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煙が目にしみる

毎日のようにパイプを燻らし

ときどきは、贅沢に葉巻を頂く。

何故、こんなにもパイプや葉巻が好きなのか

考えてみた。

香りが好きなのもあるが

煙が好きなのだと思う。

お香や、焚き火も好き。

煙をボーッと見ていると落ち着く。

イベントでのスモークマシンも大好き。

煙は、はかない。

すぐに消えてしまう。

次々と新しい煙が出てくるが、

すぐに消えてしまう。

同じ煙は、二度と出ない。

数秒ごとに新しい煙が生まれ、

数秒ごとに古い煙が消えていく。

まるで人間のように。

日本では、人間もいずれ煙になる。

消えてしまった煙は、見えなくなってしまうが

思い出すことはできる。

残り香も感じることはできる。

そう考えると、今、消えていく煙にも

愛着を感じる。

煙になってしまう前に

少しでも煙を吸って暮らしたいものだ。

こんな話をしていたら、しんみりしてきた。

目から水が。

きっと、煙が目にしみたせいだ。

そんな言い訳をしながら

煙に巻いてシメたいと思う。

モクモクモク。





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