【読了】人生の転換期を「死」と捉える|新しい自己への進化
40代後半に入った時、私は自分の人生で大きな転換期、いわゆるミッドライフクライシスに直面しました。
・仕事での中心的な役割が変化し始めた
・気力体力や頭の回転の廊下を強く意識し始めた
・家族との時間をもっと大切にしよう
といった思いに直面し始めたからです。
後になったら、「そう、そういう感覚ね」とか「この考え方があったのか」などと経験と学びが合致することがあります。
もっと、早く知っていたらなあ・・・なんていう思いも広がりますが、でも私はきっと、タイミングよく学んでいたも、失敗をしないと気づかないタイプかと。
この時期の不安と戸惑いも、最近読んだ2冊の本から、腑に落ちる考えを得ました。
一つは養老孟司さんの「ものがわかるということ」
もう一つはビル・パーキンスの「DIE WITH ZERO」。
どちらも共通する言葉が「死」です。
📚
📚養老孟司さんお話は、私たちは人生で何度も小さな「死」を経験するということ。
これは、自分の過去の考え方や生き方が終わり、新たなステージへ移行することを意味します。
いつまでも今の状況が続くわけではない。
私の場合、仕事における自己の役割の変化と、家族との関係性の見直しがその「小さな死」でした。
📚一方、ビル・パーキンスの「DIE WITH ZERO」は、人生の経験を先延ばしにしてはならないと教えています。
人生は次々とステージが移行していくもので、いつかはできなくなる経験もあるからです。
改めて今を生き、今できることを大切にする必要があることを学びました。
***
40代半ばまでに、これらの本を読んでおけば、辛い思いを少しでも減らせたかもなあ、と思うこともあります。
これからもきっと、私のことだから「あの時わかっていたら…」と思うことはあるでしょうが、それでもまあ、悲観するのではなく、そんな瞬間に「気づけてラッキーだ」と思い、楽しく生きていこうと思います。
人生は「ああすればどうなる」とはいかないもの。
なんて素敵な言葉なんでしよう。
それぞれの瞬間において何かを学び、何かを感じ、成長していけたら最高。
ミッドライフクライシスを通じて、私は人生の不確実性と変化を受け入れ、自分自身と現在の状況を受け入れるようになりました。
仕事でも家庭でも、自分ができる最善を尽くすこと、そしてその瞬間を大切にすることの重要性を学びました。
こちらの2冊、
30代40代の方にはぜひ!読んでもらいたい本。
50代の方には答え合わせもできる本。
かなーと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
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