しない。

稽古し、その台本の行間を埋めていく。

この過程も、飽きることはない。

台本と俳優が違えば、過程も違う。

舞台創作は、何度も

違う人生をやり直している

といった感覚だろうか。

飽きることはない。

今の所。

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