Fourth memory 17
「それはそうよ……だって……正直、冗談の一つでも言わなきゃ、今にも暴れだしちゃいそうなくらいには動揺、してるわ」
「えっ? 本当?」
「なーんてね、うーそ」
真剣な顔をしたかと思うとぺろりと舌を出してはにかむヒナタにあたしはへなへなと脱力してテーブルに突っ伏した。
「もー! これ以上、茶化さないでよ」
「ごめんごめん」
「まったく……」
顔を上げるとヒナタが、楽しそうにおどけて笑っている。
こんなヒナタを見るの随分、久しぶりな気がする……。
「でも、今、ヤチヨが