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メンタルヘルスの問題を医者に丸投げしない考え方 | メンタルヘルスを考える不動産屋

メンタルヘルスを壊しやすい人の特徴~東村山の不動産会社

私が15日間、精神科病棟へ入院したのは2018年。症状としてもっともつらかったのは動悸でした。その他には希死念慮と抑うつ気分、そして睡眠障害がありました。まったく眠れないまま朝を迎えても、ちっとも眠くないどころか体自体は元気という状態をとても恐ろしく感じていました。
 
もともと適応障害の気がずっとありました。どこへ行っても、自分の居場所がない感覚や居づらい感覚。だから、心療内科との付き合いはそれよりもずっと前からあって、今振り返ると、なるべくしてなった、起こるべくして起こったというふうに感じています。
 
いわゆるうつ病というのは脳の機能障害なので、誰でもかかり得ると言われます。一方、うつ病だけに限らない、メンタル不調全般で言うと、どのような人に起こりやすいかという特徴がいくつかあります。
 
まず、仕事に熱中し過ぎる人や仕事ができる人として、評価の高い人というのがあります。仕事のできる人のもとには、仕事が集まってきます。それで、過重労働になっていくわけです。
 
性格的に明るく朗らかであるというのも、その特徴です。そういう人は部下や後輩からも慕われます。頼まれたら嫌と言えない性格でとても几帳面な人。頼まれた仕事に熱中して成果を出すと、また仕事が増えるという循環が止まりません。

適応障害を治す薬とは~東村山の不動産会社

私自身は、退院後もすぐに社会復帰というわけにはいきませんでした。半年近く、億劫感に悩まされて、歯みがきや入浴さえつらいという有様。私はとても歩くのが早いのですが。当時は本当に歩く速度がゆっくりだったと今でもパートナーから言われます。
 
しばらくは、動悸の発作が起きたときの頓服薬も手放せませんでした。あれから6年が経った今も、毎月一回の通院は続いています。しかしながら、最近はすっかり落ち着いているので診察もとても短時間。薬をもらうために通院しているという感じです。
 
主治医から心と体はつながっているからと言われます。メンタルヘルスを壊す原因はいろいろですが、そのほとんどが「仕事」と「お金」に紐づいているのではないでしょうか。人間関係につまづいても、キャリアと飯を食うことを人質に取られているから動くに動けず、メンタルを破壊する。
 
医師ではない私が出過ぎたことかもしれませんが、適応障害は薬ではなく環境を変えることがいちばんの治療です。ところが、症状が悪化する前の私のように決して量も少なくない薬を処方される患者のなんと多いことか。
 
いちばんの薬は周囲と良好な関係ができている、自分が周囲の役に立っていると感じられる環境を作り出すことです。5人に1人がメンタル不調、または不調予備軍とも言われる日本社会。医者に丸投げせず、もっといろんな専門家が知見を提供し合うべきでしょう。

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