縄文ねぇさん こはる

縄文マインドで世の中をハッピーに🌼 大学卒業後、東京でバリバリ働いていたが「あれ、わた…

縄文ねぇさん こはる

縄文マインドで世の中をハッピーに🌼 大学卒業後、東京でバリバリ働いていたが「あれ、わたしの人生ってなんだろう」とふと立ち止まる。 そんなときのが出会った「縄文時代」だった……! 毎週エッセイ更新中~!!

最近の記事

縄文の食生活からダイエットした頃を思い出した話

「大学生時代、ほうれん草ダイエットしたことがあるねん」 ダイエット話になると体験談として語る「ほうれん草ダイエット」 方法は、「ほうれん草しか食べない」というとてもシンプルなもの。 これは、有名な先生が提唱している方法でなければ、友人からの口コミでもない。 「ほうれん草が好きだ」という理由で独自に編み出した方法である。 みるみる痩せていき-3㎏になった。 「よし!成功だ!!!!」 と、歓喜に満ちたのは束の間、体調が悪くなりリバウンドしたのでほうれん草ダイエットをやめた。 ただ

    • 「すべての悩みは対人関係の悩みである」を真剣に考えた話

      「すべての悩みは対人関係の悩みである」 これは、オーストリアの心理学者のアルフレッド・アドラーの有名な言葉である。 とても軽い言葉の反応で恐縮だが 「ほんとそれ!」 振り返れば、 友人の何気ない一言で傷つき、そもそもの関係性を疑ってしまったり。 パートナーの察し無さから自分は愛されていないのではないかと自信を持てなかったり。 上司の雑な扱いに「人間として軽く見られているのでは」と勘ぐってしまったり。 いちいち落ち込み、「わたしって孤独なのかもしれない」とセンチメンタルな

      • Deathフェスに行って「死」について考えさせられた話

        「まさか自分ががんになる可能性があるなんて」 子宮頸がん検診で軽度異形成の診断を受けた。 「軽度異形成は、すぐにがんになる段階ではないから心配しないで。でも、治療法はなく経過観察しかないから、また検査にきてね」 と、医者に言われたけれど「がん」という言葉だけが印象に残った。 その日は何もやる気が起きなくてベッドの上で動けないほどひどく落ち込んだ。 「別に死ぬのが怖くない」という人がいるけれど、本当にそう思っているのだろうか。わたしとは違って「死」が遠くにあるからそんな呑気なこ

        • ギターを始めて、縄文人はどう音楽と嗜んだのって思った話

          「毎日自分を褒められるから、最高やねん」 老後の趣味は「ギター」と思いながら、大して行動せず気づけば30歳が近くなっていた。そんなある日、映画『ナイアド』を鑑賞した。 64歳でフロリダ海峡を泳いで渡るという偉業を成し遂げたスイマーのストーリーに感化された。次の日、楽器屋へ早速向かっていた。 「なんでギター始めようと思ったのですか?」 という店員の問いに対し、 「年齢を言い訳にしてはいけないと思ったからです」 と、「『ナイアド』モード」のわたしは真面目に答える。 そんな回答に

        縄文の食生活からダイエットした頃を思い出した話

          結婚ラッシュを体感し、縄文時代の結婚を考えた話

          「え、みんな結婚しすぎじゃない?」 四捨五入したら30歳。 最近、周囲から「結婚」というワードを耳にするようになった。 「こはる、結婚するから式きてほしい~」 もちろん、友人が結婚をすることは自分のことのように嬉しい。 結婚式や披露宴で漂う祝福の雰囲気に誰よりも酔いしれている自信もある。 「結婚」は素晴らしいことだと思う。 でも、「20代後半=そろそろ結婚」という世の中の法則にどうも違和感を覚えて仕方がない。 特に心がザワつくのは、正月に行われる親族の集まり。 「いい感じ

          結婚ラッシュを体感し、縄文時代の結婚を考えた話

          歴史フェスで「石棒神経衰弱」を開催した話

          「やっぱ歴史って人と人をつなぐんだ」 3月17日(日)@名古屋大学で記念すべき第1回目の歴史フェスが開催される。 何年か前から石棒クラブに所属している私は、 「石棒クラブも歴史フェスに参加しませんか」という誘いを受けたという話を聞いていた。 石棒クラブは、「人生で一度も考古業界に足を踏み入れたこともない」わたしのような人もいる。なので、自然と「どうすれば専門分野でない人も楽しめるのか」というのが議題になることが多い。 今回の歴史フェスも例のように「どうしたら老若男女問わず楽

          歴史フェスで「石棒神経衰弱」を開催した話

          韓国のアートに酔いしれながら、縄文時代の視点で「幸せ」を考えた

          「やっと韓国上陸」 友人と2泊3日弾丸ソウル旅行。 にわかK-POP好きなわたしは、生まれ変わったらK-POPアイドルになりたいという”にわか”と思えない夢を持っている。そんなわたしは韓国に行きたくて仕方がなく1年間周囲に「韓国いきたくない?」と言い続けた結果、心優しい友人が一緒に韓国に行ってくれることになった。 仕事で遅れる友人とは現地集合になり、1人でいざ韓国へ。 AM9時、ラウンジでサービスでもらった缶ビールを一気飲みをしたせいか、ほろ酔い気分で仁川空港に到着。 「ア

          韓国のアートに酔いしれながら、縄文時代の視点で「幸せ」を考えた

          STUTSのLIVEで心震わされて、土偶について考えてみた。

          「お、始まる」 開演時間になり会場全体が暗くなると颯爽とSTUTSのバンドメンバーがステージに現れた。STUTSが合図をかけると音楽が奏でだす。 (ビルボードライブは何回か行っているが「毎回、客席からアーティストが登場→スッと音を奏でだす」この流れが非常に気持ちいい。) 美味しいご飯やお酒はそっちのけで、いつの間にかSTUTSの世界観に溶け込んでいく。 華麗なスタートに圧倒されたわたしは、さぞかしクールなMCをすると思っていた。 「すみません、前の人、汗とんでないですか?

          STUTSのLIVEで心震わされて、土偶について考えてみた。

          テイラー・スウィフト『ミス・アメリカーナ』とカニエ・ウェスト(現:ye)の『Watch jeen-yuhs: カニエ・ウェスト 3部作』を鑑賞した話

          2009年のMTVビデオ・ミュージック・アワード。 最優秀女性ビデオ賞受賞スピーチをしていたテイラーに対し、突然マイクを奪ったカニエがビヨンセのほうが相応しいと主張。 この場面だけを見たわたしは「なんでそんなことをするのだろう」と思い、カニエの印象はとても悪くなった。 あれから何十年か経った2024年、テイラースウィフトが来日ライブをする。いい機会だと思ってNETFLIXで配信されているテイラースウィフトのドキュメンタリー『ミス・アメリカーナ』を鑑賞。 遠い存在であるスタ

          テイラー・スウィフト『ミス・アメリカーナ』とカニエ・ウェスト(現:ye)の『Watch jeen-yuhs: カニエ・ウェスト 3部作』を鑑賞した話

          儀礼・儀式は現代に必要?~ウポポイ渋谷公演 カムイとアイヌの物語「イノミ」を鑑賞して~

          「え、この音は本当に人が奏でてる?」 公演後、一緒に鑑賞してた友人に思わず尋ねた。 素晴らしい発声技法は、耳と脳に気持ちよさをもたらした。 アニメ『ゴールデンカムイ』を観始めて、アイヌに興味を持った。もちろんストーリーはとんでもなく面白いのもあるが、わたしは精神的に豊かなアイヌ文化に心を惹かれていった。 『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』中川 裕 (著)を読み、子どもの名前のつけかたや『イオマンテ』と呼ばれる「飼い熊の霊送り儀礼」があることを知ってますます興味を持

          儀礼・儀式は現代に必要?~ウポポイ渋谷公演 カムイとアイヌの物語「イノミ」を鑑賞して~

          本当に大切なことは言葉にできない。言葉=100%分かり合えるツールではないのでは?

          「なんでこの選択をとったのか」 仕事でもプライベートでも聞かれるこの質問。 ウッってなる。 畳みかけるように質問がきたとき、はじめましての人と話すとき、少し怖くなって言葉がうまくでてこない。 「ここで発する言葉の正解はなんだ」と、脳みそをフル回転させるが的外れな回答。 振り返れば幼い頃から周りを伺い、自分がこの場で適切な発言はなんだと考えすぎてしまっていた。 「なんかおもろいこと言ったほうがいいのではないか」、「いじるべきなのか」など、TVに出演しているコミュニケーション強

          本当に大切なことは言葉にできない。言葉=100%分かり合えるツールではないのでは?

          呼吸は楽であればあるほうがいい!縄文人って肩こってたの?

          「いたたったたった!!!!!」 店内に響くような声で悶絶。 年始ごろから寝違えたような痛みが続いていた。 「寝違えやから時間がたてば治るだろう」 とか思っていたけれど、どんどんひどくなるばかり。 少し首を動かせば頭キーンってなる。 1カ月経過した頃には、頭・首・背中……上半身が包帯で巻き巻きにされたように動かなくなっていた。 「これは、あかん」 思い立ったら吉日。 その日に整骨院へ向かった。 ちょっとたれ目の医師は、「検査しましょうか」と言って、わたしに「手をあげて」や

          呼吸は楽であればあるほうがいい!縄文人って肩こってたの?

          自転車ってよけるの難しくない?縄文時代は、スピード速い動物をどう狩ってたの!

          「よけてくれるよね? え、これはうちがよけないとあかんパターン? ねぇ、どっちよ」 遠くのほうで猛スピードでわたしに向かってくる自転車が1台。 「わたしのための道」と言わんばかりに道の真ん中を自転車が走っている。 わたしはというと、対峙するように道の真ん中を歩いている。 「わたしが右に避けたとしたら、もしかすると自転車も同じようなことを考えていて、右に避けるかもしれない。でも、この自転車めちゃスピード出してるし、避ける気配がないよな。どうする、避けるか。留まるか。どうするよ

          自転車ってよけるの難しくない?縄文時代は、スピード速い動物をどう狩ってたの!

          もう締め切りに追われたくない!縄文人は締め切りってあったの?

          「それ早めに言ってよ~」 誰もいない家のなか、PCの前で大きく叫んだ。 何年か前の話。 ある案件の相談ということで上長からの招集がかかった。 「この目標に到達するにはキャンペーンするしかない。2週間後に。予算は何とかする」 「え、2週間後とかいけるの。何とかしないで~」と、喉まででかけたが、そんなことはもちろん言えず「わかりました。関係各所と調整に動きます」と優等生回答。 それからの毎日は記憶がない。 急いで関係各所に連絡をしまくり、ガントチャートの記載事項をこなしていっ

          もう締め切りに追われたくない!縄文人は締め切りってあったの?

          ちょっとの失敗も「この世の終わり」を味わう気分になる

          「またやっちゃった」 オオカミの遠吠えより長いのではないかと思うくらいの大きなため息が出る。 「~ございました」と送るメール文を「~ござりました」として送ってしまった。 そういうときに限ってプチ炎上しているクライアント。 「いやいや、わたしがこんなミスするわけないじゃん」 そう思ってメール文をみるけれど、しっかり「~ござりました」だ。 「確認をなぜしなかったのよ」 「なんでいっつも私ってこうなの」 やり場のない怒りがふつふつとお腹から湧き出る。 「あんなに何度も見直し

          ちょっとの失敗も「この世の終わり」を味わう気分になる

          実家の居心地の良さを縄文視点で考えてみた。

          「あんた年末年始やからって寝すぎとちゃうん」 母親の関西弁が頭に響き、横目で時計をみれば13時。 さすがに寝すぎた。 なぜだが毎年、帰省すると尋常じゃないくらいの眠気に襲われる。 夜更かししているわけでもなく、お酒を飲みすぎているわけでもない。 実家特有の催眠効果がわたしの人体に間違いなく影響している。 縄文時代にハマる前は 「たまたま実家で1年の疲れがでてるだけだ」 「掃除・洗濯・料理しなくていいから怠けているだけだ」 と、何となく理由を自分でつくって納得していた。

          実家の居心地の良さを縄文視点で考えてみた。