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北海道の大地に包みこまれてクォーターライフクライシスを考えた話
「◯◯、課長になったんやって」
「◯◯も◯◯も結婚してるんや、あなたはいつなの?」「◯◯妊娠したんか、早く孫の顔みたいな」
近況報告といえば、それまで。
でも、ただの近況だけでは受け流せないわたしがいる。
その人たちの幸せは本当に自分ごとのように嬉しいが、なんか言葉に表せないモヤモヤがある。わたしだけが置いていかれるような、なんとも言えない感覚。エッセイで何回もテーマを抱えてモヤモヤを書いてきたが、やっと正体が判明した。
クォーターライフクライシス
クォーターライフクライシス(QLC)とは、20代後半から30代前半の若者が直面する心理的な危機を指す言葉です。人生の4分の1(クォーター)が過ぎる時期に、漠然とした不安や焦り、自分らしさを見失うなどの状態を指します。
これだ、わたしはまさに「クォーターライフクライシス」だ。
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そんなわたしは居ても立っても居られなくなり、北海道に飛び立った。北海道が何かを解決してくれるわけではないが、いろんなことから一旦1人になりたかった。
北海道といえば「続縄文文化」
3,000年前頃、九州北部に大陸の東方や朝鮮半島から稲作が伝わり、青銅器や鉄器を伴う弥生文化が日本列島に広がっていきました。2,400年前頃に稲作が東北地方北部まで及ぶと、縄文文化は終焉を迎えます。しかし、北海道は、狩猟採集を生活の基本とする縄文文化を引き継いだ「続縄文文化」に移行しました。北海道で稲作が始まらなかったのは、寒冷な気候だけでなく、自然の豊かさから稲作に移行しなかったからだと思われます。
センシティブになっているからか全てを自分と重ね合わせて考えてしまう。北海道以外が文化に移行したとしても、北海道は北海道独自の路線を貫いていた。
もちろんそれはいろんな要因があっての結果だったと思う。
自分をつかさどる要素は何なのだろう。
何が大切でどう生きていきたいのだろう。
独自路線を進んだ北海道で、ノートに書き出して自分を見直したいと思う。
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