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子育てを学ぶことの大切さ

わたしが長男のイヤイヤ期に出会った相良敦子さんの著書
『お母さんの「敏感期」モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる』
(Kindle  Unlimitedで今なら読めます)

モンテッソーリ教育ときくと、早期教育をイメージされる方もいらっしゃるかと思います。しかし、子どもの今の発達に合わせた関わり方こそが必要だと教えてくれるのが、この教育法です。


この本からわたしが学んだことは
・子どもを観察し、子どもの興味関心を親が知ることが始まりであること。
子どもの学び方を知ることで、親の関わりはだいぶ楽になること。
・大人の世界に子どもを合わせようとすると軋轢を生むこと。
・実際に家庭でどんな関わりを必要としているのか?


このようなことがわかると、自分の子どもを観察していて、こういう時はどんな関わり方をしようかな?と考える癖がつきます。

現代は、自分の子育てで初めてこどもと関わるという方も多いと思います。
そういった中での子育ては、とても不安と不甲斐なさを感じる苦しいものになりがちです。
だからこそ、子どもの見守り方・助け方を学ぶことは大切だと思います。


大人も子どもも同じだった

昨年わたしは自己分析を重ねた年でした。
本を読み、自己分析ツールを使用し、自分の今の感情を書き出す。俯瞰する。

物が溢れる現代では、何かを得たから幸せになれるといったそんな単純な世界ではありません。

自分の幸せを見つけて、幸せを感じる時間を過ごす。

誰かに見つけてもらうのではなく、自分で見つけることが大切になります。

そして、大人も子どもも好奇心が大切だという共通項を理解しました。



好きこそ物の上手なれ

わたしたちはイヤイヤ仕事をしても結果が伴わないばかりか、成長もできませんね。
それは子どもも同じで、自分の好きなことに対しては、「上手になりたい!」「もっと知りたい!」「なんで?どうして?」と試行錯誤しながら経験を重ねていきます。
「将来のためにやっておくと良いよ」その程度なら上達しないことは、多くの大人が経験していらっしゃいますよね?(わたしも英語学習を諦めました)


私たちは経験と比べる

学びのキーワードとして、経験の大切さを聞いたことがあるかと思います。
わたしたちは、知覚→認知→行動を自然とおこなっています。

タバコの匂いを嗅いで、匂いが嫌だと思って遠ざかろうとする人もいれば、タバコを吸いたくなって近寄ろうとする人がいるように、同じこと(ここではタバコの匂い)を知覚しても、行動はその人によって異なります。
匂いをかいで、それがタバコの匂いだと分かるということは、経験から判断しています。

犬を見かけると、可愛い、触りたいと思って近寄ろうとする人もいれば、遠ざかろうとする人もいます。
子どもの頃、犬にいきなり吠えられた経験をした場合、犬を苦手と感じる方は多いですね。

このように、わたしたちは過去の経験と照らし合わせて、目の前の現象を解釈・判断・決定する生き物です。


ここで注意していただきたいのは、子どもはわたしたち大人にに比べて、経験が少ないということです。
それは、目の前の現象を解釈・判断・決定するためのデータが少ないことを意味します。
そのため、子どもは様々な経験が必要となってくるのです。

家庭でできること

子どもがより良い選択ができるようになるためには、ただただ子どもの行動を見守るだけでは足りません。

モンテッソーリ教育では、大人がゆっくりやってみせる「提示」を大切にしています。

お茶をこぼした時に、どの布巾や雑巾を使って水を拭きとるのか?
知っていれば、子ども自身が、あるいはお友達がお茶をこぼした時に、慌てずに対応できるようになるのです。

以前voicy でOURHOME のEmiさんが、「自分が出張になっても洗濯だけはできるようにボトルを一つにしている」といった工夫をされているとお聞きしました。
こういった子どもがやりやすいように道具や環境を整えることも、モンテッソーリ教育では大切にしていることです。

まだまだ子育ての多くを担っているのは女性です。
自分のやりたいことを我慢して過ごしている方もいるでしょう。

けれども、子育てから得るものもきっとあるはずです。
一人で抱え込まず、子育ての仲間を見つけて、幸せな道を選択していきましょう。良かったら、わたしをそんな仲間の一人だと思って一緒に歩んでいきませんか?


子育てのことを中心に、日常生活で感じたこと学んだことを書き記していこうと思います。
よろしくお願いします。


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