Seventh memory Last
「……私を? 良いのですか? 選人の選定というのは大いなる意思が選ぶこと……私がいなくなればその声の導きを知ることすらーー」
「黙れ!!!! 天蓋に関するあらゆる権限は第零団団長であるこの僕にある。それはもちろん、シュバルツ貴様に関してもだ」
「……少し、頭を冷やした方がよろしいのではないですか? あなたは、今やこの自警団の団員をまとめる一団長、いえ、今やお父上の後を次ぐ総団長なのですから……」
シュバルツはにやけた笑みを浮かべて、殴りこむように彼の部屋へ乗り込んでき