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脱マイナビ、リクナビ型のこれからの就活

以下の前回の就活に関する記事で

会社の中から社会の中でキャリを積み上げる時代において
就活のゴールや目的とは、
内定を取ることから、人生観を設計することへ
変化していることについて触れた。
その背景にマッチした選社及び、情報収集の仕方を今回は紹介する。

「とりあえず、マイナビ&リクナビ
 ワンキャリア以外の具体的な方法が知りたい!」

という従来の方法とは違うアプローチが欲しい人
選社の選択肢を多様化させたい人
就活は、基本的に
マイナビとかを使って応募するものだと考えている人 etc…

とりあえず、選社の視野を拡げたい人に向けて
以下の選社の方法を紹介したい。
人によって考え方は様々で業界によっても相性もあるので
気になるところへ
目次にジャンプしてつまみ読みスタイルでお願いしたい。

SNS

SNSのメリットは、情報感度の向上と情報の拡散性
そしてイメージとのギャップを埋められること。

やり方はシンプルで
気になる業界や人がいたとしたら、アカウントをフォローする。


仕事と人生のリアルを感じられること

普段から頻繁に発信している人であれば
その人の日常生活や何を考えて
何を信じて、社会のどんなところを変えたいのか。
そういったことを垣間見れるので
良い意味で自分の行きたい業界の現場は
どういう風に動いているのか、肌感でリアルな情報に触れられる。

または、なりたい自分に近い人や尊敬する人がいれば
自分の夢やビジョン、ワクワクすること、人生観と自分の距離感も
把握できるので、仕事やキャリアを含めた人生設計の点でも有効。

看護や教員など、実際の現場に行ってみて
「思ってたのと、違ったかも。」と感じる人がいるが
こういった、自分の想像と現実のギャップを事前に埋めることもできる。

新卒一年目で想像していたのと違う雰囲気や人だと分かると
経験や実績のある中途採用に比べたら、自分に自信が持てずに
これから、どうしていいか分からなくて
立ち往生してしまうかもしれない。(あくまで想像上)

デリケートな社会人1年目でこのギャップを
出来るだけ無くすには、新鮮な生の情報を仕入れておきたい。
そのための、SNSという訳だ。

ワンキャリアがyoutube配信で
企業や就活支援会社がオンライン説明会やワークショップを
最近、開き始めているが
SNSに比べたら、情報の透明性は期待できないと僕は思う。

オフィシャルな場で、企業の代表としてきている訳で
ストレートに自分の感情や本音を話すことは
SNSのプライベートが出る場所に比べたら
情報の新鮮さというポイントにおいては劣るだろう。



また、SNSは情報の拡散性でも優れている。

フォローしている人が登壇するトークセッションやイベントがあれば
事前にRTするなり告知すると思う。
ツイッターでは、気になった(likeした)ツイートも
自分のタイムラインに流れるので
自分が気になっている人が気になっている情報も拡散されるので
情報収集の効率性は一気に高まる。

僕も実際に
SNSを使ってDMを送って会社を受けたことがあり
キャリア面談という形でコンタクトを取り採用の話まで漕ぎ着けた。
また、最近ではベンチャー企業の人事の方が中心に
SNS発信をしているので、大学生が人事の方と
採用に関するやり取りを直接しているのも見たことがある。



最後に、SNSの良いところをもう1つ。

情報収集にかかる労力が低いこと

フォローしてのボタンを押すだけで
次回から、アプリを開くだけでその情報が勝手に表示される。
自分から情報を取りにいかなくもて、向こうからやって来る。

これは自身のあるあるだが
マイナビなどに登録してもログイン情報を忘れて
入ることができず、面倒に感じてしまったり
わざわざ自分で検索をかけて
調べることさえも面倒だと思うことがたまにあった。

だから
ツイッターのように、自分のタイムラインを少し整えるだけで
後は、あらゆる選択肢が勝手に表示されるSNSは理想に近かった。
だから、情報収集にかかる労力が低ければ
SNSでなくても他の方法でも試してみる価値はある。

例えば、後に紹介するpeatix(イベント集客・掲示板サービス)では
イベントに参加した後、類似したイベント紹介のメール配信の希望を聞かれるので
それを、承諾すれば後は、自動的に情報が入って来てくれる。

こうやって、情報を取りにいくのではなくて
情報が入って来やすいように、身の回りの情報網を整備しておくこと。
最初は、そんな上手くタイムラインなどを作れるのだろうかと
想像がつかないかもしれないが
とりあえず、気になる人&職種
気になる業界で経験のある人をフォローして欲しい。

Peatix


生の熱量と生の情報に触れられること。

先述していたpeatixについて。

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Peatixとはイベントの集客や掲示板だと思ってもらえたらと思う。
あらゆるトピックや分野に関する催しが開催されている。

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気になるイベントに飛び込んでみる。
中には有料のものもあるが、投資した分だけ身に入ると思うので興味があったり
それこそSNSで気になっている人が登壇するなら良い機会。

僕もそうやって、やりたい事を模索したり、いろんな世界を覗いた。
使った感想として、このようなイベントに登壇する人は
会社のためというより
社会のために何かしたいと思う、熱量の高い人たちが集まって来やすい。

そんな第一前線で、動いている人たちの熱い話にアクセスできるのは
最高に良い経験だと思うし、イベント中、何度もワクワクしていた。

ちなみに僕は、このpeatixで開催されたイベントに参加して
春からの道を決めたので、peatixには個人的にとても感謝している。
どこで、道が見つかるかは本当に分からないものだな〜。と今でも驚く。

メディア


メディアでは、企業≦人に重視する傾向

Peatixでは第一前線で働いている熱量の高い人の話に
アクセスしやすいと話だが、メディアでも同じことが言える。

メディアに参加する(取材を受ける人)も
仕事への熱量や視座が高い人が比較的に多い印象を受けた。

使ったことのあるメディアは
Newspicks、ビジネスインサイダー、フォーブズ、ハフポスト、PR テーブル

まず、最もおすすめしたいのはNewspicks

Newspicksは記事だけでなく、番組としてトークイベントも配信している。

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有名どころでいくと、右上にあるWeekly Ochiaiだと思う。
ユーチューブで調べると、ショートバージョンが見れるが
最前線で価値を創っている人たちの議論が聞けるので刺激的。
分野も、エンタメからマーケティンング、文化、音楽、エロ、芸術、広告 etc…
経済を軸にしてわりと何でも取り扱っている。

その業界全体がどのような方向にこれから進んでいくのか、進むべきなのか
そういったリアルな話を、様々なバックグラウンドを持った人によって
話し合われているので、社会の中でのその業界の存在価値を知ることもできる。
また、動画は記事よりも情報量が多いのも嬉しいポイント。


そんなNewspicksだが
本来なら1000円の月額で見れるが、学生なら500円で視聴可能だ。
たった一本でも、500円以上の価値がありそうな話が
好きなだけ見放題なので
就活だけでなく普段のインプットでも最高のアイテムと断言できる。

ビジネスインサイダーとフォーブズでは

一部のメディアは、政治や経済のトピックと同じように
“キャリア”のトピックを設けている。
そこでも、ビジネスパーソン、公務員や市長、第三セクターなど
様々な人々が取材されている。

この2つのメディアだけでなく
日本の朝日、産経などの従来のメディアも行っているとは思うが
ビジネスインサイダーとフォーブズは
芸術やブロックチェーンなど、より幅広い人が登場している印象を受けた。

結果論としては、記事を読んで、会社に応募した訳ではないが
そこから気になった会社や知らない分野の興味深い挑戦があった。
その取材記事から
SNSアカウントや企業HPに飛んで、人や企業リサーチをしていた。

これは、企業ベースではなく、人ベースで知見を広げられることが特徴だ。
実際、会社のネームバリューで選社することもあるが
その会社に入っても、その会社と働くというより
その会社の中にいる人たちと働く訳だから、人ベースで選社することは大切。
どこに行くかではなく、誰と行くかが大事なのは、仕事でも同じことだと思う。


また、ハフポストは
他分野の著名人とツイッターライブでコラボしている
僕が覚えているのはハフポストくらいだが
記事発信だけでなくライブを通じても、発信を取り扱い情報発信の幅が広い。

会社の中で生きる時代から、社会の中で生きる時代になるからこそ
「自分が選ぶ業界や人は、どのような社会の中で生きているのか」
こういった社会に対する自分の考えを持つヒントやきっかけの提供に関して
ハフポストのような活動が盛に行うメディは貢献できるかもしれない。

最後にPR テーブルでは


OB&OG訪問と企業訪問


同じキャンパスで生活し、距離の近い人たちだからこそ。

学校によるみたいだが、
自分の志望する企業先に働いている卒業生がいたら
その人たちに会いに行けるキャリアサービスを行う学校がある。

これは就活制度が変わっても、生の情報を得るにはかなり有効な方法。

当然、人によってオープンな人とそうでない人がいるが
卒業生なので、身近な存在として自分とその企業の現在の距離感や
学校で自分が今から出来ることも、感覚として掴みやすいと利用して思った。

企業訪問も同じことだ。

自分の熱量を確かめたいなら。

僕の友達が一度、個人で企業訪問に行ったらしい。(しかもアポなしで。)
そうすると、人事の一人が会って話をしてくれたらしい。
個人として繋がることもできたと言っていた。

これに僕も刺激を受けて
本社を東京の赤坂に置く、興味のある企業に訪問してみた。
アポのメールは送ったが、返信はもらえなかったので、事実上アポなしだろう。

すると、受付の方に「やばい奴が来た。」という顔をされたが
15分ほどならお話しできるらしく、中へ通してもらい
結果的に、3時間ほど滞在し
3人の社員の方とお話しfacebookを交換できた。

行った先でお話ししたことが
想像の何倍も面白くて奥深くて今の自分のビジョンに影響をしている。
本当に貴重な人生経験をさせてもらった。
ビルの前まで来た時は
流石にビビったが、前へ一歩、自分の足を踏み出せて本当に良かった。
そして、その一歩を
受け入れてくれる方がそこにいたことに感謝している。
言ってみるものとは、まさにこのことかもしれない、、、

新卒内定のためとかではなく
その人が、その企業に入ってどのような生き様を描いているのか。
意義深い経験を期待できるのが、OB&OG訪問と企業訪問の特徴だと思う。

OB&OG訪問はもちろん、企業訪問もぜひ、試してみてほしい。
想像しているより、「学生だから。」と言って迎えてくれる方がいるので
迷っている暇があれば、生の現場を求めてすぐ飛び込んでみてほしい。

知らないワクワクがあることを知ろうすることは
自分の人生観を作る上で重要なことだ。

長期インターン(学生アルバイトインターン)


現場に飛び込めば、ギャップを埋めれてスキルもアップ。そして時給も!

先ほどまで、何度かリアルを知ることで
想像と現実のギャップを埋めると言っていたが
長期インターンは実際に自分が働く当事者になることで
そのギャップを埋める
または、場合によってスキルを学生のうちに高めながら
時給を発生させることもできる。

就活によくある1週間やone dayインターンとは違い
時間の拘束は長いがその分
企業やその職種、業界の良いところも悪いところも
そういた本音をまるまる体感できる。

そんな長期インターンを、ベンチャーやスタートアップが
多く掲載される求人サイトwantedlyで募集されている

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職種の幅は広いし
「webデザインとか興味あるけど、やったことないしな、、」
という人に向けて「企業も一から全て教えていきます!」
とアルバイトインターンを募集している企業もよく見かける。

僕の場合は、wantedlyから僕はアルバイトインターンとして
不動産のベンチャー企業のライターとして現在、働いている。
(ライターへのイメージとリアルのギャップを埋めるために。)

同じように長期インターンで働いている学生も面白い人と過ごせる。
なので、濃い時間で、シフトの終わる時間を気にしながら働くことはなく
それなりに大変だが、充実した時間を過ごせている。

新卒採用でもwantedlyは扱っていて
ベンチャーやスタートアップなどの
中小企業に興味があるならオススメのサイトだ。

さいごに

会社から社会の中で生きる時代。

職場で使う名刺や立場のない裸の状態で
会社の外に踏み出した時、社会で自分には何が出来るのか。

それが可視化されやすく、キャリヤ形成で軸になる中で
就活の時期に過ごす時間のゴールは
自身の人生観を設計することにあると僕は考えている。

その人生観を設計する上で
役に立ちそうな選社の方法をシェアした。
人によって合う合わないはあると思うので
そこは、自由にアレンジしてもらたら嬉しい。

もし、この選社の方法が
有効である理由や背景に興味があったり
その背景から自分の選社の方法を一から考えたい場合は

ぜひ、以下の記事を一読していただけたらと思う。



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