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KOHEI ARIHARA #35

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同郷の星、有原航平。筆者の人生において、彼はどのような存在なのか、少しだけ語らせてほしい。①〜⑤
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同郷の星、有原航平。筆者の人生において、彼はどのような存在だったかを少しだけ語らせてほしい。①

同郷の星、有原航平。筆者の人生において、彼はどのような存在だったかを少しだけ語らせてほしい。①

 令和2年(2020年)12月27日、北海道日本ハムファイターズからポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を表明していた有原航平が、テキサス・レンジャーズと契約を締結した。彼にとって念願であり積年の夢が実現したこの日、筆者にとっても念願の夢が実現した記念すべき日になった。というのも、筆者は有原航平と同郷で、同じのクラブチームに所属した先輩であり、彼が幼い頃から数々の挑戦をずっと注目・応援してき

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同郷の星、有原航平。筆者の人生において、彼はどのような存在だったかを少しだけ語らせてほしい。②

同郷の星、有原航平。筆者の人生において、彼はどのような存在だったかを少しだけ語らせてほしい。②

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急げ、他校に奪われるぞ!如水館スカウトに有原航平を絶対に獲得しろと猛アピール、その結果… 平成18年(2006年)夏。世の中でハンカチ王子旋風が巻き起こっている頃、筆者は夏休みの間に航平本人はもちろん、航平のご両親やシニアの監督、コーチなどから情報収集した。といっても、単刀直入に如水に来いとは一言も言わず、野球を好きなのか、強豪校に進学する気はあるのか、すでに他校から話はあるの

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同郷の星、有原航平。筆者の人生において、彼はどのような存在だったかを少しだけ語らせてほしい。③

同郷の星、有原航平。筆者の人生において、彼はどのような存在だったかを少しだけ語らせてほしい。③

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はじめて迎えた夏。そこに航平の名は無かった。 迎えた平成20年(2008年)夏。前年に野村祐輔(現:広島)や小林誠司(現:巨人)などを擁した第89回全国高等学校野球選手権大会で、惜しくも準優勝となった広陵高校は、当然今夏も広島大会優勝チームの筆頭候補だった。そんな最強軍団広陵高校で1年生投手が躍動し、再び注目の的になる。そんな妄想を抱きつつ、広陵のメンバー一覧を見渡した時、衝撃

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同郷の星、有原航平。筆者の人生において、彼はどのような存在だったかを少しだけ語らせてほしい。④

同郷の星、有原航平。筆者の人生において、彼はどのような存在だったかを少しだけ語らせてほしい。④

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課題も乗り越え、夢の舞台で躍動する世代最強右腕。 平成21年(2009年)秋、新チームで正真正銘、背番号1のエースとなった航平は、最上級生としてチームを牽引していた。その実力はとどまることを知らず、秋の広島県大会優勝、続く中国大会は準決勝で島根開星高校に破れたものの、中国地区3つ目の枠で春のセンバツ出場が決定し、遂に念願の甲子園の切符を自らの手で掴んだのであった。

自らの手でと

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同郷の星、有原航平。筆者の人生において、彼はどのような存在なのか、少しだけ語らせてほしい。⑤

同郷の星、有原航平。筆者の人生において、彼はどのような存在なのか、少しだけ語らせてほしい。⑤

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北海道日本ハムファイターズでなければ、この夢は実現しなかったかもしれない。 その後、早稲田大学からドラフト1位で北海道日本ハムファイターズへ入団し、素晴らしい6年間を過ごした後、彼は今、アリゾナでスプリングトレーニングに参加している。彼は今、メジャーリーガーになった。ここまで辿り着いたのは、間違いなく彼自身の努力の賜物であるが、昨今のプロ野球界を見ていると、本人の努力だけではどうにも

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