声ディネートプランニング

声ディネートプランニングでは音声の作品をメインに制作活動をしております。 この度、制作…

声ディネートプランニング

声ディネートプランニングでは音声の作品をメインに制作活動をしております。 この度、制作作品の小説版への動きに伴いましてnoteでの更新も行っていくことになりました。 小説の他にも当音声作品に関しての話などもできればと思っています。

マガジン

  • 小説「天蓋のジャスティスケール」試読版

    『天蓋』 その場所は、選ばれた『選人』とそれに関わる人間しか入れない特別な場所。 選人は天蓋の奥深くに封印され、わざわいをよぶものを封じる蓋の役割を担うことになる。 これは、選人に選ばれてしまった不運な少女ヤチヨとそれを救うために戦う少年サロス、彼と行動を共にする謎の少女ピスティ、、、。 そして、その運命を受け入れてしまった少年フィリアとヤチヨの親友のヒナタという少女。この 5 人が織りなす物語。 その物語へと繋がる記憶たち。 全てに集約されるための間の世界。 天蓋の空想物語はここから始まる。 完全オリジナルのローファンタジーものになります。 作:小泉太良 定期更新にはなりますが、毎度必ずキリが良いところで終わるとは限らない構成になっております。 この作品は今秋リリース予定の同タイトルのキャンペーン投稿となっております。 それでは、天蓋の世界を存分に楽しんでくださいませ!

  • 小説「双校の剣、戦禍の盾、神託の命。」

    声プラが贈る、小説と音声ドラマによって紡がれていくファンタジー作品 ~あらすじ~ その国の名はシュバルトメイオンと呼ばれていた。  国内には東西に分かれた学園があり、互いに競い合いながら国に仕える騎士を育成を行う環境があった。 その双校制度の中で学園の生徒として過ごし、騎士を目指している者達。 ある者は目指すべき事の為に ある者は守るべき者の為に ある者は強くなるために 様々な者達の想いが二つの学園で交錯する時 伝承でしかなかったはずだった物語は彼らの現実となってゆく BOOTHショップ内には音声ドラマ キャラクターエピソードシリーズもvol.3までリリース中 声プラショップ https://koedinate.booth.pm/ 企画:声ディネートプランニング 執筆:新野創

  • 声プラ放送局(ネットラジオ)

    声プラの情報の発信をしているネットラジオが noteでも楽しめるようになりました。 MC 長澤知也 声プラの音声ドラマ作品や小説 ・双校の剣、戦禍の盾、神託の命。 ・絶対防御のコンフリクト ・天蓋のジャスティスケール の情報を中心にお届けしていく、ニッチなネットラジオ番組ではありますが、何卒よろしくお願いいたします。

  • 声プラスタジオWS関連情報

    声プラの音声収録スタジオ 声プラボイススタジオのワークショップ関連の情報です。 不定期で開催しますのでお楽しみに

  • 短編ボイスドラマ(声プラWS作品など)

    声ディネートプランニングのワークショップにて制作された ボイスドラマの短編が聞けるマガジンになります。 声プラの音声コンテンツを楽しむ為の入り口としていかがでしょうか? こちらの短編は基本的に無料で聞けるものとなります。 気になった方は有料のコンテンツも是非お楽しみくださいませ。 更新頻度はWSの開催の後になったりしますので高い頻度ではないランダムな更新となりますが、声プラの魅力は感じられる短編作品となっていますので、ぜひお楽しみください。 また、随時ワークショップ(有料)は開催されたりしておりますので、そちらの募集情報もnote内の別マガジンがありますのでご興味がありましたらそちらも確認してください。 特に声優を目指す人や、仕事のレベルにまだ届いていない方の経験蓄積の場としても非常にオススメの環境です。 それでは 声プラの音声のみで楽しむ想像の物語の世界をぜひお楽しみください。

最近の記事

Eighth memory 14 (Conis)

『オ……ビィ……オー……ビー』 「誰だ……俺の名前を呼ぶやつは……」  ゼロに取り込まれ、自分が自分でなくなっていく中で優しく撫でるような懐かしい声が聞こえ、思わず耳を傾ける。 『もぅ……もう忘れたの……?』  少しだけ意地悪な笑みを浮かべたその女性は、オービーがもう一度会いたかったシーエイチその人であった。 「シーエイチ……お前、なんで……? いや、そうか……俺はーー」  シーエイチの顔を見たオービーは全てを悟った。  きっと自分はその命を、人生を終えたのだという

    • 136 白日の下に

       双校祭の終わった翌日、東西の学園に派遣されていた九剣騎士をはじめとする国の騎士達が帰路についていた頃。  王都で唯一残って騎士の仕事を捌いていたサンダールが広場に民衆を集め、その眼下に向け口を開き演説を始めていた。 「誉れ高きシュバルトメイオンの王都に住む民たちよ。我ら国の騎士はここに集まる皆に今の私達の現状をお伝えせねばならぬ事態と相成っております」  騒めく群衆たちは一体どうして城下のこの広場へと集められたのかと口々に話している。  この場所で何か報せが行われると

      • Eighth memory 13 (Conis)

        「いけぇっ!!……エスシー……」  オービーがワタシの背中を軽くトンっと押します。ワタシは決心し走ろうと、自らの足を動かそうとしました。  しかし…… 「うっ……動けない……?」 「エスシー? どうした? おいっエスシー!!」 「逃げられると思っていたのカ?」    そう言って、ゼロがこちらへゆっくりと歩いて来ます。 「どういうことだ……? なんで、急に!!!」  ワタシ以上にオービーの方が動揺しているようでした。  ワタシは驚きよりも、近づいてくるゼロへの恐怖が勝

        • 135 鎮魂の後夜祭

           双校祭の最終日を終えた翌日の朝、シュレイドはいつもの場所にいた。  一心不乱に鞘に納められたままの剣を振る姿。  少しばかり早朝が肌寒く感じられ始めたこの時期の空気は澄み渡るような静けさを連れてきている。    波立つ心が静まらないまま、何かを振り払うように振るシュレイドの姿はまるで学園に来て初めてバルコニーから眺めたあの日のゼアと同じ後ろ姿。  しかし、その自分がそう見えている事すら気付かないシュレイドは眉間に皺を寄せたままの怖い顔で振り続ける。 「……シュレイド」

        マガジン

        マガジンをすべて見る すべて見る
        • 小説「天蓋のジャスティスケール」試読版
          声ディネートプランニング
        • 小説「双校の剣、戦禍の盾、神託の命。」
          声ディネートプランニング
        • 声プラ放送局(ネットラジオ)
          声ディネートプランニング
        • 声プラスタジオWS関連情報
          声ディネートプランニング
        • 短編ボイスドラマ(声プラWS作品など)
          声ディネートプランニング
        • 新野創の制作ブログ
          声ディネートプランニング

        記事

        記事をすべて見る すべて見る

          Eighth memory 12 (Conis)

          「ロストナンバー……ゼロ……」  オービーが、その邪悪な笑みを浮かべた彼の名前をぽつりと呟きました。  ゼロ……その存在をワタシは知ってはいましたがその名前は知りませんでした。  ゼロは、ゆっくり一歩一歩とワタシたちの方へと近づいてきました。  そして、その侵食されていた体をワタシやオービーと同じ人? の姿へと戻しました。 「なっ!? お前、なんで!?」  オービーが驚きの声を上げます。でも、そのことがゼロには疑問であるかのようになぜなぜなお顔をしていました。 「あぁ

          134 夜空に昇る炎

           シュレイドを庇ったその瞬間、思い出したのは自分の母の最期。  まだ幼いながらも決して記憶から消えることのないその姿。 「…………」  泣きじゃくるだけしか出来ない私は母の言葉を覚えていない。  あの時、一体なんと言われたのだろうか。  ダメ。目を閉じないで。  ダメ。眠らないで。  ダメ。いかないで。  止まらない涙でぐしゃぐしゃになる私。  その後の事は覚えていない。 『モウスコシ、モウスコシ』  その時、再び頭に響くあの不快な音、しばらくぶりに聞くその声に

          Eighth memory 11 (Conis)

           辿り着いた場所、マザーのいる揺り籠。  その日はいつもと雰囲気が違っていました。奥に近づけば近づくほど、命が終わり結晶となってしまったみんなの姿がありました。  マザーの近くにいた皆は、これまですやすやと眠っているようなふわふわ気持ちよさそうなお顔をしていたはずでした。  でも、ここへ来るときに見たみんなはとても怯えたような怖がっているようなぶるぶるしたお顔をしていました。  きっと怖かったのでしょう。辛かったのでしょう……もしかしたら痛かったのかも知れません。

          133 幾つもの後ろ姿

          「……」 「アンヘル、どうしたの?」  木々に囲まれた暗い場所で立ち止まり耳を澄ませるようにして目を閉じる男。突然の行動に傍にいた少女が問う。 「ああ、どうも龍脈に乱れが生じている」 「このぞわぞわした感じのこと? りゅうみゃくって?」 「ほう、肌身に感じられるとはお前もなかなか見どころがあるようだ」  僅かに思案した後、答える。 「……そうだな、わかりやすく言うなら大地に根差す血流のようなものだ」「血? 大地にも血があるの?」 「ああ、かつて我が父に聞いた話だが、世

          Eighth memory 10 (Conis)

          「!?」  それは一瞬の出来事で視線に驚愕の色が浮かぶ。ヌルの狙いとは異なる想定外の光景に瞳孔が開く。  元々、上位ナンバーであったSC-06は他の上位ナンバーと比べると特質した部分がないというのがヌルの認識であった。  マザーの判断に間違いはない。そう心の底から思っている。が、以前から少しだけ疑問には思っていた。   何故、マザーがSC-06を上位ナンバリングしていたのか……。  ナンバリング自体に意味はない。マザーはいつもそう言っているが何かしらの意味はある、ヌ

          132 はがれたかさぶた

          「リーリエさん」 「ん? ディアナ君、どうしたのかな?」  ディアナは槍を構えて厳しい表情で周囲を警戒し始める。自らの槍の穂先にも似た彼女の研ぎ澄まされた集中力、このスイッチが入る時は彼女が本気の時である事をリーリエも知っている。 「以前、国内の様々な場所に西部学園からの報告にもあったあの怪物達が現れた時の空気です。気を付けてください」 「……ほぉん、これがかい? さっきからどうにも息苦しさがあるなぁって思ったけど? なるほど、こりゃ異常な事態が起こる訳だ」  九剣騎士

          再生

          声プラ放送局060

          0:00:00 オープニング 0:03:26 声プラ情報室 ゲストさん紹介&トーク 伊月登宇聖(いづき とうせい)さん 0:05:30 声プラ情報室 天蓋のジャスティスケール 関連 0:09:03 声プラ情報室 双校の剣、戦禍の盾、神託の命。関連 0:28:55 新コーナー「声でぃ、みんなを癒さねぇと」導入トーク 0:30:05 ASMRドラマ 本編 癒し処 おとなり 0:52:35 新コーナー「声でぃ、みんなを癒さねーと」締めトーク 0:55:50 エンディング 声プラ放送局60回目 MC 長澤知也  アシスタント ごとうあゆ ゲスト 伊月登宇聖さん 声プラリスナーの皆様 こえにちは~!! いよいよ11月突入の声プラ放送局!! 今年は番組の更新頻度が制作の都合上、月に一回ペースとなりますが更新された際はぜひぜひ皆様、聴いてくれたら嬉しいです。 番組最終は6周年放送 残り1回! これまでのご聴取ありがとうございました。 最後まで楽しんでもらえたら嬉しいです。 今年も声プラは盛りだくさん!! 最後まで一緒にコンテンツを盛り上げでぐだざいねッッ!! 番組トークで使用させていただいているBGM 新しいBGMに差し代わりました。 「お茶会の準備」のる様 「梢の春」   んぃん様 「ほんわかにちょっと優雅で」 zmino様 「優しい灯火(Tenderly glow)」蒲鉾さちこ様 「木漏れ日カフェ」 MATSU様 前半は声プラの情報満載 声プラ情報室のコーナー ・小説版 「天蓋のジャスティスケール」は コニス編08 まで更新中!!! https://note.com/koepura/n/n1a352091e862 本日夜 09更新予定 天蓋の音声ドラマ版の試聴版が聞いてみたい方はコチラから聞けます!! https://note.com/koepura/n/n6cb736a1fc33 小説版が絶好調の双校シリーズもぜひ読んでくださいね♪ ・「双校の剣、戦禍の盾、神託の命。」は 131 迫る地鳴り まで公開中! https://note.com/koepura/n/nf5c4346db554 各作品の音声ドラマで展開中のシリーズもどうぞよろしくお願いいたします! 双校 音声ドラマ イーストキャラクターシリーズ カレッツ編のリリースページ 【mimicle】 https://mimicle.com/album/DHyAS2ca ドラゴ編のリリースページ 【mimicle】 https://mimicle.com/album/tzfGFxWT グリム編のリリースページ 【mimicle】 https://mimicle.com/album/zVBanccc アイギス編のリリースページ 【mimicle】 https://mimicle.com/album/SmZL0bfi スカーレット編のリリースページ 【mimicle】 https://mimicle.com/album/VW9yb6Uj エル編のリリースページ 【mimicle】 https://mimicle.com/album/B8ZxbkdI ☆★☆フェレーロ編リリースページ★☆★ 【mimicle】 https://mimicle.com/album/nh2eRLyQ サリィ編リリースページ 【mimicle】 https://mimicle.com/album/NaVfUFFN 後半は新コーナー 「声でぃ、みんなを癒さねーと」のコーナー 新しいコーナーはバイノーラルマイクによるASMRを用いたコーナーです。 ~癒し処おとなり~ お店がいよいよ開店!!から物語は始まります。 店長と店員が、お客様(リスナー)を癒すために奮闘するお話です。 ※物語本編範囲のみ収録マイクを切り替えてあります。 今回はハロウィンに乗り遅れたお客様が片付け中のお店にご来店して? 【ゲストさん情報】 伊月さんXアカウント https://twitter.com/ToseiIzuki カタリベラビット Xアカウントhttps://twitter.com/katariberabbit 【スぺシャルサンクス】 アンドピクセル様 【公式関連】 声プラ小説作品も好評連載中!! ・天蓋のジャスティスケール小説版はこちらから → https://note.com/koepura/m/mb32fd8afead5 ・双校の剣、戦禍の盾、神託の命。小説版はこちらから → https://note.com/koepura/m/m2a3d1399f40c ・前回の音声ドラマのコーナー 「運命を越えディネート」 の物語がまとめて聞けるようになりました! 御聴取はコチラのリストから↓ https://note.com/koepura/m/m3e76d7222c09 【パーソナリティー活動関連】 ・長澤知也 さん関連 Youtubeチャンネル →https://www.youtube.com/channel/UCvUF... Skebボイスご依頼受付中 https://skeb.jp/@GALION_RAUD ・ごとうあゆ さん関連 Youtubeチャンネル →https://www.youtube.com/channel/UCoS0... 毎週金曜日の配信にお引っ越し! 【制作関連】 更に声プラ放送局にはコーナー間のジングルも導入されています! ぜひ軽快なジングルで番組の合間のひとときすら楽しんでもらえたらと思います。 ジングルの制作は2023年ももっぴーさうんど様となっております。 ジングルの声プラコールは毎回変わるのでそちらもどうぞお楽しみに 声プラと楽しい日々を一緒にワイワイしていきましょう!!! お便りコメントなどもぜひ書いてもらえると嬉しいです♪ また番組内でのお知らせの通り 声プラ放送局は声プラの6周年の放送回で終了となります。 最後まで楽しい番組をお届けいたしますのでどうぞお付き合いくださいませ。 制作:声ディネートプランニング

          Eighth memory 09 (Conis)

          「まずは……そうだな……お前たちはそもそもエルムとはなんだと教えられている?」 「侵食が進んだものたちが残した生きる力……そう、ナンバーヌルは先ほど言っていましたが」 「そうだ。だが、本当はエルムというのはいつ、どこで誰に生みだされたものかわからない……だが、侵食が進んだ人々の体内でエルムと同等の何かが形成されているのも……事実。だが、それが何故起きるのかも解明されていない」 「なんだ……けっきょくはお前も知らないんじゃねぇか」 「その通りだ。ナンバーOB-13。俺も

          声プラスタジオWS 2023 11月12月

          声プラスタジオの2023年11月12月のスタジオワークショップ 講座への参加者募集の記事となります。 今回は半年ぶりとなる声プラワークショップの開催となりますので、これまで興味があって待っていた皆様。ぜひご参加ください 今回の開催では3つの内容の講座を全8枠を設置させていただきました。 少人数で各講座枠の参加人数は最大4名ずつでの開催となります。 参加の際にお願いをするお約束事などを守りいただけませんと今後、ご参加いただけなくなることもありますので、何卒ご協力をお願い

          声プラスタジオWS 2023 11月12月

          131 迫る地鳴り

          「トドメだぜェ!!!」  小さく鋭い拳が腹部へと突き刺さり、シルバは膝を折り地に伏せる。口元を滴る唾液に土が混じる。 「ガハ…くそったれ、アイギス。てめ、バケモンか、よ」  辛うじて視線を上げると息も切らさずニヤリと笑みを浮かべて腕を組んだ彼女に見下ろされている。 「可愛いレディにバケモンとは失礼な奴だ。はぁ、及第点だが足りねぇな。会長のライバル派閥のトップだし、実際どんなもんかと思ったが……正直期待外れだぜ」  奥歯を噛んで悔しがるが身体がいく事を利かない。 「

          Eighth memory 08 (Conis)

           ワタシとオービーが揺り籠へ向かう道中、奇妙な光景を目にしました。  それは道行く道で大量に綺麗な緑色の結晶となって、放置されているみんなでした。  その数は、少し……いえ、異常な数でした。  オービーもそれに気が付いたらしく、揺り籠に近づくにつれて徐々に増えていくその数を見て、にがにがしたお顔をしていました。  そしてこの状況が無視できない事であると思ったオービーは足を一度止めて、座り込んでみんなを調べ始めました。 「オービー?」 「……」  オービーはワタシの言葉が

          130 無邪気の風来

           スタートとゴールにもなっている校舎棟から少し進んだ先にある平原。  そこではメルティナとカレッツ、そしてもう一人の人影が何かの準備を終えて待機していた。 「ふぅ、とりあえず準備が出来たけど、これで本当に大丈夫かな?」  不安そうな面持ちでカレッツは汗をひと拭きした。 「ええ、あとはカレッツさんのアピール次第です」 「うわぁ、プレッシャー」  拭ったそばから緊張により発汗するカレッツに微笑む。 「もしかすると皆さんが既に先頭になっているという事も考えられますし、大丈