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偉大なる日本人指揮者の系譜

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偉大なる日本人指揮者の系譜6(や)

偉大なる日本人指揮者の系譜6(や)

いつもの悪い癖でシリーズものを書いておきながら放り出していた😅

昔の記事にいいねくださった方がいたので、続きを書きます。今回で終わりです。

矢崎彦太郎

シティフィルの首席客演指揮者時代に「フランス音楽の彩と翳」というシリーズをされていた。
そのときは聴くことができず、ようやく今年アマオケの最高峰ともいえる新交響楽団で聴くことができた。
プログラムはメンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットラ

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偉大なる日本人指揮者の系譜5(た〜ふ)

偉大なる日本人指揮者の系譜5(た〜ふ)

高関健

高関さんについては独立したトピックで書きました。

寺神戸亮

寺神戸さんが結成したレ・ボレアードという古楽器オーケストラ(現在は活動休止中?)で、アンドレアス・シュタイアーのモーツァルトのピアノ協奏曲第9番「ジュノム」(大好きな曲!)を聴いた。

鬼才シュタイアーらしく、溌剌とした瑞々しい自由自在な演奏だった。
寺神戸さんのオケもぴったり寄り添っていた。

大昔なのでメインが何かは忘れ

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偉大なる日本人指揮者の系譜4(こ〜す)

偉大なる日本人指揮者の系譜4(こ〜す)

小林研一郎

コバケンに関してはTwitterでネタにしまくってるということもあり、なぜか散々書いた気になっている😅

宇野功芳の本を片手にクラシックの森に入ったので、小林研一郎や前橋汀子はクラシック黎明期によく聴いた。

日本フィルで数回、チェコ・フィルとの「わが祖国」やハンガリー国立フィルとの「復活」も聴いている。
アーネム・フィルでもたしか聴いた。

コバケンの強烈な思い出を書こう。

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偉大なる日本人指揮者の系譜3(お〜か)

偉大なる日本人指揮者の系譜3(お〜か)

大野和士

いまや都響の音楽監督、新国立劇場オペラ芸術監督として日本楽壇の中枢に君臨する大野和士。

フランス国立リヨン歌劇場との「オルガン付き」を聴いたような記憶があるが、同時期のミンコフスキ/ルーヴル宮音楽隊のハイドンが鮮烈すぎたのであまり記憶に残っていない(どちらもオペラシティ)。

ベルギー国立歌劇場(モネ劇場)と来日して「ドン・ジョヴァンニ」をやったのだが、チラシの舞台装置や衣装がかっこ

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偉大なる日本人指揮者の系譜2(う〜お)

偉大なる日本人指揮者の系譜2(う〜お)

さて、2回目である。

宇宿允人(うすきまさと)は言い方は悪いが、変人と言っていい指揮者だったろう。

もとはN響の首席トロンボーン奏者である。

フロイデ・フィルという、コンサートのたびに寄せ集めする臨時オーケストラを指揮して、「宇宿允人の世界」なるシリーズを行なっていた。

主要な楽団からまったく呼ばれないという点では井上喜惟と同じだが、井上に比べてはるかにローカルだったろう。

NHKでリハ

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偉大なる日本人指揮者の系譜1(あ〜い)

偉大なる日本人指揮者の系譜1(あ〜い)

大袈裟なタイトルをつけてしまいました😅

他の人なら「今まで聴いたことのある日本人指揮者」とかにするような内容です😅

今朝「エンター・ザ・ミュージック」の藤岡幸夫さんと広上淳一さんの対談を見て、日本人指揮者の思い出を書こうと思いました。

最初は記憶をたどって名前を書いていったのですが、Wikipediaで確認したら結構漏れていて、記載されている指揮者は全員チェックしたので漏れはおそらくない

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