2歳児から学ぶ、誹謗中傷する人に足りないもの
1.どうして誹謗中傷するの?
木村花さんのニュースを聞いてから、ずっと考えていました。
「どうして誹謗中傷するのだろう?」
「何がそうさせてしまうのか?」
「誹謗中傷する人に、足りないものって何なのか?」
今日、2歳児の保育の本を読みながら、いろいろ勉強している中で「これは!」と刺さるものがあった。
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人とぶつかり合いながら、お互いの想いや意図の違いに気づき
「じゃあ、どうする?」と問題解決を図っていく力。
違いを調整しながら互いに分かち合っていくコミュニケーション力
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これらを「自律」というそうです。
誹謗中傷をする人は、まさに「違いに気づき、問題解決をする力」や「違いを調整し分かち合う力」が足りないのでは?と気づきました。
2.自律とは
自分で自分を律する力・自分で自分をコントロールする力
自分の思いが通らなくても、そこでどうすれば良いか考え判断し、我慢する力
です。
この「自律」が芽生えるのは、なんと2歳後半~3歳と言われています。
自律の芽生えに必要なこと
それは「自己主張」です。2歳児お得意のやつです。
・お菓子が欲しくてスーパーでひっくり返って泣く。
・靴が履けず、玄関でこの世の終わりというほどに泣く。
激しい感情を出し続けてながら…子どもは、だんだん「この状況どうすればいいの!?」と思い始めます。
子どもだって、ずっと泣き続けるのはしんどい。なんとかしたいと思っているんですね。
このときに、以前書いた「受け止めて、切り返す」をするのです。
「お菓子が欲しかったんだね。」(受け止めて)
「でも、いまはお家にお菓子があるから、お家のお菓子がなくなったら買いにこようね。」(落ち着いてから、切り返す)
この繰り返しを経て、「自分の要求が通るものであるかどうか」知っていくことで・・・
「自分の思い通りにならなくても、そこでどうすれば良いか考え判断し、我慢する」=自律に繋がっていくのだと思います。
3.自律を育て続ける
では誹謗中傷する人は、子ども時代に力が育てられなかったのか?
子ども時代に原因があるのか?
そういうケースもあるかもしれませんが、そうでないケースもあると思います。
2歳後半~3歳頃には「自律が芽生える」のです。
この芽生えた自律は、育て続けていかなればならない。
「自律」を使う機会が少ないと、その力は失われていくのではないでしょうか。
子ども時代の友達とのケンカ。
大人になってからの仲間や同僚との意見交換。
人との関わりが疎遠になっていくと、自律を使う機会も減ってしまうのです。
コロナの影響で「オンライン」や「リモートワーク・スタディー」が広がっていますが、直接人と関わらないと育たない・学べないものもあるのですね。
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