プリントTシャツが出てくる映画のまとめ
こんばんは。
今回はプリントTシャツが出てくる映画について書きました。
それではスタート!
カジュアルが確立していなかった時代
60年代の映画を観ていると、フォーマル寄りの格好が多いです。
特に男性の登場人物は襟付きの服を着ていることが多い。
というかスーツスタイルが大半。
70年代前半でも、カジュアルアイテムの定番であるTシャツが珍しかったという証言もあります。
1970年に創立したファッションブランド・MILKの大川ひとみ(ディレクター)、中根弥生(プレス)によると、
オリジナルで作った最初の頃の商品のひとつは、Tシャツです。無地で、おへそが見えるくらいのピタピタのショート丈のTシャツ。当時はTシャツというもの自体、一般的じゃなかったんです。すごくヒットしました。(tulle Vol.3 /スペースシャワーネットワーク/2018年/P100より)
60年代、登場人物が無地のTシャツやボーダーTシャツを着ている場面を時折 見かけることはありますが、プリントTシャツはほとんど見かけません。
しかし、まれに登場人物がプリントTを着ている映画があるので今回ご紹介します。
「思い出の指輪」(1968)
グループサウンズのヴィレッジ・シンガーズ主演の青春映画。
アイドル映画と考えていいと思います。
松竹の作品は地味なものが多いのですが、本作はホントに華やかでカラフルでイチオシです!
Tシャツは↓この1枚しか出てきません。
下半分の画像は、8人それぞれが色々なアイテムを着ていますね。
Tシャツの話から脱線しますが、SNSで映えそうな2人も出演しています。
山本リンダは、↑の他のもう1パターンの衣装もフリル襟でロンドンガール風で可愛いコーディネートをしています。
衣装のクレジットは「東京衣装」と書かれているだけで詳しいことはわかりません(松竹は衣装に関する質問を断っています)。
グループサウンズに関しては以前の記事を。
その他、プリントTシャツが出てくる映画
まとめて3作品、ご紹介。
ジュディ・オング主演の青春映画「涙くんさよなら」(1966)
UP -NEXTで観られます。
協賛がVAN。
ザ・ドリフターズの初主演映画「なにはなくとも全員集合」(1967)
未DVD化作品。
劇中、酔っぱらった加藤茶がTシャツの片方の袖だけに腕を通しています。
「虹の中のレモン」(1968)
Amazonプライムで400円でレンタルできます。
↓以外にもヴィレッジシンガーズ全員が同じプリントTシャツを着ている場面があります。
(上の画像の下半分の)左の花柄シャツはボタンを留めるとハイネックになるタイプのドッグイヤーカラーです。
↓は襟を寝かせた状態。
花柄シャツの画像では、襟を立てたまま、ボタンを留めていませんが、
シャツのボタンを留めると↓のようにハイネックになります。
Tシャツと関係ないですが、60年代に大ヒットしたキャラクター・ケロヨンも最後に少しだけ出てきます。
また映画でプリントTシャツが見つかったら、報告します。
ではまた次の更新で。
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