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#128 オンボーディングでチームは強くなる

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。

4月に入社した新入社員が研修期間を経て、私のチームに配属されてきました。新入社員を迎えた4月からあっという間にもう7月でビックリします。

また、今週から新たな業務委託の仲間も加わっていただき一気にチームに2人のメンバーを迎え入れることが出来ました。

ということで今日は、チームメンバーの受け入れ、オンボーディングについての話です。


〇私のオンボーディングの考え方

私のオンボーディングに対する考え方やどのような準備をしているかはこちらの記事でも紹介しています。

基本的なスタンスとして、お客様扱いした丁寧すぎる対応はせず、対等な仲間として期待と信頼を伝え、タスクを進めるための障壁は全て取り除くつもりで迎え入れています。

エンジニアがすぐに成果を出せるように、開発をするためのルール、システムの概要、必要な資料の場所、わからないことをカジュアルに聞く方法などをお伝えします。

また、朝、夕の短時間のスタンドアップミーティングでお困りごと相談や質問の場を設けて、その日の疑問はその日のうちに解消できるような環境を整えています。

〇オンボーディング初日

私のチームは商品販売システムの商品登録部分を運用しています。
業界特有の業務知識がないと馴染みのない用語が沢山あるため、まずは慣れてもらうために検証用の環境で実際に商品を登録して販売サイトに表示するところまでをやってもらいます。

その流れでシステム構成図などと合わせて、業界用語や商品知識、登録したデータの流れやその仕組みについてキャッチアップいただきます。

商品データが複雑で、100を超える情報を正しく設定しないと販売可能にならないのでこれが結構大変なのです。他のタスクと並行して進めていただき2,3日かけてやっと完了しました。

並行して小さな開発タスクをお願いしました。
タスクのゴール、ゴールの確認方法、周辺の解説や参考となる実装やドキュメントをセットでお伝えし、ご自身で進めていただきます。

エンジニアのタスクは基本的にはソースコードを修正する開発で、その修正をチームメンバーでレビューし、レビューの指摘に対応しきったら完了となります。
チームでの仕事となるため、レビューを含めたチームでの仕事の進め方はドキュメント化しており、レビューされやすい開発の仕方まで言及しています。

そこまで準備していることと新メンバーが優秀なこともあり、開発タスクは依頼したその日のうちに完了できました。
チームへのジョイン当日に無事に成果を上げていただくことが出来て安心しました。

〇オンボーディングをチーム力向上につなげる

オンボーディングはチームの仕事の進め方を見直す、健康診断のような側面があると思っています。

これまでのチームの文脈を知らない人にいきなり仕事を任せて成果を出していただくには、自分達の仕事をお願い出来るレベルに言語化されている必要があります。
もちろん、手取り足取り教えることで、仕事をこなしてもらうことも可能ですが、教える人に依存した仕事の仕方になってしまい、かつめちゃくちゃコストがかかるので良い方法とは言えません。

人にお願いするにはスキルが必要です。チームの仕事をお願いできるというのはさらにレベルの高いことではあります。

自分たちの仕事をお願いできるということは、スケールしやすく強いチームへと進化出来る状態にあると思っています。

チームの仕事を手取り足取りフォローすることなくお願いすると、ほとんどの場合「これはどういうことですか?」と質問をいただけたり、うまくタスクを進められない課題が見つかります。
これはさらに仕事の言語化レベルを上げるチャンスです!!!

質問いただいた点はチームで共有して回答することで、チームメンバーの中にも学びが生まれたり、メンバーの持つTipsを共有する機会になります。
また、そこで得た知見や、見つかった課題はオンボーディングの資料に反映させることで、チームの受入力の向上にも繋がります。

ということで、新しいメンバーを受け入れる機会をチーム力向上のチャンスと捉えて取り組んだ1週間でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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