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京都のお菓子🍡:大黒屋の鎌餅

今出川駅から徒歩約15分。
静かな住宅街に大黒屋鎌餅本舗はあります。

さて、今回の目的はもちろん鎌餅!
まずは、鎌餅とは?ですね。

昔、洛中と街道を結ぶ出入り口のことを七口ななくちと呼んだ。その出入り口の一つ、鞍馬口くらまぐちの茶店で売られたのが鎌餅の由来。江戸時代、評判の名物菓子だったという。鎌に似た形状から命名され、方策を祈るための菓子でもある。大黒屋鎌餅本舗で販売されている。

『新版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック』より

少し補足すると、大黒屋鎌餅本舗は1897(明治30)年創業で、当代で3代目となるそうです。
上記の、江戸時代に評判だった名物菓子鎌餅を初代が復活させたとのこと。

それだけでもう130年近くの歴史がありますね。

まずはお店の雰囲気から少しご紹介します。

道合ってるのかなと思い始めた頃、看板発見!
なんて趣のある外観
値段がひと目でわかるようになっていました
外から見た店内も激渋
昔のままの雰囲気を残していますね
でっち羊羹や最中など、他のお菓子も気になります
タイムスリップしたかのような雰囲気


店内に入ると、ご主人おひとりで切り盛りされているようで、鎌餅を2つ注文したら、その場で包んでくれました。

昼下がりにお邪魔したからかもしれませんが、ゆるやかな時間が流れていて、なんだかお店の雰囲気だけでも、またふらっと買いに来たいなと思えます。

さて、歴史あるお菓子、鎌餅はお家に帰ってから実食!
ずっと気になっていたので、すごく楽しみにして帰りました♪

2つ買ったよ!
紙もかわいい
ひとつずつ折ぎへぎという、木を薄くはいだもので包まれていて、このまま手で持って食べることができそうです
他のお餅とくっつかないようになっているんですね
中のこし餡がうっすら透けて見える
ぽってりとした厚みがありました


まず一番の感想は、美味しい!!

なんやこれは!
鎌餅、すでにもう一回食べたい。
なんならもう一個ずつ買って帰ってもよかったやん!

お餅は求肥ぎゅうひで甘くてもっちもち(そもそも求肥が大好きなんでした)。
中はこし餡で少し甘め。
鎌餅全体として甘いんですが、甘ったるくはなく、するすると食べられてしまいます。

普段、甘すぎるお菓子はあまり得意ではないのですが、鎌餅は全然食べられる。いや、食べたい。美味しい。なんだこれは。

本当においしかったです。

賞味期限も、求肥だから2~3日はもつようです。
冷凍したらしばらく楽しめるというのもよいですね✨
(解凍は自然解凍がおすすめのようです)

今出川の本店は少し行きにくい場所にありますが、曜日によっては高島屋の「銘菓百選」等でも売っています。

先日は京都高島屋で買おうとしたのですが、夕方には売り切れてしまっていました。

その理由もよくわかります。
だって素朴だけどすごく美味しくて、今日のおやつにしたいんだもの。
私もまた本店か百貨店でゲットしたいと思います。

人気のお菓子ですが、ぜひぜひ召し上がってみてください✨

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